今回ご紹介するのは、Instagramアカウント「maruco4649」に投稿された1本の動画です。動画は11万回以上も再生され、「泣けてしまいました」「愛でしかない」「ご縁が繋がったんですね」など、多くのコメントが寄せられ話題になっています。
保護犬のまるこちゃん
ご夫婦の元に『まるこ』ちゃんがやってきたのは、2020年12月13日のこと。まるこちゃんは、前の飼い主による医療放棄でフィラリア感染。フィラリア感染で心臓、肺共に末期。さらに最期には若年性認知症を発症していたそうです。健康状態はすこぶる良くなく、発作が出ることさえあったといいます。
そんなまるこちゃんを迎え入れたご夫婦は、なぜ病気の子の里親になったのか聞かれることが多かったそう。一般的には、「可哀相だから?」「病気の子を迎えて偉いね」などと声をかけられることが多かったとのことです。
まるこちゃんを迎えた理由
まるこちゃんは、他の犬と遭遇すると倒れてしまうなど、行動的な問題も抱えていたといいます。一緒に暮らすにあたって、たくさんの覚悟が必要なわんこだったのです。ご夫婦がそんなまるこちゃんを迎えた理由は、ただひとつだけでした。
他の犬が苦手でも、お散歩に行きたい…。病気でも「今」を楽しみたい…。捨てられたけど、人間に甘えたい…。毎日を全力で、そしてまっすぐに生きるまるこちゃんに、「惚れてしまった」のです。
なにも手に入れてないのに…
いつでもまっすぐに見つめてくるまるこちゃんに、愛を与え続けたご夫婦。第2の犬生を駆け抜けるように生きたまるこちゃんは、2023年11月25日に、ご夫婦に見守られながら虹の橋を渡りました。
犬との生活で思い描いた旅行や遠出に行くことは出来ませんでしたが、毎日のお散歩の中で、ご夫婦が感じたことがあるといいます。
「なにも手に入れていないのにこんなにも満ちている」
たくさんの病気を抱えていたまるこちゃんでしたが、ご夫婦が愛したのは、まるこちゃんの心や生き方そのものだったのでしょう。
この投稿には、「まるこちゃんの生き方にはいつも学びを与えてもらっています」「まるこちゃんの全力に私も惚れちまってたよ」「まるこちゃん全てをまるっと愛したんだよね」など、多くのコメントが寄せられています。
現在、保護犬の『こはる』ちゃんを新たに迎え入れたご夫婦。こはるちゃんの姿や、まるこちゃんとの思い出は、Instagramアカウント「maruco4649」で紹介されています。
写真・動画提供:Instagramアカウント「maruco4649」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
Instagramアカウント『maruco4649』はこちらから♪