少女と糖尿病アラート犬の絆が生んだ奇跡(まとめ)

少女と糖尿病アラート犬の絆が生んだ奇跡(まとめ)

皆さんは、『糖尿病アラート犬』をご存知でしょうか?これは、アメリカに住む『サディちゃん』という、ダウン症と1型糖尿病を患っている4歳の少女が、ある1匹の糖尿病アラート犬によって命を救われた、小さな奇跡のお話です。

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ダウン症と1型糖尿病を患っている少女と彼女を見守る介助犬

アメリカ在住の4歳の女の子サディちゃんは、幼いながらダウン症と1型糖尿病を患い、その小さな体で闘病生活を頑張っています。
まず糖尿病の闘病生活で特に気を付けないといけないのが『血糖値』。
もし血糖値が高くなった時、そのまま放っておくと命を落とす危険性があるのです。

サディちゃんは、闘病生活のパートナーとして、血糖値の高さを感知できる介助犬『糖尿病アラート犬』のヒーロー君と共に生活をしています。

「糖尿病アラート犬」とは

サディちゃんが患っている1型糖尿病は、免疫機能が自分の体に対して働いてしまう自己免疫疾患などが原因で、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が破壊されて発病するタイプの糖尿病で、2型糖尿病との大きな違いは、生活習慣と関係なく発病してしまう点です。
米国では1型糖尿病が占める割合は糖尿病全体の5%で、幼少期や若年期に1型糖尿病を発病してしまうことが多く、発病してしまうと体外からインスリンを補わないと生命維持をできない「インスリン依存状態」になってしまいます。
そして、そうなってしまうとその後はインスリン療法が欠かせなくなるのです。

小さな子供たちが「インスリン依存状態」に陥ってしまうと、両親が四六時中付いていないと生活が出来なくなります。
そこで活躍が期待されているのが「糖尿病アラート犬」なのです。

糖尿病アラート犬は、子供達に異変が起これば鋭い嗅覚により低血糖やケトアシドーシス(何らかの要因で極度の高血糖状態になり、結果として血液が酸性になる状態)を嗅ぎ分け、対象となる子供の肘を軽く突き、反応しなければ周囲の注意を引き付けるように行動したり、保護者を呼びに行くように訓練されています。

他の子と同じように学校生活を送るサディちゃん

サディちゃんは、1型糖尿病という持病を抱えながら、他の健康な子供達と同じように学校生活を送っていました。
しかし、家では常にサディちゃんと一緒の介助犬のヒーロー君ですが、彼は学校に一緒に行くことが出来ません。
そんなヒーロー君の代わりに、学校では先生方も協力してサディちゃんの健康状態を把握し、サディちゃんが楽しく学校生活を送れる様に注意していたのですが…。

そんなある日、サディちゃんはいつも通り元気に学校に登校しました。
お家でもいつも通り、お母さんのミッシェルさんとヒーロー君がサディちゃんが学校から帰ってくるのを待っていました。
しかしある瞬間、サディちゃんが学校で勉強しているであろう時間に、ヒーロー君が不可思議な行動をとったのです。
普段大人しいヒーロー君が、この時は非常に落ち着きがなく、うろうろしたり鳴いたりしたそうです。
そしてミッシェルさんの左手を、鼻先で軽く突き始めたのです。

これは『サディちゃんの血糖値が、100を下回った時の合図』でした。

ミッシェルさんは、ヒーロー君のこの行動に戸惑いました。
それもそのはず、サディちゃんがいる小学校と家との距離は8kmも離れていたのです。

8kmも離れた場所にいたサディちゃんの異変を察知したヒーロー君

自宅からサディちゃんの通う学校まで8km。
ヒーロー君のその行動は、サディちゃんの異変を知らせるものでしたが、ヒーロー君の間違いかもしれないとミッシェルさんは考えました。
ですが、ヒーロー君が一向に落ちつかない事に不安になり、学校に電話してみることにしました。
ミッシェルさんの電話を受けた学校側も、最初はなかなか信じてくれませんでしたが、でもそれは仕方がないことでした。つい30分ほど前に血糖値を測った時には正常な数値だったのです。

しかしお母さんの強い要望もあり、半信半疑ながらもサディちゃんの血糖値を測ることにしました。
すると驚いたことに、サディちゃんの血糖値は100を下回っていたのです!

すぐにサディちゃんに必要な処置を取ることができ、その後も症状が現れることも無く無事にお家に帰宅する事が出来ました。
常識的に考えれば、8kmも離れた場所に居るサディちゃんの異変に気付くなんてありえませんよね。
ですが、ヒーロー君はサディちゃんの異変に気付き、ミッシェルさんに知らせる事でサディちゃんの命を救う事が出来ました。

サディちゃんにとって本当の「HERO」になったヒーロー君。
この出来事は、ヒーロー君のサディちゃんを想う気持ちが起こした奇跡としか思えません。

あまり知られていない「糖尿病アラート犬」ですが、今後も彼らの活躍ぶりに注目です。

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