耳の毛抜きに注意!犬の耳毛の重要な機能!

【獣医師監修】耳の毛抜きに注意!犬の耳毛の重要な機能!

トリミングや動物病院の処置で、むやみに耳毛を抜いていませんか?しかし、犬の耳毛には実は大事が役割があるので、やたらと抜いてしまうと大変なことになるかもしれません。今一度、耳毛抜きについて考えていきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の耳毛を抜く時はに注意が必要

犬の耳

人間と違って、全身が毛に覆われているワンちゃん、耳の中にも毛が生えていることもしばしばですよね。

その耳の中の毛、みなさんはむやみやたらに抜いていませんか?

これまで、多くの動物病院やトリミングサロンでは、耳毛は「不要なもの」として、どんどん抜かれてきました。

しかしここ最近では、耳毛を抜かない方が良い、とする考えも出てきており、実際に飼い主様が希望されない限りは耳毛を抜かないサロンさんも増えてきました。

では、なぜ耳毛を抜かない方が良いのでしょう?

耳毛の役割

犬の体温調節

そこで考えていただきたいのは、「耳毛の役割」についてです。

体温を保つ

一般的に「毛」は、体温を保つ働きが有名ですが、もう一つ大切な働きがあります。

汚れやほこりの侵入を防ぐ

それは「外部環境からお肌を守る」という働きです。

たとえばちょっとしたほこりや花粉、ハウスダストなんかは、毛がしっかりとブロックして、皮膚には直接付着しないようになっています。

特にワンちゃんの皮膚は人間より薄いため、人間以上に毛のバリア機能としての役割は大切なんです。

では、耳の毛はどうでしょうか?

やはり同じように外からのほこりや汚れなどの侵入を防いでくれるのです。ですので、毛を抜いてしまうということは、それらの侵入を許してしまうことになります。そうなると、もちろん外耳炎のリスクが高くなってしまいます。

それどころか、毛を抜くという行為そのものが、耳の中の毛穴に炎症を引き起こしてしまい、それが外耳炎を悪化させてしまったり、治りを悪くしてしまう要因になるのでは、と考えられています。

耳毛は基本的に抜かないほうがいい

毛抜き

もはや美容の問題だけで単純に耳毛抜きをしても良い、とは言い切れなくなってきています。

ですので、少しでも自然な形を保ちたい、と考えていらっしゃるのであれば、むやみな耳毛抜きは控えた方が良いかもしれません。

しかし、耳の毛を抜かなければならないときもあります。それは、すでに外耳炎を起こしてしまっているワンちゃんのお耳です。

外耳炎を起こすとほぼ間違いなく細菌感染も起きていますので、その管理のために耳毛を抜く必要があるのです。

ただし、ただ抜くだけでは改善しないことがほとんどですので、必ず点耳薬などの治療も一緒に行うようにしましょう。

以上のように、特殊なケースを除いては、耳毛を抜くことによるデメリットをしっかりと確認しなければなりません。

もちろん、耳毛を抜くことが絶対にダメなことだとは言い切れませんが、今一度考えてみてもいいかもしれませんね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 匿名

    ポメラニアン×ヨークシャーテリアのミックス犬を飼っています。
    トリミングの際に、耳のお手入れを頼んだらその日から掻きむしり外耳炎になりました。
    赤く蕁麻疹の様になったり、耳の中から納豆の様な異臭が必ずでるので病院に行かれた方がいいです。
    塗り薬を処方される時に1週間塗り続けて欲しいと言われと思うので必ず継続した方がいいです。
    私の場合ですが4、5日目あたりから赤みが消え異臭徐々になくなりました。

    健診などに行った時に病院の先生に相談して耳のお手入れが必要か診てもらうのもアリなんじゃないかと思います。
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