犬にリボンを付けるメリットとは?
愛犬をトリミングに連れて行くと、トリマーさんが可愛いリボンを選んで、愛犬の頭に付けてくれることがあります。犬のお出かけグッズとしても人気の犬用リボンは、種類も豊富で、愛犬におしゃれをさせたい飼い主さんにおすすめのアイテムです。
季節感のあるデザインで、お正月やハロウィン、クリスマスなどのイベントを、愛犬と一緒に楽しみたい時にも重宝します。そんな犬用リボンを、愛犬に付けるメリットを見てみましょう。
愛犬をおしゃれでかわいく彩れる
犬用のリボンは、シリコンゴムが付いていて、毛を縛って括り付けるタイプの他、クリップで留めるタイプのものなど、様々な種類があります。簡単に取り外しできるクリップタイプは、お着替えをする撮影会の時に便利です。ゴムタイプのリボンは、クリップタイプのものと比べ取れにくいので、お散歩やお出かけの際に重宝します。
毎日のお散歩やお出かけの際に、リボンでおしゃれを楽しむのはもちろん、季節のイベントやパーティーで、飼い主さんのドレスに合わせてコーディネートできるのも、犬用リボンの魅力です。一緒におしゃれを楽しむことで、愛犬とのスキンシップの機会が増え、思い出作りにも役立つと言えるでしょう。
何より愛犬のおしゃれを考えるのは、飼い主さんの楽しみの一つ。「かわいい!」や「ステキ!」とときめいたり、ワクワクできるのが良いですね。
目の周りを衛生的に保ちやすい
オールド・イングリッシュ・シープドッグや、マルチーズ、シーズーなど、月に一度はトリミングを必要とする毛の長い犬種の場合、伸びてしまった毛が目に入り、目を擦って傷つけてしまったり、目ヤニが出て不衛生になる場合があります。
そんな時、目の周りの毛を犬用リボンでまとめることで、長い毛による、愛犬の目への負担を軽減することができ、眼病予防に役立ちます。犬用リボンは、愛犬を可愛くおしゃれにできる他、愛犬の長い毛をまとめ、目の周りを衛生的に保ちやすくするメリットがあるのです。
耳掃除をしやすくし、外耳炎予防に役立つ
長毛種の犬の場合、耳の入り口あたりの毛が伸びてくると、蒸れて匂いの原因になったり、外耳炎などの耳の病気に罹りやすくなります。犬の耳から悪臭が漂う場合、外耳炎などの病気になっている場合があるので、注意しましょう。
トリミングサロンや動物病院で、耳周りのお手入れを定期的に行っている場合、気にしすぎる必要はありませんが、犬用リボンで耳の入り口付近の毛をまとめてあげることで、耳周りや、耳の中の様子が観察しやすくなり、長毛による蒸れも予防できます。
犬用リボンでおしゃれを楽しみ、スキンシップをはかりながら、簡単な耳の健康チェックを行い、汚れていれば拭き取るなどをして、清潔を保つように心がけましょう。
エサで顔周りが汚れるのを防ぐ
愛犬がご飯を食べた後、口周りだけでなく、おでこや耳周辺の毛にもエサが付着し、汚れていることはありませんか?長毛種の犬の場合、おでこや耳周りの長い毛が、食事中にフードボウルやエサに直接触れて、汚れてしまうことがあるようです。
愛犬の食事の前に、犬用リボンで長い毛をまとめてあげることで、顔周りが汚れてしまうのを防ぎ、衛生的に保ちやすくなります。付着したエサで汚れたままにしておくと、痒みが出たり、皮膚病の原因となってしまうことがあります。食事の後、口周りや顔周りを拭いてあげる他、食事中にエサで汚れない工夫が大切です。
犬用リボンおすすめ12選!
