初めからお留守番に対してあまり抵抗のないわんちゃんもいれば、大の苦手!というわんちゃんも居ます。そんな寂しがりやなわんちゃんにオススメのお留守番トレーニングをご紹介いたします。
最初が肝心!
いきなり長時間のお留守番は、取り残されたわんちゃんにとってもとっても辛いもの。
大好きな飼い主様が急にいなくなり、いつ帰ってくるの?そもそも、ちゃんと帰ってきてくれるの?私、僕、どうなっちゃうの?と不安で不安でたまらないはずです。
まずは、大好きな飼い主様はいつ何処へ出掛けて行っても「必ず自分の元へ帰ってきてくれる」ということを理解してもらうことが大切です。
具体的な練習方法
まずは短い時間で練習!
可愛い可愛い我が家のわんちゃんとあれば、一緒にいる時間はとにかくたくさん可愛がってかまってあげたいもの。そのお気持ち、よぉ?くわかります。
しかし、ここは一度我慢。あえて、少しかまわない、一人にする時間を作ります。わんちゃん用のサークルやお部屋があるなら、そこへハウスさせ少しの間一人にします。
ちなみに、このとき「ハウス」と声をかけながら部屋へ自分で入るよう誘導することでハウスのトレーニングにもなりますね!
かまってほしくて鳴いたり、アピールしてきたりしますがここは飼い主様もぐっとこらえてください。
ここで一人になれないわんちゃんは、将来のお留守番中、ずっと不安でたまらない時間を過ごし続けるとこになるのです。
5分・10分・20分・30分…と少しずつ時間を伸ばしていきます。
一度設定した時間をお利口さんにクリアできたときは、一度お部屋から出して思いっきり褒めてあげてください。
たとえ一人になっても、飼い主様が必ずまた一緒に遊んでくれることを少しずつ覚えてくれるはずです。ある程度の時間、一人で居られるようになったらいよいよ、お留守番の練習です!
近所へちょっとお買い物
コンビニへ行くもよし、スーパーへ行くもよし。とにかく、「初めての誰もいない空間」はなるべく短い時間で済ましてあげましょう。
帰宅したら、ハウストレーニングの時と同じようにお部屋から出してたくさん褒めてあげましょう。飼い主様が必ず帰ってきてくれる、ということを教えていきます。
☆☆ここでひとつポイント☆☆
帰宅した瞬間、喜びすぎて飛びついてきたりする場合はあえて少し無視をします。
まずは飼い主様自身の上着や荷物を落ち着かせてわんちゃんが少しクールダウンした頃に「よく出来たね」と褒めてあげてください。
▲あえて無視する事も必要です
最後に
ペット先進国のイギリスやドイツでは、「わんちゃんを8時間以上、一人で留守番させてはならない」という決まりがあり、毎日あまりにも長く家族全員が留守にしている家庭には調査が入り、ペットを飼うのに不適切な生活習慣、時間の習慣を持つ家族の元からはわんちゃんは引き離されてしまいます。
日本ではまだまだわんちゃんや猫ちゃんなどが「物」として扱われる場面が多いように感じますが、彼らは皆生きています。
けれど、私たちのように自分で家から出てお散歩へ行ったり、ご飯を用意して食べたり、汚れたトイレやお部屋を掃除したり、具合が悪くなった時に自分の口から症状を訴えたりするようなことは出来ません。
大好きな飼い主様、「あなた」がすべてです。
一緒に過ごせる時間を大切に、たくさん思い出を作り続けてくださいね!
▲我が家の愛犬たち