今一度考えてほしい『ペットと病気』についてのこと

【獣医師監修】今一度考えてほしい『ペットと病気』についてのこと

動物病院で働いていると、なんでそんなに放っておいたの?と疑問に感じることも多々あります。そこで今回は受診のタイミングや検査についてまとめてみました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

動物も人も根本的には同じ。

並んだいぬ4匹

動物病院で働いていると飼い主さんからよく聞く言葉の1つとして思い浮かぶのは

『犬(猫)だから大丈夫だと思ってました。』

という言葉です。 動物病院なので、様々な症状の子達が日々病院を訪れます。 今朝から具合が悪そうだと連れてくる飼い主さんもいれば、三日前から下痢が治らなくて…という方。 はたまた一ヶ月以上前から食欲がない。という方もいたりします。 動物というだけで体の中身は私たちと変わらないのに、どうしてそんなに様子を見てしまったのだろう?と思ってしまうことは少なくないです。

受診が必要かどうかの考え方

診察台で横になる犬

これは病院に行ったほうがいいの?と迷うこともあると思います。
そんなときはペットの症状を自分に置き換えて考えてみてください。
あなたは三日も下痢が続いたら薬を飲んだり病院に行ってみたりしませんか?
自分が食欲不振が続いたらさすがに病院に行きませんか?
一ヶ月も放っておきますか?
犬や猫も同じです。
犬だからしばらくしたら治るだろう、とは考えずにあくまでも人間と同じように考えてみてあげて欲しいと思います。
もしかしたらその症状の中には大きな病気が隠れているかもしれません。
早めの受診は早期発見、早期治療に繋がる可能性があります。

日々の安心のためにも

笑顔のシーズー

病気の際に早めに受診するのはもちろんですが、ペットがシニア期になったら一年に一度、健康診断をすることも大切なことです。
動物の方が私たち人間よりも何倍も早く歳をとっていきます。
たまに、『痛いことはしたくないから』という理由で血液検査をすすめられてもやらない飼い主さんもいます。
もちろんその気持ちも分かります。
ですが、果たしてそれは本当にペットのためになっているのでしょうか?
確かに採血は痛いかもしれません。
でも検査していれば分かった病気があったとしたら?
もしかしたらその病気で苦しい思いをしてるかもしれません。
目で見るだけでは分からないことはたくさんあります。
私たちはむやみやたらに検査を勧めることはしませんし、検査をせずにお薬を出すことも出来ません。
もしペットの健康を望むなら、目先の痛みだけではなく先のことも考えてみてほしいと思っています。
人も動物も、一生健康であることはとても難しいことです。
先にも言いましたが、早期発見、早期治療のためにも健康診断や血液検査の必要性についてたくさんの方に知ってもらいたいです。

まとめ

笑顔でおもちゃを咥えて走る犬

私たちは多くの動物を助けるために存在しています。
ちょっと調子が悪いかな?と感じたときは様子を見るよりまず行動に移してもらいたいです。
動物は痛くても苦しくても話すことが出来ない生き物です。
自分で病院に行くことも出来ません。
皆さんにとってペットは大切な家族の一員だと思います。
私たちのように動物病院で働いている人は皆健康と長生きを願っています。
なので遠慮せず、頼っていただきたいです。
そして、飼い主の皆さんは日頃からペットの様子をよく見ていて下さい。
ちょっとした変化に気づいてあげられるのは飼い主さんだけなのです。
ペットとの日常生活の中で少し気を付けて見ているだけで気づける異変は必ずあります。
そうすることで愛するペットの健康を守ることができると思います。
動物は私たちより寿命が短い生き物です。
少しでも長く一緒に居たいといつも思います。
大切な時間を長く過ごすためにも、飼い主さん自身で出来る事をたくさんしてあげて欲しいと願っています。

この記事で少しでも何かを感じていただけたら嬉しいです。

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