柴犬ブリーダーの選び方!失敗しないための6つのポイント

柴犬ブリーダーの選び方!失敗しないための6つのポイント

柴犬を飼いたいと思ったら、まず「柴犬ブリーダー」から貰いたいと思う方も多いでしょう。飼い主さんに忠実で知的な顔立ち、日本犬の中でも柴犬は非常に魅力的で人気のある犬種です。しかし、柴犬ブリーダー選びに失敗すると、柴犬本来の魅力とはかけ離れた犬が譲られてしまうことがあります。ここでは、そんな柴犬のブリーダー探しで気を付けたいポイントを紹介ていきたいと思います。

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柴犬ブリーダーの選び方

柴犬

柴犬ブリーダーが「柴犬」という犬種そのものを心から愛していることは、基本中の基本です。そのため、単純に「好き」というだけでは優良な柴犬ブリーダーとは言えません。

柴犬ブリーダーを選ぶ際は、直ぐに決めずに様々な点を見たうえで、「優良な柴犬ブリーダー」を見抜く事が重要になってきます。

「販売を行えるプロのブリーダーなんだから、どのブリーダーでも一緒なのでは?」と思う方のいるかもしれません。確かに、ブリーダーとして柴犬を販売するためには、動物愛護法の動物取扱業の規制に基づき、保健所に動物取扱業の届出を出す必要があります。しかし「ブリーダー」という職種については、特別な資格や学歴が必要になることはありません。

そのため、柴犬を繁殖させるブリーダーの中にはブリーダー本来の意義を理解せずに販売目的だけのブリーダーが多数存在しており、優良な柴犬ブリーダーは少数なのが現状です。

そこで、どうしても優良ブリーダーから子犬を迎えたいといった場合に役立つ、いくつかのチェックポイントを紹介します。柴犬のブリーダーを探している方は参考にしてみてください。

優良な柴犬ブリーダーを見分ける!6つのポイント

①柴犬の歴史を理解している

歴史

犬種にはそれぞれ「スタンダード」と呼ばれる、標準的な容姿の基準があります。柴犬は長い歴史をもつ犬種の1種で、過去には頭数の激減などによって、絶滅の危機に陥った事もありましたが、日本犬保存会をはじめとする犬籍団体や柴犬を愛する人々の努力があり、現在の姿を保っています。

まずは、柴犬の歴史をきちんと理解し、スタンダードとされる姿を後世に残していこうと活動努力しているブリーダーが、優良な柴犬ブリーダーとそうでないブリーダーの見分け方になるでしょう。

②犬種を守る事を目的として繁殖している

笑顔の柴犬

優良な柴犬ブリーダーは、飼育している柴犬をスタンダードに近づけるために、底知れない努力を重ねています。親犬の犬質を選定したり、交配のための環境を作りったり、展覧会で良い成績を収められるように成長環境を整えたりしています。これらの事は、素人の知識では決して出来ることではありません。

優良な柴犬ブリーダーは販売を目的としているのではなく、柴犬という存在を守ることを目的としているため、誰にでも簡単に譲るということもありません。

③安易に販売しない

お金

優良なブリーダーは、お金のために犬を買ってほしいとは考えていないため、極端な割引話などもしないでしょう。優良な柴犬ブリーダーは、ブリーダーも購入者も対等な立場で認めあえた場合にのみ、大切な柴犬を譲りたいと考えているものです。

④ 展覧会やドッグショーに出陳し、作出した柴犬で受賞歴がある

受賞

展覧会やドッグショーで受賞する犬は、単純に見た目がかわいい、走り姿がカッコイイ、ハンドラーの言うことをよく聞いている、といった内容で決定されるわけではありません。犬それぞれにある「スタンダード」という容姿の基準があり、それに基づき「いかにそのスタンダードに近いかどうか」という点が審査されます。

柴犬のスタンダードは、日本犬保存会により制定された、日本犬標準の小型の部に当てはまります。体高はもちろん、目の形や体高に占める胸深の割合など、非常に細かな部分まで決められています。

作出した柴犬で受賞歴があるということは、柴犬のことを知りつくした柴犬のプロフェッショナルであるということを客観的に認められた証です。受賞歴のあるブリーダーは、柴犬についての豊富な知識と高いブリーディング技術があると言えます。優良な柴犬ブリーダーを見極める判断基準の1つとして受賞歴の有無をチェックしてみましょう。

⑤ 柴犬に起こりやすい遺伝的疾患の知識がある 親犬の選定に厳しい

病気

柴犬は比較的病気に強い犬種として有名ですが、遺伝的疾患がないわけではありません。柴犬に起こりやすい遺伝的疾患のひとつに「ガングリオシドーシス」という病気が挙げられます。

ライソゾーム病の1種で、生後半年ごろから症状が現れはじめ、13~15か月齢頃に死亡してしまうという致死性の病気です。常染色体性の劣性遺伝により引き継がれるため、親犬の遺伝子検査を行うことで、ある程度発症の予測が立つ病気です。

柴犬の種の保存を目的としている、優良な柴犬ブリーダーの場合は、そういった先天的な病気が起こりそうな親犬と無理に交配させることはまずあり得ません。親犬の選定をどの程度厳しくチェックしているかどうかも、優良な柴犬ブリーダーを見極めるチェック基準になります。

