マルチーズを飼ったら気を付けたい5つの病気

【獣医師監修】マルチーズを飼ったら気を付けたい5つの病気

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マルチーズを飼い始めたのならば、少しでも健康で長生きしてほしいと願うのは、飼い主として当然のことですよね。そして健康で長生きをしてもらうためには、犬種特有のかかりやすい病気について知っておくことが大切です。今回は、マルチーズを飼ったら気を付けたい5つの病気について紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

マルチーズがかかりやすい病気

うつ伏せのマルチーズ

1.流涙症(りゅうるいしょう)

流涙症とは、涙が普通より多く溢れ出てしまう病気のことです。常に目の周りが濡れているため、細菌が繁殖しやすく皮膚炎になることもあります。

流涙症の原因には2つあり、1つは毛が目に入ったり逆まつげ、異物などで目に刺激が与えられていることで起きます。2つ目は、鼻涙菅という涙が通る管が閉塞してしまっているためです。鼻涙菅が生まれつき細くなっている場合には、手術で改善することになりますが、鼻涙菅に老廃物が蓄積して閉鎖している場合には、サプリメントの使用やドッグフードで改善することもあります。

2.僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜん)

マルチーズがかかりやすい心臓の病気で、特に高齢犬にかかりやすい傾向があります。全身に血液を送るポンプの役目を果たしている心臓ですが、血液の逆流を防ぐ蓋の役割をしている僧帽弁の変形などによって、閉まらなくなることで血液がうまくおくりだせず、心臓が疲れてしまう病気を僧帽弁閉鎖不全症と言います。
元気がなくなった、散歩が短くなった、すぐ息切れするなどの初期症状から咳をする、食欲がなくなった、呼吸困難などの症状が現れます。夜間から明け方、つまり安静にしているときに咳をすることが多く、多く感じたら、一度病院で相談しましょう。いずれの症状も高齢による症状だと勘違いしがちですので、定期的な診察を受けるようにして早期発見に努めましょう。

治療法としては、投薬治療が最も一般的ですが、症状の進行を遅らせることが目的なため、生涯その薬を飲み続ける必要があります。
また、食生活の見直しや心臓に負担がかかるような運動を避けながら病気と上手に付き合っていくことになります。

3.外耳炎(がいじえん)

外耳炎とは、真菌や細菌、寄生虫などさまざまな原因で外耳道に炎症がおこる病気のことです。耳の通気性が悪い垂れ耳の犬がかかりやすい病気です。
しきりに耳を掻く、においのある耳垢が出る、頭を振るなどの症状が見られます。
菌の繁殖を抑えるため、耳の中の毛を取り除き清潔にすることや定期的にイヤークリーナーを使った耳のケアで、耳の中を清潔にすることで予防ができます。
治療法は、外耳炎となったそれぞれの原因に合わせて、点耳薬や塗り薬、飲み薬、場合によっては外科的処置によって治療を行う必要があります。

4.膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

膝の関節にあるお皿の骨が外れてしまう病気で「パテラ」とも呼ばれています。
軽度であれば症状はほとんどありませんが、重度になるにつれて違和感のある歩き方や触られるのを嫌がる、立ち上がる時などに鳴くなどの症状が見られます。
軽症であれば、必要によって痛み止めやサプリメントを服用しながら自然に治るのを待ちます。重症であれば手術によって治療が必要です。

5.水頭症(すいとうしょう)

脳の内部にある脳室という部分に脳脊髄液が溜まり、脳のなかの圧が高くなり、それによっていろんな症状が引き起こされる病気のことです。症状としては転びやすい、フラフラするなどの運動障害や目が見えなくなる視力障害、発作、頭を壁に押し付ける、物覚えが悪いなどの精神的な障害が現れます。先天性によることが多い病気ですが、分娩時に頭部が産道に引っかかったり、事故などでできた頭部の外傷がきっかけとなることもあり、いずれにしても予防することが難しい病気です。
脳圧を下げるための投薬治療や、脳脊髄液を腹腔に流すようにする手術によって治療します。

病気にならないからだ作りをサポートしましょう

元気に走るマルチーズ

マルチーズのかかりやすい病気には、先天的な病気もありますが予防することができる病気も多くあります。
予防するためにできることとして、

  • ストレスのない住環境を整える
  • 良質な食事を与える
  • 適度な運動
  • 体の手入れをする

などがあります。
マルチーズが病気になって苦しい思いをしなくてもいいように、普段の生活を見直して健康的な体づくりのサポートをしてあげましょう。

まとめ

自分の鼻を舐めるマルチーズ

マルチーズの病気も人間と同様「早期発見・早期治療」が大切です。
愛犬の体の異常をいち早く見つけてあげられるのは飼い主しかいません。
そのためには、普段の健康状態をよく把握して、日頃からスキンシップを取りながら健康状態のチェックをして、少しの異常も見逃さないようにしましょう。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 セナ

    マルチーズっておとなしくて人懐こくって小さくて、とても飼いやすい犬種というイメージがありましたが、体のケアなどは色々と気にしてあげないといけないんですね。どんな犬種も簡単に飼えるわけないですもんね。
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