犬の中には母性本能が非常に強い個体がいますが、時として他種の育児をすることがあります。海外では小動物のみならず、トラやライオンを育てる姿も確認されているようです。
登録者数3万人を超えるYouTubeチャンネル『もんちゃんっていうよ。【シベリアンハスキー】』では、出産を控えた飼い主さんと愛犬「もんちゃん」の様子が記録されています。
産まれるまでの不安と緊張や、甲斐甲斐しく育児をサポートするもんちゃんの姿に、多くの人が魅了されました。
家族が増えるという大きなイベントを共に歩んだ、ある家族の物語を紹介します。
出産のためにママが病院へ運ばれた!
夜中の0時を過ぎたころ、もんちゃんの飼い主さんは出産のため急遽病院に向かいます。この瞬間についてパパは「かなりギリギリだった」と語っており、予断を許さない状況だったことがうかがえます。
しかしながら病院到着からまもなくして、元気な女の子が誕生しました。
ママは出産にあたり、思い入れのある黄色いリボンを胸に飾っていたようです。実はこのリボン、ご夫婦の結婚式でもんちゃんが付けたものだそう。
立ち合いできないもんちゃんの代わりにママを守った黄色いリボンは、無事産まれた赤ちゃんの胸へと引き継がれました。
夜が明けるころ、もんちゃんが待つ自宅にパパだけ帰ることに。暗がりの中でパパを迎えるもんちゃんですが、よく見ると扉の内側に無数の引っ掻き傷が付いています。
ママに何か起きたのではないかと必死に扉を引っ掻いたもんちゃんを想像すると、胸が痛みます。
パパから「お兄ちゃんになったよ」と報告を受けるもんちゃんは、何かを察知したような表情をしたそうです。
もんちゃんと赤ちゃんとの初対面
もんちゃんが赤ちゃんとの初対面を果たしたのは、飼い主さんのご実家でした。
初めて見る赤ちゃんに興味津々なもんちゃん。赤ちゃんを怖がらせないようそっと近寄る姿が、もんちゃんの優しい性格を物語っています。
夜中には、赤ちゃんの夜泣きに付き合うもんちゃんの姿も見られたそうです。「どうしたの?」「大丈夫?」と言わんばかりに、ママに付き添うようにして夜を明かしたそう。
ママにとっても、これほど心強いサポーターはいないかもしれませんね。
新しい生活が始まったもんちゃん一家
数日の帰省を経て、ご家族は久しぶりに自宅に帰ってきました。リビングの隣に設けられた赤ちゃんルームは、白とグレーのもんちゃんカラーで統一したそうです。
赤ちゃんが泣くたびに様子をうかがいに来るもんちゃんは、さしずめ2人目のママのよう。
徐々に新しい家族に慣れてくると、赤ちゃんのおもちゃを取ってしまうというハプニングも。もんちゃんのイタズラにも、「将来おもちゃの取り合いが勃発しそう」とご夫婦は笑います。
お互いがお互いを思いやるご家族の姿を映した投稿に、「尊すぎて4回観た」「赤ちゃんを見守る犬を見てると癒される」「良いお兄ちゃんになりそう」などの声が集まりました。
また『初めはリードを付けたまま、少しずつ距離を縮める』『犬の届かない高さにベビーベッドを置く』などの工夫を行った飼い主さんにも賞賛の声が集まっています。
悲しい事故を防ぐために万全を期すことは、犬を飼育する人間の責任と言えるでしょう。
もんちゃん一家のその後の様子は、他の動画からチェックできますよ。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「もんちゃんっていうよ。【シベリアンハスキー】」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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