あなたの愛犬には最適?高タンパク質のフードのリスク

あなたの愛犬には最適?高タンパク質のフードのリスク

高級フードの中には通常よりもタンパク質を多く含むものがありますね。けれどもそれが本当に愛犬に合っているのか、どんなリスクがあるのかを考えてみたいと思います。

はてな
Pocket
お気に入り登録

高タンパク質のドッグフードは体に良い?悪い?

ご飯を食べ終わった犬

ペット用品店の店頭やオンラインショップには何百という種類のドッグフードが並んでいて、どれを選べばいいのか目が回りそうになることがありますね。最近ではグレインフリーとして穀物を含まないフードや、動物性タンパク質の割合が高いハイプロテインフードなどが増えている印象です。

ペットフードのメーカーは「高タンパク質のフードは本来の犬の体に合っている!」とマーケティングをしていますが、本当に犬の体に良いのでしょうか?リスクはないのでしょうか?

犬は肉食動物だからたくさん肉を食べる方が体に良い?

フォークで肉を食べようとしているチワワ

高タンパク質のフードの謳い文句によく見られるのは「犬は本来肉食動物なので、動物性タンパク質の割合が高いハイプロテインフードは犬の体に優しい」というものです。しかし、犬は1万年以上も人間といっしょに暮らしており、人間の残飯を食事として生きて来た時間の長い動物です。その長い時間の中で、雑食寄りの肉食というべき食性になった動物です。

確かに三大栄養素のひとつであるタンパク質は植物性ではなく動物性であるべきですが、炭水化物や脂質の量を減らしてタンパク質だけを多くするとバランスが崩れてしまいます。

一般的なドッグフードに含まれるタンパク質の割合は20〜25%、パピー用で30%前後です。過剰なタンパク質は内臓に負担をかけたり、将来の健康障害を招く原因にもなります。

高タンパク質のフードが必要な犬とは?

病気の犬

一般的なフードよりも動物性タンパク質を多く含むハイプロテインフードが必要な犬もいます。

  • 牧羊犬、猟犬など長時間にわたって高い運動量で働く犬
  • 成長期の子犬
  • 深刻な病気からの回復期にある犬

これらの犬は一般的にエネルギー量の多いハイプロテインフードが最適です。ただし子犬の中でも大型犬の子犬はタンパク質が高すぎるフードでは急激に体重が増えすぎて、骨格や関節に負担がかかり正常な成長を妨げたり、将来の関節障害のリスクが高くなったりします。

大型犬の子犬には専用の犬種別パピーフードが必要です。病気からの回復期にある場合も、病気によってはタンパク質を控えなくてはいけないことがあるので一概にハイプロテインフードが最適というわけではありません。

高タンパク質フードのリスクとは?

高タンパクなフード

タンパク質の割合が高いハイプロテインフードを食べた犬が、運動などでエネルギーを使わず摂取したタンパク質を体内で利用しなかった場合は蓄えておくことはできないため、余分なタンパク質は肝臓で分解した後、腎臓から尿を介して体の外に排出します。
このような状態が慢性的に続くと肝臓と腎臓に負担がかかることになります。肝臓や腎臓に疾患がある場合は低タンパクのフードが指定されるのはこのためです。

手作りごはんでは特に注意

ご飯を待っている犬

市販のドッグフードならば、高タンパク質タイプでも他の栄養素とのバランスは考慮されていますが、手作りごはんで「犬は肉食だから肉をたっぷり!」としてしまった場合はもっと危険です。リンを多く含む肉類ばかりが増えると、カルシウムとリンのバランスが崩れカルシウム不足が起こります。これが続くと、骨の成長に悪影響が出たり腎臓へのダメージにつながることもあります。

まとめ

大量のフードを目の前にしている犬

高タンパク質フードのほとんどはプレミアムと呼ばれる高級なものです。このようなフードを愛犬に与える飼い主さんは、犬の健康を考えて吟味して与えている方が多いかと思います。

プレミアムフードのタンパク質は良質な動物性である場合が多く、質の部分においては理想的です。しかし量が通常よりも高い割合となると、犬によっては体に負担をかける結果になることも少なくありません。犬のライフスタイル、ライフステージ、サイズや犬種に合わせて、適切なフードを選ぶことは飼い主の重要な役目です。

メーカーのマーケティングが愛犬にとって適切かどうかを冷静に見極めて、健康をサポートしてあげたいですね。

《参考》
https://www.petmd.com/dog/centers/nutrition/evr_dg_dangers_of_high_protein_dog_foods

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 匿名

    高タンパク=身体に良い。
    プレミアムフードは高タンパク、カロリーは控えめで、消化が良く全ての犬に良いイメージを持っていました。

    フードを決めるにあたり原材料や成分については逐一チェックして、吟味しています。
    プレミアムフードとまではいきませんが、身体に優しいフードを食べさせているつもりです。

    うちの子は高齢で食むらがあるので食べない時もあり、心配する事もしばしばありますが、朝か晩のどちらかは食べることが多いので問題はないです。
    高齢になると消化機能が衰えてしまう。必要な栄養量も減ることを考えて、フードの質と量を考えて行きます。
はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。