ワンちゃんの爪の中には血管や神経があり、爪を伸びっぱなしにしていると中の神経まで一緒に伸びていってしまうので注意が必要です。
他にも爪が曲がって歩きにくくなったり、引っ掻いて皮膚を傷つけてしまったり、ときには肉球に食い込んでしまうこともあります。
その子の運動量等により異なりますが、月1回ペースが理想と言われています。
ワンちゃんがフローリングの床を歩いている時にタップダンスのようにカチカチ音がしなければ問題ありません。
爪切りグッズ
まず、おうちで爪を切るのに最低限必要なものは、爪切りと止血剤です。
人間とワンちゃんでは爪の形が違うため、必ずワンちゃん用の爪切りを購入してあげてください。
爪切り
爪切りには、ニッパー式とギロチン式があります。
ニッパー式は、爪を丸く囲むような形状の刃でハサミのように使って切ります。
一方ギロチン式は、下の刃で爪を固定した状態で柄の部分を握ると上の刃が下りて切れるようになっています。
一般的にニッパー式は深爪しやすいため初心者の方にはギロチン式が良いとよく言われていますが、うちの場合はニッパー式のほうが使いやすかったため一概にどちらが良いとは言えません。
愛犬の性格等いろいろ考慮したうえで、自分に合った方を購入することをオススメします。
止血剤
止血剤は、黄色いパウダー状になっていて爪の傷口に数秒間押さえつけると出血が止まるようになっています。
我が家では、Kwik Stop(クイックストップ)という商品を使用しています。
止血剤には使用期限があるためよく確認し、たとえ一度も使っていなくても使用期限の過ぎた物は買い替えた方がいいでしょう。吸湿しやすく、固まりやすいので開封後は小分けにして保存することをお勧めします。深爪して出血すると想像以上に血が出るため慌てて動揺してしまう方が多いのですが、それはワンちゃんにも伝わってしまい、ますます爪切りが怖くなってしまうことになるので、慌てず冷静に対処してください。
深爪して出血すると想像以上に血が出るため慌てて動揺してしまう方が多いのですが、それはワンちゃんにも伝わってしまい、ますます爪切りが怖くなってしまうことになるので、慌てず冷静に対処してください。
ヤスリ
あとは、ヤスリもあれば便利です。
爪切りをした後、もし可能であれば丸く削ってあげるといいと思います。
ただこちらは、人間用の爪切りについているヤスリでも代用できるので、無理に買わなくても大丈夫です。
爪切りのやり方
次に爪切りの方法ですが、ワンちゃんは白い爪と黒い爪の2種類に分かれます。
白い爪は、中の血管がうっすらと見えるため比較的切りやすいのですが、黒い爪の場合、血管が全く見えないので無理して一気に切ろうとせず少しずつ様子を見ながら切っていくといいと思います。
イヤがってかわいそうだから…とやらないで放っていると、痛い思いをしてもっとかわいそうになるのはワンちゃんです。
お家の方がしてあげたほうがストレスは少ないかもしれませんが、あまりに暴れん坊すぎたり、長期間爪切りをしておらず血管がだいぶ伸びてしまっている場合などには無理をせずプロの方にお願いすることをオススメします。
おうちで行う場合には緊張した状態で爪切りしようとするとワンちゃんにも伝わり不安にさせてしまうので、落ち着いて平常心を保った状態で行ってください。
そして、爪切りをがんばった後は、めいっぱい褒めてあげてください。
ご褒美におやつあげるのもいいと思います。