【保険金請求数ランキング2019】年齢ごとに注意したい傷病とは!?【獣医師監修】

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

ペット保険のアイペット損保が契約者さまからの保険金請求実績に基づき「保険金請求が多い傷病ランキング」を発表いたしました。わんちゃんの年齢によって、請求数のランキングも違うことがわかりましたので、皆さまが飼われているわんちゃんが、気をつけるべき傷病を見ていきましょう。

通院・入院・手術の総合保険金請求ランキング

1位は「皮膚炎」という結果になりました。
わんちゃんの皮膚に目で見てわかる異常があったり、身体を痒そうにしていたりなど、飼い主さまが気付きやすいことも1位になっている要因かもしれません。
2位も皮膚疾患の「外耳炎」となっており、わんちゃんの皮膚ケアは予防として重要なことのひとつであると言えそうです。

また、10位以内に「胃腸炎、下痢、嘔吐」と消火器系の疾患が複数入っていることも、傾向として見られました。

高額なイメージ?手術の保険金請求ランキング

手術での保険金請求数が最も多かったのは「腫瘍」という結果になりました。
「腫瘍」は症状や種類、治療法によって診療費が大きく異なる場合がありますので、
上記にある診療例はあくまで参考としてご覧ください。

そして、2位となった「歯周病」の治療ですが、わんちゃんは人間のように口を開けたまま待機をすることができないので、全身麻酔をして処置を行うことが多いです。
口内ケアをしっかり行うことで防げる可能性が上がりますので、普段から歯磨きを習慣にしておきましょう。

年齢別 保険金請求ランキング

0歳は「下痢」が1位という結果になりました。
子犬は消化器が成長途中のため、環境や食事の変化で影響を受けやすくなっていることが原因としてあるようです。また、骨も成長段階で細いことで、「骨折」がランクインしていると考えられます。

1~6歳と7歳以上では「皮膚炎」が第1位となりました。
全体でも1位となっている「皮膚炎」
特に7歳以上のシニア期の特徴として、「腫瘍」「心臓病」など6歳以下ではランキングに入っていない傷病が上位に入りました。

今回の調査では、わんちゃんの罹りやすい傷病がわかりました。その中でも、年齢によって発症しやすい傷病が異なることもわかりました。飼い主さまのケアや対策で予防可能なものや重症化を防ぐことができる傷病もありますので、わんちゃんの病気・ケガに対する知識をつけてしっかり守ってあげましょう!

また、わんちゃんが体調を悪そうにしているときは、様子見をせずにすぐに病院に連れて行ってあげることで重症化を防ぐことができる可能性があります。

何かあったときにすぐに連れて行ける病院を見つけておくこと、診療費の心配を少しでも減らすためにペット保険に加入しておくことも良いかも知れないですね。

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