犬がごはんを食べない原因は?ドッグフードの好みや状態を知ろう!

犬がごはんを食べない原因は?ドッグフードの好みや状態を知ろう!

愛犬が突然ごはんを食べなくなった場合、飼い主さんは心配になりますよね。しかし、その与えたドッグフードをよく考えてみてください。もしかすると愛犬がごはんを食べなくなった理由は、ドッグフードその物にもあるのかもしれません。

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なぜごはんを食べなくなってしまったのか

ドッグフードではなくおやつを見る柴犬

突然、愛犬がごはんを食べなくなってしまった場合、飼い主さんの多くは「どこか具合が悪いのかな?」などと心配になってしまうことでしょう。

また、ドッグフードを食べなくなってしまったため、「何も食べていないと身体に悪い」と思い、ドッグフードよりも食いつきの良いおやつなどを与えてしまうという人もいると思います。

しかし、この行為が愛犬がドッグフードを食べなくなることに繋がっている可能性があるのです。なぜならば、「ドッグフードを食べなければおやつが貰える」と間違って覚えてしまっており、わがままな犬になってしまっているからです。

しかし、中には飼い主さんの行動が原因となって食べなくなっているのではなく、ドッグフード自体に原因がある可能性もあります。

犬がごはんの際に重要視するポイントとして、匂い、味、口当たりが挙げられます。そのため、このどれかがいつもよりも劣ってしまっていたり、好みでないと食べなくなってしまう可能性があるのです。

①フードが酸化している可能性

ドッグフード

いつも普通に食べているドッグフードなのに、ある日突然食べなくなってしまい、尚且つ元気はあるというのであれば、まずはドッグフードが酸化していないかどうかを確かめましょう。

多くのドッグフードの袋にはチャックがついているため、なるべく長く保存ができるようになっています。しかし、チャックをしっかり閉じていたとしても、あまり長く使用していると酸化してしまい、以前よりもフードの匂いが薄れてしまうことがあります。

実は多くのドライフードは、開封してから約1ヶ月以内に食べ切る必要があるとされています。もちろん、ドッグフードの種類にもよりますが、この期間内に食べなければ酸化が進んでしまうのです。

他にもドッグフードをお皿に入れて、そのまま何時間も食べなかった…という場合にも、外の空気に直接何時間もドッグフードが触れているので酸化してしまいます。

②好きなタイプの味ではない

ドッグフードと犬の後ろ姿

元々犬は他の動物を狩り、食べていたといわれているため、魚や野菜よりも肉の方が大好き、という子が多いです。中には魚系の味も好き、という子もいますが、多くは肉系の風味を効かせたドッグフードを好みます。

また、犬は肉に関しては敏感ですので、少しの変化でも違和感を感じてしまうことがあります。最初に高級な肉を使っているなど、高級な肉系の味がするドッグフードを与えてしまうと、その後安いドッグフードに変えてしまった際、食べなくなってしまう事が多いです。

なぜならば、先ほどお話ししたように、使われているお肉が高いか安いかという違いにも敏感だからです。つまり、高いお肉から与えてしまうとグルメになってしまい、安いお肉は受け付けなくなってしまうのです。

これほどまでに肉への好みが強いため、多くの犬が鶏や豚、牛といった肉が含まれているドッグフードを好みます。もしもそれ以外の風味が強いドッグフードを与えている場合には、肉の風味が強い物を与えてみると食いつきが変わるかもしれません。

③フードのタイプの好みが違う

嫌がるパグ

先ほど、匂い、味、口当たりが犬にとっては重要であるという話がありましたが、ドッグフードにも大きく分けて2つのタイプがあります。多くの人が使っているのはカリカリとした食感のドライタイプでしょう。

もう1つは柔らかくなって食べやすいウェットタイプです。意外にもドッグフード1本できているという人も多く、このウェットタイプを使ったことはあまりないという人も多いかもしれません。

この口当たりに関しては、犬によって個体差があるため、一概に「ドライフードが好き」「ウェットタイプの方が良い」とは言えません。

そのため、もしも愛犬の嗜好が気になったり、最近ドライフードへの食いつきが悪くなったというのであれば、一度ウェットタイプのドッグフードを与えてみると良いでしょう。もしかするとあなたの愛犬はウェットタイプが好きなのかもしれません。

ドッグフードに工夫をしてみよう!

ペットフード

ここまで匂いが薄くなってしまい酸化している可能性であったり、犬に多い味の好み、さらにはドライフードとウェットタイプの違いから起こる口当たりによる好みなどをお話しして参りました。

そこで最後に、食いつきが悪くなってしまった愛犬のため、家庭でも簡単にできるドッグフードの工夫をご紹介していきます。

軽くふやかしてみる

まずはドライフードを与えているお家の場合は、軽くふやかしてみる事をおすすめします。ドライフードをふやかすことで、ほんの少しですがウェットタイプに近付けることができます。

また、シニア世代に突入している子の場合には、ドライフードが食べにくくなっている可能性も考えられますので、ドライフードをふやかして与えることで食べやすくなり、食欲が戻ることも考えられます。

ドッグフードを温めてみる

ふやかす時にお湯を使ったり、ドッグフードをレンジで軽く温めるだけでも食いつきが戻ることがあります。

ドッグフードは温めることで本来持ってた匂いを再度強く出すことができるのです。最初にお話しした通り、酸化してしまうことで開封直後の良い匂いが薄くなってしまい、それによって犬の食欲低下を招いている可能性もあります。

人間も同様に、香りが立っている料理と立っていない料理では、美味しい香りが強く出ている料理の方が「食べたい!」と思いますよね。犬も例外ではありません。

この方法は簡単にできますので、ぜひ今日から実践してみてくださいね!

犬用トッピングを試してみる

そしてドッグフードにトッピングをすることで、食欲を増進させるというのも1つの手段です。一番多いトッピングとして、ドライフードとウェットフードを混ぜる方法が挙げられます。

この方法であれば、愛犬の食欲を元に戻すことはもちろん、どちらのタイプのドッグフードが好きなのかも知ることができますね!

最近ではドッグフードに少しプラスするための犬用トッピングフードも販売されていますので、そちらを加えてみるのも良いでしょう。

しかし、このトッピングをする際に気をつけなければいけない点は、あくまでトッピングは食欲を促すための補助的な存在であるということを強く意識しなければいけないという点です。

元々与えていたドッグフードに対して、トッピングを5:5やそれよりも多くなってしまう程の量を与えてしまっては、愛犬の偏食を進行させてしまう恐れがあるのです。

そのため、トッピングする際には、ほんの少しで良いのです。ドッグフード7~8に対して2~3程度のトッピングに止めるようにしましょう。

まとめ

ドッグフードを食べる犬

いかがでしたでしょうか。実はドッグフードが酸化してしまっていたり、肉に対する犬の敏感な味覚が影響しているなど、様々な原因がありました。最近食いつきが悪いというわんちゃんには、ぜひ最後にご紹介した工夫を試してみてくださいね!

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