犬がミネラル不足になったときに現れる4つの症状とやりたい対策

犬がミネラル不足になったときに現れる4つの症状とやりたい対策【獣医師監修】

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ミネラル不足になってしまうと、人間だけでなく犬にも体に悪影響が及びます。主な症状として脱水症状が挙げられますが、他にも危険な症状に陥ってしまう恐れもあるのです。今回は犬がミネラル不足になったときの症状と予防対策をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

ミネラル不足?犬に起こる症状

伏せるトイプードル

ミネラルを自然補給することは非常に難しいため、私たち飼い主が知らないうちに愛犬がミネラル不足に陥っていることは珍しくありません。

そこでミネラル不足を予防できる方法を知る前に、まずはミネラル不足になってしまうと犬はどのような症状、または行動を起こしやすいのかを知っておきましょう。あなたの愛犬はこのような行動を起こしていませんか?

1.土を食べようとする

土を舐めようとしている犬

まずは散歩中など、道の土を舐めたり食べようとしていることはありませんか?多くの飼い主さんはこの姿を見ると「何してるんだろう?」と思う一方で「汚いから止めなさい」と制することでしょう。

しかし、この行動は何の意味もなく行っているわけではありません。犬は感覚的にミネラルが足りないと感じると、何かからミネラルを補給しようと行動します。

土にはミネラルが多く含まれていることを無意識の内に知っているため、土を舐めたり食べたりすることでミネラルを補おうとしているのです。つまり、ミネラルが愛犬に足りていないことを表しています。

2.おしっこの後に性器を舐める

愛犬がおしっこをした後に性器部分を舐めようとするということはありませんか?性器部分を舐めている場合、考えられる理由はおしっこの後に性器をきれいにする目的や病気になっている恐れなど様々ですが、ミネラルを摂取するために舐めることもあります。

これは犬のおしっこに塩分を始めとしたミネラルが含まれているからです。なかなか補うことのできないミネラルを最終手段のような感覚で、自分のおしっこから摂取しようと試みているのです。

おしっこをした後の性器には、やはり少量ですがおしっこが付着しています。そのため、そこを舐めることでおしっこ、つまり不足しているミネラルを摂取しようとしているのです。
ほとんどの場合はきれいにする目的であったり、違和感から舐めますが、気になる場合は尿検査や血液検査を受けましょう。

3.自分の出した糞を食べようとする

今まで食糞の癖がなかったのに、急に自分の糞を食べ始めてしまった…と悩む飼い主さんは少なくありません。ストレスから食糞をしてしまう子もいますが、ミネラル不足で食糞をしてしまう子もいます。これはおしっこの後に性器を舐めてしまう理由とほとんど同じです。

糞にも多少なりともミネラルが含まれているため、ミネラル不足を感じている犬は糞からミネラルを摂ろうと試みているのです。

4.食欲不振

ドッグフードを見つめる犬

そしてミネラル不足の主な症状として食欲不振が挙げられます。脱水症状なども影響する食欲不振ですが、今まではドッグフードを見せると嬉しそうに寄ってきた愛犬が、ドッグフードを見せても知らんぷりするようになったと感じる場合、食欲不振の可能性があります。

もしその後におやつを見せて寄ってきた場合は、ただ単におやつが食べたくて甘えているだけでしょう。この場合は甘やかさず、ドッグフードを食べてからおやつを与えるようにしてください。

それでも食べてくれない場合は、やはり食欲不振が考えられるため、ミネラル不足や他の病気の可能性などを考慮して病院へ連れて行きましょう。

犬をミネラル不足にしないための対策

犬と野菜

ミネラルを補うことは簡単なことではありません。特にドッグフードをほとんど食べずに犬のおやつをメインで与えているご家庭の場合、そのおやつにはミネラルが含まれていることが非常に少ないです。そのため、ミネラルを補給することは難しいと言えます。

では、どうすればミネラル不足を予防することができるのでしょうか。1つ目は犬用のミネラルサプリメントを与えるという方法です。サプリメントを与えることで、1日に必要な分のミネラルを簡単に補給することが可能です。

しかし、ミネラルは摂取しすぎても体に良くありません。サプリメントを与える場合には、必ず1日の摂取量を守って与えるようにしてください。

もしもサプリメントを使うことに抵抗があるようであれば、野菜などのミネラルが豊富な食材から補給させてあげましょう。ミネラルを補給するには、カルシウム、リン、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛といった成分をバランス良く摂取する必要があります。

例えば煮干しならばカルシウムが摂取できますし、豆腐はリンとマグネシウムを同時に摂取できる食材ですのでおすすめです。このように犬が食べられる食材で上記の成分が含まれている食材を探し、1日少しずつ与えるようにしましょう。

この時、なるべく火を通さずに生で与えるようにしてください。火を通してしまうとせっかくのミネラルが失われてしまうからです。もちろん必要であれば火を通すべきですが、生で与えても良い野菜などは水洗いしてそのまま与えてあげましょう。

まとめ

芝生に立つ柴犬

いかがでしたでしょうか。このように犬がミネラル不足に陥ると普段はしない行動をとるようになったり、食欲不振になってしまいます。ぜひ日常的にミネラル成分を摂取できるよう、ドッグフードをメインで食べない犬の場合は少量で良いので食材を与えるようにしてみてはいかがでしょう。

ドッグフードを体重に見合う量を食べている場合には内臓やホルモン系の異常が起こっている場合がありますので、動物病院で検査を受けることをお勧めします。

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