YouTubeチャンネル『にゃんちゃんず』に投稿されたのは、小型犬の保護から別れまでの様子です。心温まる物語は多くの人の胸を打ち、127万回再生されました。
コメント欄には、「涙が止まらなかった」「保護してくださった方の優しさに脱帽」「本当にみんなが幸せになった」などの声が続々と寄せられています。
道路で走る小型犬を発見
とある日、警察官が1匹の小型犬を保護します。恐怖で震える犬の目は、涙でびしょびしょになっていたそう。
実はこの数時間前、投稿主さんが夜の道路で走る小型犬を発見していました。車から降りて必死で追いかける投稿主さんですが、なかなか捕まえることができなかったといいます。
通り過ぎる車をかいくぐり、細い隙間に隠れてしまった犬。保護しようとした投稿主さんが噛まれてしまったことで、警察官に連絡したそうです。
ところが警察では、当然のことながらいつまでも犬を置いておくわけにはいきません。来週中には殺処分される可能性が高いこと、飼い主さんが見つからないことを理由に、投稿主さんの自宅に連れて帰ることにしたそう。
サークルの中で震える小型犬は、明らかにおびえていたといいます。投稿主さんが撫でようと手を出しても威嚇するほど、恐怖でいっぱいになっている様子。見るに見かねた投稿主さんは、3ヶ月飼い主さんが見つからなければ正式に引き取ることを決意したのでした。
1ヶ月がたち…飼い主さんが登場!
小型犬に「ちび」と仮の名前をつけ、警戒心もすっかり溶けてきた某日。なんと、飼い主さんが見つかったそう。どうやら飼い主さんのお子様がtiktokを見ていて、偶然愛犬を発見したといいます。
本当の名前は「ピース」だったことも判明。また、6歳であることも分かりました。
動物の保護では珍しいことではありませんが、YouTubeチャンネルを見て「ちび(ピース)」を欲しがるメッセージがいくつも来ていたそう。そのため、飼い主だと名乗り出た彼らに「ちび(ピース)」の写真を求め、本当に飼い主さんなのか確認したと言います。
幸い、名乗り出た飼い主さんから届いた写真は明らかに「ちび(ピース)」でした。いっときは捨てられたかと思われたピースですが、突然外に出て迷子になっていたそうです。
再会、そして別れのとき
保護していた間に、本当の家族のような絆を築いていた投稿主さん一家とピースですが、本当の飼い主さんの元に帰るのが一番であることは間違いありません。
警察署で飼い主さんと待ち合わせをした投稿主さん。お別れの日、寂しい気持ちを我慢しながら警察署に向かったといいます。
その寂しさと不安は前日眠れないほどだったそうですが、飼い主さん家族を見て不安は消し飛んだと言います。なんと、ピースちゃんと再会した一家のパパは、安堵のあまり泣き出したんだそう。それを見たご家族も、肩の力が抜けたように笑い出します。
もちろんピースちゃんも、1ヶ月ぶりにご家族の元に戻れて大喜び。
1ヶ月近く、ピースをお世話してきた投稿主さん。本当の家族のような情が湧いたころのお別れは、本当につらかったと思います。それでもみんなの幸せを思い、「元気でね」と声をかけて、ピースちゃんと別れた投稿主さんなのでした。
心温まる投稿には、「本当に命の恩人」「命を繋いでいてくれてありがとう」「みんなに幸あれ!」などのコメントが殺到。ピースを保護して飼い主さんへとつないだ投稿主さんに、称賛の声も続々寄せられました。
YouTubeチャンネル『にゃんちゃんず』では、保護中のピースちゃんとの触れ合いも見られます。また、ピースと幸せなお別れをした投稿主さんですが、自宅では猫を飼っているそう。猫ちゃんとの穏やかな暮らしもぜひチェックしてみてください。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にゃんちゃんず」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。