犬が柔らかいものをモミモミする理由4つ

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愛犬がなにやらゴソゴソと前足を動かしていると思ったら、柔らかいものをフミフミ、モミモミしている現場に居合わせたことはありませんか?なぜ犬は柔らかいものをモミモミするのでしょうか。

犬が柔らかいものをモミモミする理由

何だか静かだなと思っていたら、愛犬がひっそりと柔らかいブランケットをたぐり寄せ、モミモミしていた、ということはありませんか?いったい、なぜ柔らかいものを揉むのでしょうか。そこには様々な理由がありました。

1.母犬の温もりを求めている

子犬期の場合、母犬から引き離されたばかりであることもあり、不安や母犬を恋しく思う気持ちが強く出ることがあります。そんな母犬の温もりを求め、同じように柔らかい素材のものを甘えるようにモミモミすることがあるのです。

実際のお母さんではありませんが、少しでも近いものを傍に置き、それに触れていることでリラックスできる子犬はとても多いです。子犬期にはよく見られる行為の1つなので、少しずつ環境に慣れてもらうことで、自然とこの行動が収まることも多いです。

2.母犬のお乳を吸っていたときの名残

こちらも母犬が関わってきます。生まれたばかりの頃、赤ちゃん犬たちは当たり前のように母犬からおっぱいを吸い、母乳を飲んでいました。

母乳を出すときは、子犬たちが自らおっぱいを押したり揉んだりすることで、刺激を与え、母乳を出すことがほとんどです。そのため、そのときの名残が残っている可能性もあります。眠いときなど、ふとした瞬間に癖のようにモミモミしてしまうのです。

3.不安やストレスを解消している

柔らかいものにはリラックス効果があります。これは人間である私たちにも当てはまりますよね。そのため、柔らかいものをモミモミすることで、安心感を得ようとすることがあります。

安心感を得ようとしているということは、そのとき、何か不安やストレスを抱えている可能性があります。簡易的なストレス解消法なので、問題視するほどではありませんが、「どうしたの?」と声をかけ、スキンシップをとってあげると安心しますよ。

4.愛着が湧いているため

長年使ってきたブランケットや毛布、ぬいぐるみなどに対し、犬も愛着を持つことが多いです。子犬期から使っていたぬいぐるみは、いつも持ち歩いているという話も珍しくありません。

そのため、成犬になっても頻繁に持ち歩き、モミモミする様子が見られるときは、その物に愛着が湧いており、癖のように触っている可能性が高いです。

すべての犬が柔らかい物が好きというわけではない

今回は犬が柔らかいものをモミモミする理由を4つご紹介しました。たしかに、柔らかい物(毛布やクッション、ブランケット、ぬいぐるみなど)を好む犬は多いです。

しかし、対するように柔らかい物よりも硬い物の方が好みという犬もいます。例えば、ベッドであってもふかふかの柔らかいベッドが好きな犬もいれば、硬いフローリングの上で寝るのが好きな犬もいます。

「うちの子はあまりモミモミしていない」「ストレス解消できているかしら」などと心配する必要は全くありません。そのような犬は、他でしっかりストレス解消ができている、あるいはあまりストレスが溜まっていないと捉えることもできますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。犬が柔らかいものをモミモミする理由は、安心感を得るため、リラックスするためなど、落ち対来たいときに行うことが多いです。また、赤ちゃんの頃に母犬の温もりを感じたことも影響しています。モミモミしているところに遭遇したら、より安心できるよう、声をかけたり撫でてあげたりすると良いでしょう。

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執筆ライター
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