今回ご紹介するのは、YouTubeチャンネル『DOGサロンpalm』に投稿された1本の動画。そこに記録されていたのは、凄腕トリマーさんのカットによって噛み犬さんが大変身する様子です。動画には「本当に凄いとしかいいようがない」「本物のプロフェッショナル」とトリマーさんの技を称賛する声が殺到しています。
他店では麻酔を使いトリミングしていた噛み犬さんが来店
埼玉県春日市にある『DOGサロンpalm』は、麻酔や口輪を使わない「Palm式噛み犬トリミング」で話題のお店。他のサロンでは断られてしまうような噛み犬さんでも、トリマーさんの優れた技術によって綺麗に仕上げてもらえます。トリマーさんの腕を頼りに、他県から来店するお客さんも珍しくないんだとか。
今回の動画のお客さんは、ポメラニアンとトイプードルのミックス犬である「プリン」ちゃん。プリンちゃんはトリミングがとても苦手で、これまでは動物病院併設のサロンで麻酔をかけてトリミングしていたんだそう。それでも顔周りは噛んでしまうため口輪をつけて行っていましたが、綺麗には仕上がらずボサボサのまま…。悩んでいた飼い主さんがYouTubeで『DOGサロンpalm』を知り、遠方から足を運んでくれたそうです。
大暴れする噛み犬さんを口輪なしでトリミング
噛み犬さんをトリミングする時は口輪やエリザベスカラーを使用するのが一般的ですが、こちらのサロンでは口輪やエリカラは使わずトリマーさんが1人でカットを行うのだそう。もちろんプリンちゃんも口輪なしで、まずはシャンプーを行います。
プリンちゃんはカットだけでなく、シャンプーもドライヤーも大の苦手。乾かす時も噛もうとしますが、トリマーさんは肘をうまく使って横にしたプリンちゃんを抑えつつ、負担がかからないように、そしてご自身が噛まれないようにトリミングを進めます。
プリンちゃんが特に苦手だという顔周りも、トリマーさんがあごをしっかり保定しながらドライング。プリンちゃんは時々噛みつこうとしますが、顔周りもなんとかブラッシングさせてくれたそうです。
毛が乾いたら、足裏のバリカンや爪切りを行います。足先や爪切りは、大人しいワンコでも嫌がるデリケートな部分。プリンちゃんも時折「きゃ!きゃ!」と鳴きながら歯を剥きだして威嚇したそうですが、トリマーさんは冷静にバリカンや爪切りを遠ざけて対処します。
足先を綺麗にした後は、体の毛のカット。ここでもプリンちゃんはトリマーさんやバリカンに噛みつこうと暴れたそうですが、トリマーさんはリードや首輪で保定しつつバリカンのお尻の部分でプリンちゃんを撫で撫で。いきなり刈るのではなく、まずはバリカンの感触に慣らしたのです。無理やりカットするのではなく、できるだけ犬の気持ちに寄り添うトリマーさんの姿勢が伺えます。
最後は最も難易度が高い、顔のカット。ハサミを噛んでしまうと、プリンちゃんも大怪我をする恐れがあります。トリマーさんはプリンちゃんの表情や動きに注意を払いつつ、カットを行っていきました。突然プリンちゃんが噛もうとしヒヤッとする場面もありましたが、プロであるトリマーさんは瞬時にハサミを遠ざけて回避。プリンちゃんの伸びっぱなしだった顔の毛は、みるみるうちに短くなっていったそうです。
神技によって噛み犬さんが美しく大変身
トリミングが終了し、ボサボサだったプリンちゃんは見違えるほどさっぱり!とても可愛らしいお顔にカットできたそうです。お迎えにきた飼い主さんもとても喜んでくれたんだとか。プリンちゃんのように他のサロンでは断られてしまう噛み犬を飼っている方にとって、『DOGサロンpalm』さんは救世主のような存在なのかもしれませんね。
この投稿には、「こういう大変な子にまで丁寧に仕事してくださる方がいることに本当に感謝です」「カット後に眩しそうなの可愛い」「覚悟を持ってやられている姿勢に尊敬です」「感動ものです。ワンちゃんを傷つけることなく完璧な仕上げに拍手」「たくさんの飼い主さんとワンちゃんが救われますね」とトリマーさんの神業を絶賛するコメントが多数寄せられています。
YouTubeチャンネル『DOGサロンpalm』では、他にも他店では断られてしまうような噛み犬さん達をトリミングする動画がたくさん投稿されています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
プリンちゃん、トリマーさん、この度はご協力誠にありがとうございました!
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「DOGサロンpalm」さま
執筆:綿鍋 あや
編集:わんちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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