犬が毛布やマットをホリホリする理由５つ

どうして毛布やマットをホリホリするの？

１．眠るための準備をしているところです

毛布やマットをホリホリするのは、どんなときでしょうか。お散歩や食事の後、毛布やマットの上で、くつろごうとしているときではありませんか？夜、眠るときではありませんか？くつろぐためや眠るためやの準備として、毛布やマットをホリホリし、寝床を整えようとしています。

整えるとは言っても、実際には、ホリホリしてしまったことで、毛布やマットがグチャグチャになってしまいます。飼い主さんから見ると、グチャグチャになった毛布やマットの上では寝づらいのでは？と思ってしまいますよね。だからといって、キレイに整えてあげたとしても、またホリホリしてしまうでしょう。犬にとって、少しグチャグチャになっていた方が、心地よいのかもしれません。

２．巣穴づくりをしているところです

私たち人間と暮らす前、犬が野生であった頃は、巣穴を掘って作り、その中で暮らしていたとされています。巣穴を作る理由は様々です。寝床を作るためでもあり、敵から身を隠すためでもあり、子育てをするためでもあります。

つまり、犬の本能や習性として、穴を掘るという行動をすることがあります。飼い主さんのソファーやベッドやクッションをホリホリしてしまっては、きっと叱られてしまいますし、そのことを理解しています。ですから、与えられた毛布やマットをホリホリし、巣穴づくりをしているのでしょう。

３．狩りをしようとしているところです

テリア種など、小さな巣穴に住む小動物をハンティングする、狩猟犬として暮らしてきた歴史のある犬がいます。小さな穴をさらに掘り進め、その先にいる小動物を捕まえるのです。狩りをすることがなくなってしまった今でも、まるで狩りをするときのように、毛布やマットをホリホリし、楽しんでいるのではないでしょうか。

４．ストレスや運動不足を発散しようとしているところです

あまりにもホリホリしてしまい、毛布やマットに穴があいてしまったり、ボロボロになってしまったりすることがあります。それほどまでホリホリしてしまうのでは、ストレスや運動不足を発散させようとしているからでしょう。

お留守番している時間が長く、あまり飼い主さんに構ってもらえないことがストレスになり、発散させているのかもしれません。お散歩に満足することができず、体力を使い切るために、必死にホリホリしているのかもしれません。心身的に何か見らされないことがあるのかもしれませんので、心当たりを探してみましょう。

５．遊んでいるところです

ホリホリすることに特に意味はないけれど、ホリホリすることが楽しくて、遊びとして行っていることもあるのではないでしょうか。私たち人間と暮らすようになってから随分と時間が経っており、寝床や巣穴を掘って作るという、野生の頃の本能は、すっかり忘れてしまっている犬もいるはずです。

お散歩にも満足し、食事にも満足し、嬉しくて、毛布やマットをホリホリして表現する犬もいるでしょう。外出していた飼い主さんが帰ってきて、遊んでほしくて、ホリホリが止まらなくなってしまう犬もいるでしょう。飼い主さんに構ってもらえないとき、ボールは投げてもらえないけれど、ホリホリして一人遊びをすることはできます。

そのように、遊びとして毛布やマットをホリホリすることがあるのではないでしょうか。

まとめ

犬が毛布やマットをホリホリする理由には、

• 眠るための準備をしている
• 巣穴づくりをしている
• 狩りをしようとしている
• ストレスや運動不足を発散しようとしている
• 遊んでいる

などが考えられるのではないでしょうか。実際のところ、犬自身にも「なぜホリホリしてしまうのかわからない…」なんてことがあるかもしれません。あなたの愛犬は、どんなときにホリホリしますか？どんなときにホリホリするのかによって、理由を考えてみると楽しいのではないでしょうか。