⑥ 柴犬一頭一頭の犬質や個性を話すことができる

数頭の柴犬

優良な柴犬ブリーダーは、その子犬にどの程度の犬質が備わっているかを非常に厳しくチェックしています。交配や遺伝は非常に難しくデリケートなものなので、雄雌同じ親犬から誕生した子犬でもそれぞれに個性が出るものです。

優良な柴犬ブリーダーの場合は、そのわずかな個性の差を見逃すことはありません。犬舎の見学をした場合には、その子犬ならではのエピソードを聞いてみると良いでしょう。

どの柴犬にでも言えるような通り一遍の話しか出てこないようなブリーダーは、1頭ずつの犬質を見抜こうとはしていない、つまり展覧会やドッグショーでの受賞を念頭に置いていないということになります。子犬それぞれについてのマニアックな話が聞けるかどうかも優良なブリーダーを見分けるポイントになります。

柴犬ブリーダーのおすすめサイト

女性

悔いの無いよう優良な柴犬ブリーダーを探すためには、上であげたポイントをしっかりとチェックする必要がありますが、全てをきちんと網羅するのは大変な作業です。またポイント⑥については実際に犬舎に足を運ぶ必要がありますが、時間に限りがある以上限界があります。

そこでおすすめなのが「ブリーダーワン」という、沢山のブリーダーさんの最新情報がまとめられたサイトです。

ブリーダーワンは獣医師監修の下、一定の基準をクリアしたブリーダーさんのみを掲載していますので、安心してわんちゃんを探すことができます。また、紹介しているブリーダーさんごとに、実際にわんちゃんを譲り受けた飼い主さんからの口コミも掲載されていますので、すごく参考になるかと思います。

まずはブリーダーワンを活用して絞り込みを行い、時間の許す範囲で何名かのブリーダーさんを犬舎を巡るというのが得策かと思います。

悪質な柴犬ブリーダーの特徴

暗い柴犬

優良な柴犬ブリーダーがいる一方で、悪質ともいえる柴犬ブリーダーがいるのも現実です。悪質なブリーダーを排除するためには、飼い主になる立場の人が悪質なブリーダーを見抜き、そういったブリーダーから子犬を買わないようにすることが大切です。

優良な柴犬ブリーダーを探すと同時に、悪質な柴犬ブリーダーを見抜けるようになりましょう。営利のみを追求するような悪質ブリーダーには、どのような特徴があるのでしょうか?

ブームの犬種ばかりを複数種ブリーディングしている

柴犬と一緒に、複数の犬種を同時にブリーディングしている場合注意が必要です。特にその犬種がブームになっているものばかりの場合は、高確率で悪質なブリーダーであることが多いでしょう。

ブームになっている犬種は高値で取引きされやすい上に、取引きが成立するサイクルも早めです。

営利を目的とした悪質なブリーダーは、量産して早く売ってしまおうとするがゆえに、スタンダードに合わせるという考えもなければ、親犬の選定や遺伝子検査などを怠ることがあります。

結果的に遺伝子疾患を抱えて悲しい運命をたどる子犬が誕生することもあります。ブームの犬種ばかりを複数種ブリーディングしている場合は、要注意です。

また、優良な柴犬ブリーダーは、基本的に柴犬のみをブリーディングしていることが多い事も覚えておきましょう。

予約なしに犬舎の見学ができる

予約なしにいつでも犬舎の見学が自由にできるというと、一見犬舎に自信があるオープンな犬舎のように聞こえますが、実際は、飼育している柴犬の健康を深く考えていない可能性があると言い替えることもできます。

優良なブリーダーの場合は、飼育している柴犬を非常に大切に育てています。そのため、外部からの来客者はたとえ購入目的の人だとしても、いつでも来舎を歓迎しているわけではありません。来客者がウィルスや伝染病を持ち込む危険があるためです。

優良な柴犬ブリーダーの場合は、きちんと予約をし、来舎の際には他のブリーディング施設に寄らないことや、自身の犬を連れてこないなどの約束事項があることもあります。いつでも予約なしに犬舎の見学が出来る場合は、優良な柴犬ブリーダーではない可能性が高いでしょう。

犬舎の環境が劣悪

悪質なブリーダーの見極めとして非常に簡単にできることが、犬舎の環境チェックです。犬舎を見学する際は衛生面は必ずチェックしたいポイントです。

子犬は抵抗力が弱いため、不衛生な状態では病気になってしまう可能性が高くなります。そのため優良なブリーダーは、環境を整えることに力を注いでいるものです。犬舎の隅など人から見えにくい部分もきちんと衛生的に管理されているかチェックしましょう。

柴犬は運動量を必要とする犬種です。狭い犬舎で多数飼育されている場合は、要注意です。劣悪な環境で飼育されている場合は、動物取扱業の届出があるかどうかすら怪しいと言えるでしょう。

まとめ

田んぼと柴犬

優良な柴犬ブリーダーなのか、悪質な柴犬ブリーダーなのかを見極めることは、子犬を譲り受ける際に最も重要なポイントになります。価格だけで判断して柴犬の子犬を譲り受けるのではなく、多角的な視点でブリーダーをチェックすることが大切です。心から「柴犬の魅力を広めたい」という気持ちを胸に持ちブリーディングしているブリーダーを探しましょう。

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