「いらないから、持っていって」と非情すぎる言葉をかけられた超大型犬は、見たこともないほど汚れていた……。悩みに悩んだ挙句、家族としてお迎えする決意をした結果、現在のわんこの姿に「涙が出ます」「大変身ですね!」「犬生逆転だね!」と応援の声が殺到しました。
「いらないから、持っていって」残酷で非情な飼い主
Instagramアカウント『グラ家』さまに投稿されて多くの人の涙を誘ったのは、現在の飼い主さんに保護された超大型犬グレートピレニーズの「ダンボ」くんの物語です。
飼い主さんとダンボくんの出会いは衝撃的なものでした。初めてダンボくんを目にした時、「今までで見た中で最も汚れたグレートピレニーズだった」と衝撃を受けた飼い主さん。
遠くからこちらを見つめていたダンボくん
近づくとじーっと見下ろしてきました
当時の飼い主さんに「何歳ですか」と聞くと「3歳か4歳」、「名前は?」という問いに対して「そんなもんない」と飼い主とは思えない返答が返ってきたのだそう。さらに言われたのは、「いらないから、持っていきな」という信じられない一言……。劣悪な環境といい、ダンボくんが愛されていないことは明白でした。
酷い扱いを受けているのに、この優しげな表情…
あまりにも可哀想に思ったご家族でしたが、家には先住犬たちがいることや超大型犬をさらに迎え入れることの大変さを考え、一度は「うちで買うのは無理だよね…」と話し合っていたのだそう。
しかし、別の用事に向かっている最中もダンボくんのことが頭から離れられず、半ば勢いもあり、「置いていくことはできない」とダンボくんの元へ戻ったのだそう。こうしてダンボくんは現在の飼い主さんの家族へと迎え入れられたのです。
初めて会ったときに一緒にいた先住犬・グラちゃん
「この子も一緒に帰ろうよ」
ご家族と一緒に新しいお家へ向かうことに!
お迎えする決意をして汚れた体を綺麗に
お迎えすることになったものの、とにかくダンボくんの体は汚れ切っており、このままでは帰るにも車に乗せることができない、という状態だったのだそう。
お迎えすることになったものの…
体が汚れすぎていたダンボくん
とにかく汚い箇所だけカットしていこう、ということになったものの、切っても切っても綺麗にならず、ノミやダニの死骸がたくさん出てくる状態だったダンボくん。
さらに衝撃的な事実が判明。どうやら体全体を毛玉が覆っていたらしく、いざ汚い部分を切っていくと、痩せ細った体が出てきたというのです。
体が痩せ細っていたダンボくん
ボサボサだった被毛はバリカンを通すことすら容易ではなく、なんと綺麗にするために深夜までかかったというから驚きです。それほどまでにひどい状態だったということでしょう。
大変な過程を経て、ようやく汚い部分をカットすることができたダンボくんは、夜中に新しいご家族の車に乗り、飼い主さんのお家へと無事に到着、迎え入れられたのでした。
現在の姿に涙する人が続出
幸せそうにお散歩するダンボくん
そして現在、ダンボくんはご家族の一員として幸せな毎日を送っています。家族と快適な家の中でのんびりゴロゴロしたり、先住犬たちと一緒に遊んだり、時には外でお友達と遊んだり、いろんな場所に連れていってもらったり……。
そんなダンボくんの物語を見た人からは「涙が出ます」「大変身ですね!」「犬生逆転だね!」といった声が寄せられ、投稿は304万回以上も再生されるほど話題になりました。
現在、家庭犬として最高に幸せな生活を送っているダンボくん!Instagramアカウント『グラ家』さまを見ると、優しげな表情がさらに穏やかになり、ご家族からたくさんの愛情を注がれていることがわかりますよ!
ダンボくん、ご家族の皆さま、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供: Instagramアカウント「グラ家(@guradayo)」さま
執筆:しおり
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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