愛犬の食いつきが悪い理由とは?家庭でできる3つの対策

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愛犬の食いつきが悪くなる理由

皆さんの愛犬は、「今まで食べていたドッグフードの食いつきが急に悪くなった」ということはありませんか?中には病気や加齢が原因しているケースもありますが、シニア犬でない場合や病気でもない場合は首をかしげてしまう方も多いはずです。

しかしこの場合、犬にもドッグフードを食べない理由というものが必ず存在します。まずはなぜ愛犬が急にフードへの食いつきが悪くなってしまったのか、いくつか理由をご紹介します。

運動量と食事量が合っていない

まず1番多い理由が、この運動量と食事量のバランスがしっかりとれていないという例です。人間の場合もそうですが、しっかり動いている日と動かずダラダラしている日では、食欲のわき方に違いが出ますよね。

犬ももちろん例外ではありません。ドッグフードの袋には、それぞれ体形に合った食事量などが書かれていますが、それは適切な量、運動をした上での食事量だと考えてください。

そのため、食いつきが悪くなったなと感じたら、まずは散歩を適切な時間行っているか、またしっかり愛犬が動くような遊びを一緒に行ってあげているかを見直すべきでしょう。

飼い始めの頃と同じ量の散歩をしている、という方も多いかもしれません。しかし、人間と同じように、成犬になると運動量もその分増えるということを覚えておきましょう。そうなると必然的に散歩量も以前に比べて増やすのが適切ですね。

 

ストレスが溜まっている

そして次に考えられる理由に「ストレスが溜まっている」というものが挙げられます。これは上記で紹介した運動量と食事量のバランスにも繋がるものがありますが、様々な面で犬はストレスを感じている可能性があります。

基本的に犬は飼い主の生活リズムに合わせて行動します。例えば、散歩や食事、おやつ、お風呂など、当たり前ですが犬は自分で好きな時に行うことが出来ません。すべて飼い主さんの判断によってタイミングが決められます。

これだけでも人間に比べると少なからずストレスはかかっているのですが、それに加えて家の外などで工事が始まり、今まで聞いたことのないような大きな音が聞こえてくることによって、過度なストレスを溜め込んでしまう場合があるのです。

他にも飼い主さんが以前に比べて自分に構ってくれないと感じたり、家族の中が不仲となっていることを悟ってしまうことによって、犬にとっては大きなストレスとなる場合があります。

犬がストレスを感じている場合は、頻繁に体を掻いたり、舌を出して荒い息をしたりなど、様々な症状が現れます。このサインを見逃さず、ストレスを感じているようならば原因を排除していくよう努力しましょう。

夏場は食欲が落ちやすい時期

人間にも夏バテというものがありますが、犬も夏場は食欲が落ちやすいとされています。夏バテになると食欲が落ちるだけでなく、睡眠時間がいつもよりも増えたり、散歩中の歩くスピードが遅くなったりという症状が現れ始めます。

犬種によっても夏バテになりやすい犬、なりにくい犬などがいます。ダブルコートと言われる毛が二層構造になっている犬種はなりやすいとされており、代表的な犬種に

  • ウェルシュコーギー
  • ゴールデンレトリバー
  • ポメラニアン
  • シベリアンハスキー

などが挙げられます。
また、ダブルコート犬種だけでなく、

  • フレンチブルドッグ
  • シーズー
  • パグ

などの短頭種と言われる犬種も夏バテになりやすいので要注意です。

夏バテを防ぐためには、水分補給をしっかりさせる、散歩の時間を涼しい時間帯にずらすなど、様々な対策がありますので、暑くなってきましたらぜひ実践してください。

 

家庭でできる対策法はこちら!

上記で様々なドッグフードの食いつきが悪くなる理由をご紹介しましたが、もしも食いつきが悪くなってしまった場合、どのような対策法があるのかご紹介してまいります。

ご家庭で簡単にできる方法ばかりですので、今まさにその状態だというお家の方は、ぜひ今日にでも実践してみてくださいね!

散歩や遊ぶ量を増やす

最初の理由でもお話しした通り、犬のフードへの食いつきが悪くなる1番の理由は、運動量と食事量が合っていないというものです。そのため、まずはいつもの散歩コースを少し長めに設定してみたり、1日に行く回数を1回増やしてみてはいかがでしょう。

他にも家の中で軽くボールを使って遊んであげたり、長めの棒のようなおもちゃ等を使って、引っ張り合いっこをすると軽い運動になります。また、時間がある方は近くの公園に連れて行ってあげると、思う存分走り回ることが出来るため、丁度良い運動量となりますよ!

フードを少し温めてから出す

愛犬の食欲を増長させたいのであれば、フードを人肌くらいの温度に温めて食べさせてみるという方法もおススメです。人肌ですので、37度~40度程度の温度に温めます。

なぜ温めてから与えると食欲が増長するのかと言いますと、人肌に温めることによって、フードの匂いが増すからです。犬の嗅覚というのは人間よりも遥かに優れた性能を持っています。したがって、匂いを強くすることで「いつもより美味しそうな匂い」と犬が思い、食欲が戻る可能性が高くなるのです。

またフードを食べない原因の1つとして、飼い主が思っている以上におやつを与えすぎている可能性というものも挙げられます。「ちょっとあげすぎているかな」と感じているのであれば、しばらくは水とドッグフードだけにしてみるのも1つの対策法です。

 

動物性たんぱく質高めのフードを与える

温めても食欲が戻らないのであれば、フード自体を替えてしまうというのも良いでしょう。それもただ違うフードを選ぶのではなく、動物性たんぱく質高めのフードに限定して選ぶようにしましょう。

なぜ動物性たんぱく質が高いドッグフードが良いのかと言いますと、犬は本来肉食動物ですので、穀物が多い食べ物よりも動物性たんぱく質の方が消化しやすく、栄養も吸収しやすいのです。

犬にも個体差があるため、穀物系の普通のドッグフードが好きな子もいますが、やはり動物性たんぱく質が高いフードの方が、好んで食べる子が多いです。

もちろん、いきなり100%新しいフードにしてしまうと訝しんで食べない可能性がありますので、前のフードを少量混ぜて与えると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。実は飼い主さんが気づいていないだけで、食欲低下の理由はわんちゃんによっても様々です。今回ご紹介した対策法を試してみて、まったく食欲が戻らないのであれば病院で診てもらうようにしましょう。