おしゃれだけでなく、様々なメリットがある犬用リボン。デザインをはじめ、形や素材などの種類も豊富なので、どれを選んだら良いのか迷ってしまう飼い主さんも多いことでしょう。
ヘアアクセサリー用のリボンは、主流のゴムタイプやクリップタイプの他に、ピンタイプやバレッタ、コーム型のものもあり、用途に合わせて適したタイプを選ぶと良いでしょう。
また、犬用のリボンは、ヘアアクセサリー用のリボンだけでなく、首輪がとリボンが一体になったものや、リボン付きのチョーカー、リード付きハーネスのリボン型など、バリエーションも豊富です。レースや本革製などの、高級感のあるゴージャスなリボンも大変人気があります。そんな、進化する犬用リボンのおすすめ12選をご紹介します。
シャギーリボン ヘアゴム4点セット
起毛シャギー素材が高級感漂う、おしゃれな犬用リボンです。立体感があり、リボンの真ん中に設えたストーンがキラキラ光ります。2色組み各2個セットなので、両耳に付けられます。
リボンチョーカー20個入りアソート
短毛の犬種でも簡単にドレスアップできる、オシャレなチョーカーです。蝶ネクタイのようなデザインなので、パーティや記念撮影でも重宝します。カラーはおまかせのアソートで、コストパフォーマンスにも優れています。トリミングサロンのオーナーさんにもお勧めです。
ボーダーのバニーリボン(選べるゴムタイプとクリップタイプ)
大きめのリボンがかわいく、付けるとウサギの耳のような形状になるリボンです。ヘアゴムタイプとクリップタイプの2種類から選べるのも便利です。ボーダーが爽やかな印象です。
リボンとキャンディモチーフのヘアゴム
ニットで編まれた小ぶりなリボンと、フェルト生地で作られたキャンディ型リボンのセットです。リボンの真ん中にはお花がデザインされており、キャンディ型のリボンにはフリルがあしらわれています。素材感の違いと個性的なデザインがおしゃれです。
ゴージャスなオーガンジーリボン ヘアクリップ
透け感のあるレース素材がパーティにぴったりです。ヘアクリップタイプなので、簡単に着用できるのもポイント。真ん中にはパール状のビーズがあしらわれ、上品な印象です。
りぼんヘアピン8点セット ヘアクリップ
4種類の異なるテイストのリボンが、8個入ったリボンのセットです。着脱が簡単なクリップタイプなので、ちょっとしたパーティやお出かけに最適です。
もこもこファーリボン コーム型
王冠のチャームがアクセント。もこもこファー素材がおしゃれなコームタイプのリボンです。パチンとしっかり留まるコーム型で外れにくく、お散歩やお出かけの時にもおすすめです。
ハロウィンヘッドドレス ヘアリボン
黒に白ドット柄がかわいいリボンは、あえて長めにデザインされ、真ん中には黒猫やおばけ、星のモチーフなどが付いた、ボリューム感のあるリボンです。ハロウィンパーティで重宝する愉快なデザイン。クリップで留めることもできますが、リボンを結んで着用することもできます。クリスマスバージョンやお正月バージョンもチェックしたいアイテムです。
リード付きビッグリボン ハーネス
背中に大きなリボンがデザインされた、犬用ハーネスです。マジックテープで留める仕様になっており、簡単に着脱できます。肌触りの良いスウェード調の生地が柔らかく、リード付きなのもポイントです。
オーストレザーリボン ペンダントカラー
オーストリッチ風に加工した牛革製の首輪です。ゆらゆら揺れてかわいいリボンのモチーフが印象的で、リボンも牛革で作られています。高級感と存在感のある上質な首輪です。
ニット編み風リボン付き首輪
前方に大きめのリボンがついた蝶ネクタイ風の首輪です。リボンはニット網地のりぼんで、小さめのドット柄がポップな印象。リボンが取れてしまいにくいので、お散歩やお出かけにも重宝します。
食事補助アイテムリボン付きスヌード
リボンがかわいいスヌードです。食事中やお散歩中に着用することで、垂れ耳や長い毛が前に垂れて汚れるのを防いでくれます。おしゃれで機能性も抜群です。
犬用リボンの作り方3ステップ【簡単!】
