誰もいない真っ暗な家に2週間放置…衰弱しきった犬を保護「涙出た」「救ってもらえてよかった」「他人事じゃない」

誰もいない真っ暗な家に2週間放置…衰弱しきった犬を保護「涙出た」「救ってもらえてよかった」「他人事じゃない」

誰もおらず、電気もつかない家に2週間も一人ぼっち。衰弱しきっても尚、生きることを諦めなかった一頭のわんこの物語。

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保護活動を行う『アニマルレスキュー Miki Japan』の北村杏樹さんは、電気もつかない家の中に2週間もの間放置されているというわんこを救うため、現場へと急行した様子を投稿されました。

誰しもが他人事ではなく、改めて愛犬との暮らし方や覚悟について問われるその光景に多くの声が寄せられています。

家の中に2週間放置…緊急保護された「茶々丸」くん

殺処分ゼロを目指し保護活動を行う『アニマルレスキュー Miki Japan』の北村杏樹さんは、飼い主が入院しているという病院から『2週間以上、犬がひとりぼっちで家の中にいる』という通報を受けて現場へ急行。

部屋の中に入ってみると、真っ暗な部屋の中で衰弱しきった「茶々丸」くんの姿を発見しました。飼い主の入院が緊急だったのか、はたまた予定より大幅に伸びてしまったのか…詳細な事情は分からないものの、この荒れ果てた部屋の中で2週間以上放置されていたのだそう。

部屋の中に突入

通報があった部屋に突入

水を飲ませる

真っ暗な部屋の中で茶々丸くんを発見

北村さんは、『一人暮らしの高齢者の方や、孤独を感じる方に動物たちがどれだけの癒やしを与えるのかは重々理解している』とした上で、『万が一のこともしっかり考えてほしい』と語ります。

もちろん最期までしっかり責任を持つべきは飼い主自身ですが、もしも自分が入院をしたら…家に帰れない日が続いたら…そんな時に頼れる人を見つけておくことも、愛犬の命を守るために必要な義務です。

嫌がる茶々丸くん

2週間以上放置されていたとのこと

クレートに入る茶々丸くん

すぐに必要な処置をするため保護

2週間以上、ろくに水や食事も取れず真っ暗な部屋の中で過ごしていた茶々丸くんは自力で立ち上がることさえままならない状態。

この後、動物病院を受診したところ胆嚢や膵臓、肝臓に悪性と可能性がある腫瘍が見つかったのだそう。とはいえ、あまりにも衰弱しているため抗生物質の投与さえ躊躇われる状況。まずは体力の回復を待たなければ、精密検査さえ行えない状態でした。

ただ、もしも検査結果が出たとしても麻酔が必要な手術を行うことはかなり難しい可能性が高いとのこと。そんな八方塞がりな状況ではありましたが、獣医さんは『でも…食べ物を食べるならば、彼は生きようとしているんじゃないだろうか』と、付け加えたと北村さんは語ります。

茶々丸くんのお顔

抵抗する様子はないものの…

立てない姿

立ち上がることもままならない茶々丸くん

その言葉の通り、座っていることさえやっとの状況でも、茶々丸くんはしっかりご飯を食べてくれていました。『まだ生きたい、生きよう』と懸命に抗っているかのようなその姿に、北村さんは出来得る限りのすべてで応えることを決意。

この期間に茶々丸くんがどれだけの恐怖に陥ったか…その辛さは計り知れません。後ろ足を引きずりながらも、何かから逃げるように隠れる姿には胸が締め付けられます。

ご飯を食べる茶々丸くん

ご飯を食べてくれる姿から感じる『生きたい』

歩こうとする茶々丸くん

それでも懸命に歩こうとする姿に涙

年齢が10歳ということ、そして現状体の中にたくさんの問題を抱えている可能性が高いこと…それらを考慮すれば、茶々丸くんに残された時間はそう多くないかもしれません。それでも、どうか残りの余生にひとつでも多くの幸せを感じてもらえるよう、北村さんは尽力されました。

動物病院を受診

健康状態の問題は山積み

この後、献身的なケアにより茶々丸くんは順調に回復。懸念されていた腫瘍も悪性ではなく、健康状態に問題は多いものの命に関わる危機的状況は脱したとのこと。

感情を表現することもできるようになり、食いしん坊な一面も。お散歩もあまり経験がなかったのか、ピンクだった肉球もずいぶん逞しくなったのだとか。

北村さんと出逢えたことによって、茶々丸くんは第2の犬生を歩み始めました。

ケージの中の茶々丸くん

茶々丸くん第2の犬生へ

この投稿には「想像するだけで涙が出ました」「みんな幸せに生涯を生きる権利がある事を忘れないでほしい」「あなたのような方がいらっしゃって本当によかったです」など、多くの声が寄せられることとなりました。

その後の茶々丸くんの様子は、YouTubeの他の投稿からもチェックできるようです!

茶々丸さん、北村さん、この度はご協力誠にありがとうございました!


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