犬のご飯は毎日決まった時間に与えたほうがいい
結論から言いますと、犬のご飯の時間は毎日決めておいたほうが良いと言えます。もちろん例外もあるでしょうし、犬によっては決めた時間に与えるよりも、状況に応じて与える方が良いこともあるでしょう。
しかし、基本的には犬にご飯を与えるときは決まった時間、決まった量を与えるほうが良いとされています。
犬のご飯を決まった時間に与えるメリット
体内リズムが正しくなる
犬に決まった時間にご飯を与えることへの大きなメリットは、体内リズムが整うという点です。朝起きてご飯を食べて散歩に出かけて遊んで〜という、毎日の規則正しい生活は健康にもつながります。ぜひ体内リズムを整えるためにも、毎日決まった時間にご飯を与えるようにしてみましょう。
散歩とトイレの調整がしやすい
散歩とトイレの調整をしやすくするというのは、飼い主にとっても大きなメリットなのではないでしょうか?毎日のご飯の時間を決めれば、散歩やトイレの時間も決まってくるので、予定も立てやすくなります。
また、犬にとっても散歩の時間が決まっているならば心の準備がしやすいはずです。ご飯の時間が決まっていないと犬も「いつご飯をもらえるのだろう?」「今日は散歩に連れて行ってもらえるのだろうか?」など不安になってしまうかもしれませんね。犬の心の平穏のためにも、ある程度決まった時間にお世話をこなすほうがいいかもしれません。
体への負担が軽減される
犬のご飯を決まった時間に与えるメリットは他にもあります。毎日決まった時間に餌を与えるということは、ご飯とご飯の間の時間も決まってくるということです。ご飯は犬にとって至福のひとときではありますが、あまりにもご飯とご飯の感覚が空いていないと消化しきれていないのに次のご飯を食べることで消化器官に大きな負担がかかってしまいます。
逆に餌の時間があまりにも空きすぎてしまうのも体調不良の原因となります。内臓に大きな負担をかけないためには、やはり決まった時間に決まった量の餌を毎日与えることが大切です。
しつけがやりやすくなる
犬をしつける上でご飯にまつわることはとても苦労をする事項にあたります。ご飯を与えたのに「まだ欲しい!」としつこくおねだりをしたり、お腹が空いたからと人間のご飯を盗み食いしたりと、食いしん坊な犬であればあるほど苦労をすることも多いはずです。
そんな犬にとって、決まった時間にご飯をもらえると知っていればお困り行動をしなくなる可能性が高くなります。食べることが大好きな犬だからこそ、毎日決まった時間に決まった量の餌を与え「待っていたら餌がもらえる」ということを教えてあげましょう。
犬のご飯の時間を変えたほうがいい理由は?
犬のご飯の時間は決めたほうがいいという話をしましたが、場合によってはご飯の時間を決めないほうがいいこともあります。その場合とは、シニア犬や体調不良を起こしている犬です。
シニア犬や体調不良を起こしている犬は、一度に大量の餌を食べることができません。そのため、ご飯の時間を決めるよりかは、食べた量によってご飯の時間を変えることが必要になります。ご飯を与える時間や回数、量については、獣医師と相談をしながら決めたほうがよいでしょう。犬の健康を守るために大切なのは、犬の体調に合わせて柔軟な対応をすることです。ぜひ、柔軟な対応を意識して対応をしてあげましょう。
まとめ
犬のご飯の時間は決めたほうがいいか、そうではないかというのは諸説ありますが、体の健康を考えると時間を決めたほうがいいという意見が多いようです。ただ、一度の大量の餌を食べると吐いてしまう子もいます。その場合は、時間や回数にとらわれずこまめに与えたほうがよいでしょう。ぜひ愛犬の体調や体質をみながら柔軟に対応をしてあげましょうね。