犬用リボンは、種類も豊富で色々と集めたくなるものの、ひとつひとつの価格がちょっとお高め。欲しいと思っても、値段を見て購入を断念してしまう飼い主さんも多いことでしょう。そんな時は、犬用リボンをハンドメイドしてみるのもおすすめです。ダイソー等の100円ショップの材料で、簡単3ステップでできる、犬用リボンの作り方をご紹介します。
【必要な材料】
- お好きなリボン(幅25cm程度、長さ8cm)
- 両面テープ
- ヘアゴム
- お手持ちの裁縫セット
ステップ1:リボンを筒状にする
長さ8cmに切ったリボンは、裏面の片端に両面テープを貼り付けます。両面テープを貼った側を内側にして、くるっと丸め筒状にします。
ステップ2:蝶々をつくる
筒状にしたリボンの中央に針で糸を通し、糸を通した部分を中心にして、上下を親指と人差し指でつまみ、蝶々の形にしたら、その上から中心を糸でくるくると巻き、最後に糸を結びます。これで、リボンの形になります。
ステップ3:ヘアゴムを取り付ける
リボンの中心にヘアゴムを縫い付けて完成です。
犬用リボンの上手な付け方
愛犬にリボンをつける時、ついつい被毛を引っ張ってしまったり時間がかかったりと、上手に付けられずに悩んではいませんか?愛犬にリボン付けるのは、飼い主さんの日課だったり、楽しみのひとつだったりしますが、りぼんの付け方によっては、愛犬のストレスになってしまう場合があるので、注意が必要です。正しいリボンの付け方と、ちょっとしたコツを掴んで、愛犬と一緒におしゃれを楽しみましょう。
【必要な材料】
- お好きな犬用リボン(ゴムタイプ)
- セットペーパー(和紙でも可)
- ゴム
ステップ1:セットペーパーに毛をのせる
用意しておいたセットペーパーは、半分に折ります。リボンを付ける位置が決まったら、少量の毛をひと束つかみます。このとき、掴む毛の量が少なすぎると、リボンが取れやすくなり、愛犬の被毛を引っ張って痛めてしまうので、注意しましょう。
リボンを付ける位置は、垂れ耳の犬種の場合、目尻の延長線上の高さで、耳の中央または、やや前方が適していると言われています。また、立ち耳の犬種は耳の内側のやや前方に付けると良いでしょう。垂れ耳の犬種は、両耳にリボンを付けることが多いのですが、立ち耳の犬種の場合は左耳側だけに付けることが多いようです。
ステップ2:セットペーパーで毛を包む
半分に折ったセットペーパーに、ひと束つかんだ愛犬の毛をのせ、セットペーパーの端からくるくると包むようにして巻きます。それを三つ折りにしてゴムで留めます。
ステップ3:リボンを付ける
三つ折りにしてゴムで留めたセットペーパーの上から、お好みのリボンを括り付けて完成です。この時、他の毛を一緒に巻き込まないように注意しましょう。愛犬が嫌がる場合は無理につけようとはせず、愛犬のストレスにならないように気をつけたいもの。また、長時間リボンを付けっぱなしにするのも、愛犬の被毛を痛めてしまったり、ストレスになってしまうので要注意です。
▼「犬のコスプレの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
愛犬に似合うリボンを選びながら、あれこれ想像を膨らませたり、愛犬のために素敵なリボンを手作りするのは、幸せで楽しいひと時。おしゃれなだけではない、犬用リボンのメリットを生かしながら、愛犬と一緒におしゃれをいっぱい楽しんで欲しいと思います。
せっかく素敵なリボンを付けて着飾っても、ストレスで掻きむしったり、ハゲてしまったりと、愛犬が皮膚病を患ってしまったら本末転倒です。愛犬とスキンシップをはかりながら、一緒におしゃれを楽しむためには、愛犬のストレスにならないように注意して、日々の細やかな気配りを忘れないことが大切です。
似合うからといって、リボンを付けっぱなしにしていたり、アクセサリーや洋服で着飾っているのに、シャンプーやトリミングを小まめにされていないのを見かけると、とても心配になります。りぼんでおしゃれを楽しむ前に、日頃から清潔を保つように心がけることも大切です。