劣悪な環境に放置され、希望を失ったかのような柴犬。しかし、温かい心を持つ人との出会いが、ワンコの表情に少しずつ変化をもたらしていったのでした。
話題となった投稿は、記事執筆時点で71万回以上再生され「涙が止まらない」「幸せなのが伝わってくる」と多くのコメントが寄せられました。
絶望の中での運命の出会い
Instagramアカウント『very_choco_vanilla_ten_taiga』に登場するのは、飼育放棄の末に劣悪な環境で暮らしていた柴犬の「コタロー」くん。この日、投稿主さんは強い悪臭が漂う小屋の奥でうずくまっているコタローくんと、初めて出会ったといいます。
初めて会った日のコタローくん
立ち上がることもせず、目だけを向けるその表情には、すべてを諦めたような寂しさが滲んでいました。心も体も傷ついたその姿は、今でも投稿主さんの記憶に鮮明に残っているそう。保護後の移動では、極度の緊張と恐怖から体を震わせ、不安でいっぱいな様子だったとか。
毛も不揃いでボサボサでした…
どこに連れて行かれるの…?
それでも、人を信じてくれた
そんなコタローくんが見せた最初の変化は、保護の翌日だったといいます。手を近づけると、自ら撫でてほしいと手を伸ばしてきたそう。恐怖の中でも、人を信じる心を失っていなかったのでしょう。そこからコタローくんの、小さくも確かな一歩が始まりました。
撫でてもらえてうれしいな
散歩も怖がってなかなか前に進めなかったコタローくんですが、外の世界に少しずつ慣れていったといいます。塀の陰から先をじっと見つめ、そっと一歩を踏み出す姿には、胸を締めつけられます。初めてのシャンプーは、緊張しながらもお利口に頑張ったそう。
ここから先、行っても大丈夫かな…
キレイになるためにがんばるぞ!
驚くほどの変化が…
そして、日を追うごとにコタローくんの表情が変わっていく様子が。甘えるように目を細め、満面の笑みを浮かべるその姿は『チベットスナギツネみたい』と言われるほど。思わず笑みがこぼれるような、魅力的な笑顔です♡
満面の笑み♡
ぼくは柴犬です。嬉しいと目が細くなります。
お散歩を楽しむ姿、尻尾を振って寄ってくる姿、ピョンピョンと跳ね喜ぶ姿…かつての寂しげな背中からは想像もできません。かつて怖かった室内も、今は玄関でくつろげるほどに。一度裏切られた“人間”という存在を、もう一度信じてくれたコタローくん。壊れた心に寄り添う優しさとの運命的な出会いが、尊い命に新たな光をもたらしてくれたのでした。
お散歩って、こんなに楽しかったんだ!
“幸せ”ってこういうことなのか…
投稿には「一つの命がまたキラキラと生きられますね」「この子がずっと幸せでありますように♡」「ないがしろにしていい命なんてひとつも無いよね」「たくさんの愛とキセキにありがとう」など多くのコメントが寄せられています。
Instagramアカウント『very_choco_vanilla_ten_taiga』では、多頭飼いならではの賑やかで幸せな日常が投稿されています。コタローくんの幸せそうな様子も。気になる方は、是非チェックしてみてください!
写真・動画提供:Instagramアカウント「very_choco_vanilla_ten_taiga」さま
執筆:りほ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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