今回ご紹介するのは、YouTubeチャンネル『にゃんちゅうばぁCatTuber』に投稿された動画です。撮影されていたのは、怯えきった野犬の子犬が保護され心を開いていく様子。動画は747万回以上も再生され、「涙が止まりませんでした」「生きていてくれてありがとう」など多くのコメントが殺到しています。
怯える野犬の子犬を保護
動画に登場するのは、野犬の子犬「まめ太」くん。まめ太くんは保健所に保護され殺処分を待つ身だったそうですが、里親さんが見つかるまでの間、動物の保護活動をされているお家で暮らすことになったそうです。新しいお家へは車で向かいましたが、まめ太くんは震え続け恐怖のあまりケージの中で下痢をしてしまったんだそう。それほど怖かったのでしょう。
うんちで汚れたお尻を洗うため、お家に到着後まめ太くんはお風呂へ。野犬として暮らしていたまめ太くんは人間とはほとんど触れ合ったことがないはずですが、手を近づけても噛むことはなく、とっても大人しかったそうです。飼い主さんがまめ太くんの体にピッタリサイズのバケツを用意し、お湯をはって優しく洗う時も良い子だったんだとか。
小さい子供のようにバケツ風呂につかるまめ太くんの様子には、視聴者からも「可愛い♡」「本当に大人しい」などの声が上がっています。
初日はご飯を食べず、飼い主さんの手からチーズを少しだけ食べていたというまめ太くん。2日目になるとお腹が空いたのかご飯も食べ始めたそうですが、この時はまだ怖がって一粒ずつ食器から取り出し、ベッドの中で食べていたといいます。知らない場所、人間…まめ太くんはきっと何も信じられず、不安でいっぱいだったのでしょう。
少しずつ心を開いていく子犬
お家に引き取られてから4日目になると、ようやくまめ太くんは飼い主さんに近づいてくるようになったそうです。恐怖で満ちていた表情も少し明るくなっていたのだとか。まだ怖いのかケージからは出ようとしなかったそうですが、周りにも興味が出はじめてオモチャで遊びたそうな素振りも見せていたといいます。
6日目にはお庭に設置したサークルでの気分転換を経験したり、ケージから前足を出すようになっていたというまめ太くん…そんな彼が最も気になっていたのは、先住犬であるラブラドールのジオくん。ジオくんもまめ太くんを気にしていたそうで、ケージ越しにお互いを見ていたんだとか。
そしてお迎えから7日目、ジオくんが遊びに誘ったことをきっかけに、まめ太くんはケージの外へ出ることに成功したそうです。すんなり外に出られた自分に驚いたのか、まめ太くんはすぐにケージに戻ってしまったそうですが、飼い主さんは「大きな一歩」と感じたといいます。
一歩踏み出すことに成功したまめ太くんは、10日目になるとジオくんと大の仲良しに。数日前は怖がっていたお庭も、ジオくんと一緒だととても楽しそうにしていたんだとか。
2週間も経つと、まめ太くんはすっかりお家に慣れていたそうで、ジオくん用の大きなガムを奪って「これはボクのだ!」と怒るようにまでなっていたそうです。優しいジオくんはチビッ子にタジタジだったといいます。飼い主さんは怒るまめ太くんを見て「自分が出せるようになったんだね」と嬉しく感じたのだとか。お家で暮らす猫さん達とも、まめ太くんは触れ合うことができたそうです。
子犬の新たな旅立ちの日
飼い主さんに心を開き、ジオくんとも仲良くなっていたまめ太くんでしたが、お別れの時がやってきます。新しいお家が決まったのです。
お家にやってきた当初は震え、怯えていたというまめ太くんも、この頃にはすっかり元気に。飼い主さんは「もう大丈夫。新しいお家で幸せになるんだよ」とまめ太くんの旅立ちを応援したそうです。まめ太くんには、優しい里親さんの元で楽しいことがたくさん待っていることでしょう。
この投稿には、「見ていたら自然に泣けてきました。新しい里親さんの元で幸せな人生を送れますように」「こういった活動をしている人たちは本当に素晴らしいと思います」「だんだん心を開いていくのが凄く温かく感じる」「無理やり慣れさせようとせず、犬のペースに合わせてて優しさが伝わります」など、感動の声が多数寄せられています。
YouTubeチャンネル『にゃんちゅうばぁCatTuber』では、他のワンちゃん猫ちゃんの保護活動の様子や、まめ太くんとジオくんのその後の姿も見ることができます。ぜひチェックしてみてくださいね!
まめ太くん、ジオくん、飼い主さん、この度はご協力誠にありがとうございました!
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にゃんちゅうばぁCatTuber」さま
執筆:綿鍋 あや
編集:わんちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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