今回ご紹介するのは、Instagramアカウント「facilitydogs_sok」に投稿された1本の動画です。『ファシリティドッグ』の活動を紹介した動画は28万回以上も再生され、「すごい仕事だ」「子供たちにとってヒーローだね」「目頭と胸が熱くなる」など、多くのコメントが寄せられ話題になっています。
お友だちの手術の応援
病院や施設で活動するために専門的なトレーニングを受け、子供たちの手術や処置のサポートをする『ファシリティドッグ』という使役犬がいます。話題となったのは、日本では4頭しかいない、こども病院で活動するファシリティドッグ『タイ』くんの仕事の様子をおさめた動画です。
今回タイくんにサポートを依頼したのは、この日手術をする予定の女の子。手術前日に初めてタイくんと会い、迷うことなく付き添いを希望したそうです。
手術室まで一緒にお散歩
手術当日、女の子は、手術室に呼ばれるまでタイくんと遊びながら過ごしたといいます。病院という無機質な空間の中で、温かな眼差しを向けてくれるタイくんの存在がどれだけ支えになったことでしょう。タイくんと一緒にタッチボタンで遊んだ女の子の顔には、手術前とは思えないほど笑顔があふれていました。
ついに手術の時間になり、手術室の前まで女の子を見送ったタイくん。本来、子供にとっては恐怖で涙があふれてもおかしくない状況です。しかし女の子はタイくんのリードを持ち、まるでお散歩のような気分で手術室まで歩いたのでした。
エールとともにお見送り
手術室の扉の前で子供を見送るまでがタイくんのお仕事。タイくんは最後に、ハンドラーの指示でグルリと回って見せたり、ペコっと頭を伏せてみせたりして女の子を喜ばせたといいます。最後は「えいえいおー!」と前脚を掲げ、エールを送ったのでした。
女の子の手術は無事終わり、翌日にまた一緒に遊んだそう!小さな身体で病と闘う子どもたちに、ただただ優しく寄り添うタイくん。その素晴らしい仕事は、多くの子供たちの支えになっていることでしょう。
この投稿には、「こんな応援されたら勇気いっぱいになるね」「どんなに心強いことでしょう」「大人にも来てもらいたいなぁ」など、多くのコメントが寄せられています。
動画を投稿した『シャイン·オン!キッズ』では、国内4か所のこども病院にファシリティドッグと看護師としての臨床経験のある専属ハンドラーを派遣し、医療チームの一員として常勤で活動しています。手術室への付き添いだけなく、投薬のお手伝いや添い寝などさまざまな形で子供たちに寄り添うファシリティドッグ。その様子をご覧になりたい方は、Instagramアカウント「facilitydogs_sok」を是非チェックしてみてくださいね!
写真・動画提供:Instagramアカウント「facilitydogs_sok」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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