YouTubeに投稿された後、632万回再生、4500件を超えるコメントが寄せられている1本の動画。そこには『運命の出会い』と呼べる奇跡と、『命』について改めて考えさせられるありのままの感情が映し出されていました。
山に捨てられた小さな子犬と、バイク乗りの男性の物語をご覧ください。
林道で出会った小さな子犬『見捨てられない』
バイクで旅をしながら、さまざまな景色をYouTubeに投稿されていた石江 千成さん。この日は近くの公園で撮影をするつもりが、草刈りが始まってしまったことから別のポイントへと場所を移動。
涼しい場所を求め、林道を走っていると…視界の隅に小さな影が。
『おぉ、どうした?』そう呟きながらスピードを落とす千成さん。スローモーションで映像を確認するとそこには…林道で横たわる小さな子犬の姿がありました。
バイクに駆け寄ってくる子犬
路肩に佇む姿を発見
千成さんがバイクを停止させると、大急ぎで子犬が駆け寄ってきます。助けを待っていたのでしょうか…思わず子犬を抱き上げるものの、その小さなお腹の状態を見て言葉を失う千成さん。
小さな体はダニか皮膚病か…目を覆いたくなるような状態だったのだそう。小さなしっぽを小刻みに動かすものの、抵抗を見せない子犬を見て『慣れてるなぁ』と一言。
人馴れしているその様子から、この小さな子犬が『人に捨てられた』と推測することはあまりに自然なことでした。
すぐさま足元に駆け寄ってくる子犬
皮膚の状態がかなり悪いことが発覚
とはいえ、『命』をお迎えするということは多くの責任を負うということ。もちろんお金も、時間も…安易に可哀想だからと連れ帰ることはできないと千成さんは判断。
『無理だわ…』『ごめん』
苦しそうにそう呟き、その場を離れることを決心しバイクを走らせようと移動。この葛藤と決断は、千成さんの誠実さ故のものでした。
しかし、その後を懸命に追いかけてくる子犬。無邪気にただ千成さんだけを見つめて決して離れようとしないその姿に再び足を止めます。
『見捨てられない』
その場を離れようとするも追いかけてくる子犬
足元に座り込み、離れない姿に困惑
千成さんをじっと見つめるような素振りも
『行こうか、じゃあ、おっちゃんと』
そう言って子犬を抱き上げ、バッグに入れる千成さん。子犬は抵抗を見せないどころか、安心しきった表情を見せます。
自身がアパート暮らしであることから、一先ずは実家に向かうことに。
抱き上げられ身を任せる子犬
子犬をバッグに入れて連れ帰ることに
バイクに乗り込み実家へ向かう
この後、『ラブ』と名付けられた小さな男の子は、千成さんの親戚宅へと引き取られることになったのだそう。
この時、もしも千成さんが公園から移動していなかったら…、子犬が千成さんの後を追いかけなければ…まさに奇跡の連続によって繋がれた縁のバトン。
この投稿には「葛藤されるということは命の重みを知っているということ。誠実な方に出逢えてよかった」「人に捨てられたのに人を信じようとする子犬の姿に泣けた」「本当によかった、どうか幸せになって」など、4500件を超えるコメントが寄せられています。
もちろん、立派に成長された現在のラブさんの様子も千成さんのYouTubeに投稿されているようです。
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ラブさん、千成さん、このたびはご協力頂き誠に有難うございました!
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