診察室で獣医さんを噛んでしまい「診察拒否」されたワンコが見せた、“劇的な成長ぶり”が大きな反響を呼んでいます。ワンコと飼い主さん、そしてトレーナーさんが一丸となって取り組んだ姿に、多くの称賛の声が集まっています。
話題の投稿は記事執筆時点で450万回再生を突破。「なんて素晴らしい」「愛がある」など、多くのコメントが寄せられることとなりました。
診察を断られた柴犬さん
Instagramアカウント『dogremisis』に投稿されたのは、病院での診察を断られてしまった柴犬さんのトレーニングの様子。ドッグトレーナーである投稿主さんによると、他人に触られることへの強い拒否反応があったとのこと。
とある日、獣医さんを噛んでしまい、それ以降診察自体を拒否されてしまったといいます。それはこの子にとっても大きなリスクであり、健康を守るためには「診察に耐えられる」というスキルが不可欠。そんな思いから、投稿主さんによるトレーニングが始まったそうです。
触るなー!
触ってもいないのに…
初めのうちは、柴犬さんはリードを短く持っただけで大暴れ。吠えながら飛びつき、噛みつきそうな勢いで突進してくる様子は、診察どころではない緊迫感があったといいます。後ろ足で立ち上がるほど体をねじらせて抵抗する姿からは、「何をされるかわからない」という不安がにじみ出ているよう。
やめろーっ!!
それでも投稿主さんは終始笑顔。姿勢を崩さず、怒らず、逃げず、ただ静かに待つ。やがて柴犬さんも次第に落ち着きを取り戻し、胸元を撫でられることを受け入れるようになったのだとか。そんなとき、ふと目に入ったおやつに「!!」と反応し、自ら一歩を踏み出したそうです。
なんか…怖くないかも
あ…おやつだ♡
努力の先にあった奇跡
おやつをきっかけに、少しずつ心の距離が縮まっていった柴犬さん。頭や背中などを触られても暴れず、診察台を想定した高さの台でも落ち着いていられるように。投稿主さんは、聴診器を当てたり耳の中を確認するなど、診察に必要な動作にも丁寧に慣らしていったそうです。
あれ?触られても大丈夫なのかも
高いところでも平気だよ
心臓ドキドキしてるかな…
お耳チェックもできるようになったよ
さらに飼い主さんも登場し、保定の練習にも挑戦。声かけなどを学びながら、連携して実践を重ねていく様子が。そして後日、事前の練習を伝えたうえで診察に臨むと、初めて獣医さんに触られてもしっかり診察を受けられたのだとか。獣医さんも驚くほどの素晴らしい成長ぶりだったそうです。
パパと一緒ならもっと安心だ!
ちゃんと診察受けられたよ♡
投稿には「おやつに気づいた瞬間が可愛すぎる♡」「飼い主さんもトレーナーさんも柴犬もよく頑張った!」「愛がちゃんと伝わってるんですね」など多くのコメントが寄せられています。
Instagramアカウント『dogremisis』では、問題行動を抱えた犬たちが前向きに変化していく姿などが投稿されています。犬の心に寄り添ったトレーニングの数々は、多くの飼い主さんにとっても大きなヒントとなるはず。是非チェックしてみてください!
写真・動画提供:Instagramアカウント「dogremisis」さま
執筆:りほ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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