Instagramに投稿されたのは、元繁殖犬の過酷な過去と保護されてから数年後の様子です。優しい飼い主さんに出会えたことで、元繁殖犬は見違えるほど幸せそうな姿に…!
動画は記事執筆時点で32万5000回再生を突破し、「涙が止まりません」「胸が熱くなりました」「救ってくださってありがとうございます」といった声が寄せられています。
元繁殖犬の過酷な過去
この世には「子犬生産工場(パピーミル)」といって、繁殖犬に劣悪な環境で子犬を産ませている悪徳ブリーダーが存在しています。
ヨークシャーテリアの「AJ」くんも繁殖犬として、700頭以上の犬がすし詰めにされた「子犬生産工場」で暮らしていたそうです。
そしてブリーダーが廃業した際には、引き取り屋と呼ばれる悪徳業者が犬たちを持ち出そうとしたそう。しかしAJくんは1.4kgの小さな体をぐちゃぐちゃになった新聞紙の中に隠して、なんとか難を逃れることができたといいます。
奇跡的に保護され、第二の犬生がスタート
その後、AJくんは薄暗く狭い檻の中で身を潜めて、誰かが迎えに来てくれるのを待っていたそうです。当時のAJくんは被毛が汚れてボサボサになった状態で、悲しそうな表情をしていたとか。幸せからほど遠いその姿を見るだけで、胸が締め付けられます。
助けを待っている間は辛かったことと思いますが、それでもAJくんが頑張って待っていてくれたおかげで、奇跡的に保護することができたそう。そして飼い主さんと出会い、AJくんの第二の犬生がスタートしました。
幸せになった姿に感動
保護されてから数年後。AJくんは4匹の保護犬仲間たちとともに、飼い主さんの愛と優しさに包まれた穏やかな日々を過ごしていました。
保護当時と違って被毛はサラサラで美しくなり、素敵なお洋服まで着せてもらって、見るからに幸せそうな姿になったというAJくん。表情も明るくなり、可愛い笑顔を見せてくれることもあるとか。
動画のラストは「もうこれからは怖いことはないよ。みんなでのんびり過ごそうね」という、飼い主さんからAJくんへの温かいメッセージで締めくくられています。AJくんの奇跡の物語と飼い主さんの愛は、多くの人に感動を与えてくれることとなりました。
この投稿には「どんな気持ちで毎日いたのかと思うと、気が狂いそうになります…。幸せになれて良かった」「きっとママさんと出会うために耐えていたんだね」「AJちゃんのような体験をする動物達がいなくなることを願ってます」といったコメントが寄せられています。
残念ながらAJくんは2024年に虹の橋を渡ってしまったそうですが、飼い主さんと出会えたおかげで、保護されてからの約10年間を幸せに過ごせたようです。AJくんが残してくれた素敵な思い出は、ぜひInstagramアカウント「tulip_lipp」でチェックしてくださいね。
写真・動画提供:Instagramアカウント「tulip_lipp」さま
執筆:森下咲
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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