Instagramで話題になっているのは、勇敢な輸血ドナー犬さんのお姿。その勇姿、飼い主さんの覚悟…動物病院でとらえられたその光景は記事執筆時点で18万回を超えて再生されており、大きな反響を呼ぶこととなりました。
勇敢な輸血ドナー犬の出動
Instagramアカウント『alu_bond』に投稿されたのは、輸血ドナー犬として活躍する1歳のスタンダードプードル「ボンド」くんのお姿。この日、ボンドくんは輸血ドナー犬として3回目の出動を迎えたといいます。
輸血ドナー犬とは、輸血が必要な動物たちのために献血に協力する犬たちのこと。人間医療と異なり、広域で血液を十分に確保することが難しい動物医療において、ドナー登録をクリアした輸血ドナー犬は、命を救うために非常に重要な役割を担っているのです。
依頼があった日、動物病院に向かうボンドくんの足取りはとても軽く、もちろん怖がったり嫌がったりする素振りは一切見せず、ただただ獣医師さんや看護師さん、お友だちやお友だちの飼い主さん、たくさんの人に会うことが楽しみでならない様子だったそう。
自身の役割を理解した行動に驚きの連続
慣れた様子で院内へと入り、自身に役割があることをしっかりと理解している様子のボンドくんは、『おれを呼びましたか?ボンドです!きました!』と言っているかのように、看護師さんのお姿を探すような場面も。
看護師さんに撫でてもらい、嬉しそうにしているときでさえ、その背中はあまりにも頼もしいものだったといいます。
『さぁ、いきましょう!』『かあちゃん、心配しないで』看護師さんに連れられて献血へと向かったというボンドくんですが、実は大きな体とは裏腹に、とってもとっても怖がりなのだそう。
しかし、このときだけは勇敢に足を進めてくれるのだといいます。お友だちの命を救うため、勇敢に献血へと向かうそのお姿は、多くの人々の胸を打つこととなりました。
『ぼくが助けますから』勇姿に感涙
獣医師から輸血ドナー登録についてのお話を受けた日から飼い主さんは長い期間悩み続け、2023年10月30日、初めて輸血ドナー犬としての出動を迎えたボンドくん。2月15日には緊急オペのための献血依頼で出動もされたのだそう。
もちろん3回目となったこの日の出動でも慣れなんてものはなく、送り出す際にはさまざまな気持ちがあふれてしまうものの、『お友だちの命を救っている』ことをしっかりと理解しているボンドくんの勇姿を見て、飼い主さんは全力のサポートを決意されたといいます。
輸血ドナー犬として活躍するときはあまりにも頼もしく勇ましいボンドくんですが、長男トイプードル「アル」くんや、ご家族と過ごすときはまだまだ子犬らしく無邪気でわんぱくな一面を見せてくれることも。
お友だちの命を救い続ける勇姿、そしてそんな姿とは異なる愛くるしいギャップは、日々多くの人々に勇気と笑顔を届け続けています。
この投稿には「愛犬が生前ドナー犬にお世話になりました。本当に感謝しています」「お友だちが元気になりますように…ボンドくん、本当にお疲れ様です」「スーパーマンのような存在ですね」「輸血ドナー犬の勇姿、多くの人に伝わってほしい」など多くのコメントが寄せられています。
写真・動画提供:Instagramアカウント「alu_bond」さま
執筆:ayano
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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