約4年間、子犬工場と表現される悪質ブリーダーの元で繁殖犬として生きていたところを保護されたトイプードル「もも」ちゃんの物語。
飼い主さんが預かりボランティアを行うきっかけにもなった、保護犬ももちゃんとの出会いの日から約5ヵ月を追った1本の動画には、多くの声が寄せられています。
元繁殖犬「もも」ちゃんの変化に感動の声続々
パピーミル、子犬工場と呼ばれるような悪質ブリーダーの元で繁殖犬として生きていた「もも」ちゃんと飼い主さんの出会いは、約2年前。
自宅から3時間程車を走らせ、やっと会えたももちゃんは痩せ細っており、被毛もボロボロ、可愛らしいはずのお顔も涙やけでグシャグシャ…。ただただ、憔悴しきった様子でガタガタと震えていました。
『臆病で人が嫌い』
ももさんの瞳は、恐怖に侵されているよう。お迎え当日は、とにかくケージの中で震えるばかりでご飯を食べることもできず、2日目も懸命に身を隠し続け、ただただ『何をされるのか』と言わんばかりに怯えるももちゃん。今見返しても胸が痛くなると飼い主さんは語ります。
お迎え初日のトイプードルももちゃん
震えながら身を隠す日々
時には深夜までケージの中で鳴き続け、飼い主さんがケージ前で眠ったこともあるのだそう。飼い主さんが毎日ももちゃんを抱きしめ抱っこするようにしていると、1週間程経った頃には少しずつ近付いてきてくれるように…!
ももちゃんに変化が現れ始め、飼い主さんがお風呂に入っていると寂しさを感じるのか後を追いかけるようになったのです。
ここから、ももちゃんは少しずつではありますがそれでも確実に前へと進み始めました。
ケージの中で朝方まで鳴き続ける日も
そんなももちゃんに少しずつ変化が…
飼い主さんの後を追いかけるように
初めてのお散歩を経験する頃には、その表情は柔らかく自信も舞い戻り始めたよう。とっても上手に歩くことはもちろん、とにかくお外を楽しむことを知ってくれました。
人が苦手なのは変わらないものの、犬のお友達は大好きでドッグランも楽しめる程に。飼い主さんの側から離れなくなってしまうこともありますが、お外を楽しむ姿はももちゃんにとって初めての犬らしく無邪気な姿だったのかもしれません。
初めてのお散歩デビュー
ドッグランでは新しいお友達も
ガリガリだった体も、ボロボロだった被毛も…健康的な生活と飼い主さんのケアにより、トイプードルらしくふわふわに。お洋服や新しいカットスタイルに挑戦することもできました。
この頃に預かりボランティアを始めた飼い主さん。「そら」さんと絆を深め、共に日々成長を遂げました。
すっかりふわふわになった姿に感動
大切な仲間と共に成長
そして…ふわふわのソファを購入してもらうと、すっかり虜に。その姿はもうすっかり箱入り娘そのもの。
約4年もの間、ろくにお世話もされず劣悪な環境で生きていたと考えられているももちゃん。飼い主さんと出逢えた日からその時間を上書きしていくように日々愛情を注がれながら幸せに暮らしており、今では見違える程に自信満々で笑顔の似合う女の子へと変化されています。
箱入り娘らしい姿に
この投稿には「どんなに辛い思いをしたのか…どうか幸せに」「愛情注がれているの伝わって感動」「変わっていく表情が…涙とまらん」など、多くの称賛、応援コメントが寄せられました。
飼い主さんは4月2日、ももちゃんが虹の橋のふもとへと旅立ったことを報告されました。494日、飼い主さんと共に歩んできたその軌跡はYouTubeの他の投稿からもチェックすることができるようです。
ももさん、飼い主さん、この度はご協力誠にありがとうございました!
YouTubeチャンネル『Momo & LEON life』はこちらから♪