築100年の古民家での穏やかな田舎暮らしを投稿しているYouTubeチャンネル『鳥取のほんまさん』。知人からの連絡を受け、向かった先で出会ったのはあまりにも人懐っこい小さな子犬。地域の人々の連携、繋がれていく優しさのバトン、その光景は多くの人々に感動と笑顔を与えることとなりました。
畑に迷い込んだ小さな子犬を保護
YouTubeチャンネル『鳥取のほんまさん』に投稿された1本の動画。そこには人々の優しさによって守られたひとつの命、小さな子犬の物語が捉えられていました。
ほんまさんと、奥さまは友人の連絡を受けて現地へ急行。どうやら突然畑に小さな子犬が迷い込んできたのだそう。
『急に1匹で来て…道路があるから放っておく轢かれてしまうと思って…』と、困り顔で歩み寄ってくるご友人。その手には小さな子犬の姿がありました。
『雑種…かな?野犬ではないよね』『3ヵ月にはなっていなさそう、2ヵ月くらいかな』子犬を抱き上げ、そう話すほんまさんと奥さま。子犬らしいムチムチのフォルムでよちよち歩く姿に、思わずその場にいる全員が微笑んでしまいます。
このまま放っておくことなどできるわけがなく、ほんまさんご夫妻が一時保護をすることに。下に降ろしてもすぐに人の後を追いかけたり、お腹を出して甘えたり…そのあまりの人懐っこさに『お前、捨てられたんだな…』『人懐っこすぎる』と、呟くほんまさん。
発見当初、近所を聞いて回ったり警察に届け出が出ていないかを確認したものの飼い主を見つけることはできず、この子犬がどんな経緯を経て畑に現れたのかは明らかにすることができなかったのだそう。
いずれにしても、帰る場所がないなら探すしかない!ということで地域の方々に声を掛けてみると、なんとすぐに里親候補の方が見つかったのです。
里親候補の方が見つかった!唯一の条件は…
すぐさま里親候補の方と会うことに。唯一の条件は『先住犬との相性』でした。そこで早速、里親候補さん宅の先住犬「まろ」さんとご対面!子犬の運命を決めると言っても過言ではない緊張の一瞬…!人々が息を呑んで見守ります。
まろさんがニオイを確認しようと近づくと…まさに『されるがまま』状態になる子犬さん。先住犬さんはとても優しい性格の持ち主のようで、突然のことに驚きと警戒心からか吠えてしまうこともありましたが…互いにしっかりご挨拶することに成功!
まろさんと、子犬の様子を見た里親候補の方は『うん、これなら大丈夫そうだね』と、お迎えを決断。あまりにもスムーズに永遠のお家が決まった子犬さん。
ほんまさんと奥さまも、保護主のご友人も安堵の表情を浮かべます。
『梨ッチー』と名付けられた子犬 永遠の家族の元へ
ほんの少しの時間に距離を縮めたようで、子犬が小さな体を思いっきり伸ばしてちょっかいを掛ける場面も!遊びに誘うことにも成功し、これならばきっと素敵なコンビになれそうです。
後に里親さん宅で『梨ッチー』と名付けられることとなる子犬。先輩となるまろさんともとても良い関係を築くことができ、現在とても幸せに暮らしているのだそう。
そしてほんまさんの愛犬であり、多くのメディアに取り上げられた山陰柴犬の「房」さんのお姿が。どうやら子犬の一時保護に気付いていたようで、ちょっぴり嫉妬していたご様子。またいつか梨ッチーさんと仲良く遊べる日が来るのが楽しみですね!
この投稿には「先住さんと仲良くできそうでよかった」「優しい人たち」「本当によかった、良い人ばかりで感動しました」「世の中がこんな人ばかりなら良いのに」など、多くの称賛の声が寄せられています。
成長した梨ッチーさんのお姿や、山陰柴犬の「房」さんの物語はYouTubeの他の投稿からチェックすることができます!
鳥取のほんまさん、この度はご協力誠にありがとうございました!
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「鳥取のほんまさん」さま
執筆:ayano
編集:わんちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。