犬が水を飲む量を気をつけましょう

【獣医師監修】犬が水を飲む量を気をつけましょう

毎日何気なく与えている水。実は飼い主さんも知らないあいだに愛犬が水分不足に陥っていることがあります。今回は愛犬に十分な水分補給をしてもらうために気をつけたいことについて見ていきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

愛犬に十分なお水を飲ませていますか?

食器に入っている水

私たちは、喉が乾けばいつでも水道から水を飲むことができますし、冷蔵庫に入っている冷たい飲み物を自ら出して飲むことも可能です。
愛犬たちはどうでしょう?

人と一緒に暮らしているワンちゃんたちは水道から自由に水を飲むことはできません。
もちろん、自ら冷蔵庫を開けて飲み物を…なんて無理な話です。
飼い主さんが毎日食器に注いでくれるお水があって初めて自由に水分補給ができます。

人同様ワンちゃんの体も60~70%は水から構成されており、水分はワンちゃんたちにとっても命の源です。
体内での様々な代謝に関わっている重要なもの。
体温の調節、栄養素の運搬、食物の消化、老廃物や毒素の排出など犬の健康維持に水は欠かせないものなのです。
水分を15%失うと死亡することもあります。

ご家庭によりワンちゃんが過ごしている環境や運動量もそうですが、ライフステージなどにより毎日の食事も異なってきます。
その中でもドライフードを利用されてる飼い主さんは多いことと思います。

ドライフードは、その名前の通り乾燥させたフードのためその水分量は10%程で、食事から補える水分量は僅かなものです。
できる限り新鮮な水をたっぷりと用意しておくなどいつでも水分摂取ができる状態にし、水分不足にならないための注意が必要となります。

また、水の入った食器は食べカスや抜け毛などが入りやすいため衛生上こまめに取り替えることも大切です。
飲み水は真夏の暑い時期でも冷たく冷やしたりする必要はありません。常温で与えるようにしましょう。

今すぐできる脱水症状チェック!

鼻を出す犬

そんな大切な水分が不足した場合、体にはどんな変化が起こるのでしょうか?お家でも簡単にできるチェック方法と合わせて体の変化を確認していきましょう。

皮膚の弾力を確かめよう!

肩のたるんだ皮膚を掴んで持ち上げすぐ放してみます。
皮膚がすぐ元に戻らない場合(目安としては1.5秒以内)は水分が不足しているかもしれません。

歯茎を触ってみよう!

歯茎を指で白くなるまでゆっくり押して見ます。放したときにすぐピンク色に戻れば正常です。
ピンク色に戻るまでに時間がかかってしまう場合は水分が足りてないかもしれません。
また、歯茎は通常ツルツルしていますが水分が不足しているとネバネバになります。

おしっこの色を見よう!

朝いちばんや運動後はおしっこの色が濃くなりますが、水分が不足していても濃くなります。
これは尿が濃縮されるためで、おしっこの色が常に濃い場合には要注意です。

目のまわりを見てみよう!

水分が不足していると目のまわりが青白くなっていたり、くぼんだ感じに見えます。

この他にも元気がない、急激な体重減少、足先が冷たくなるなど脱水症状のサインはいくつもあります。
愛犬の体の変化を敏感に察知することで脱水症状から愛犬を守りましょう。

一日の水分摂取量の目安

蛇口から出る水

では1日に必要な水分量とはどのくらいなのでしょうか?体重別にまとめてみました。

1kg...112ml
2kg...118ml
3kg...255ml
4kg...316ml
5kg...374ml
6kg...429ml
7kg...481ml
8kg...533ml
9kg...581ml
10kg...629ml

※目安は成犬の場合です

どうしても水を飲まない場合は?

水を飲むバーニーズ

愛犬がどうしても水を飲んでくれない…そんなときの対処法についてご紹介したいと思います。

ドライフードに水を入れる

ドライフードに水を入れて与えることでフードを食べるときに水を同時に摂取することができます。
お湯でふやかして与えても良いでしょう。そこに水分が多めのウェットフードをトッピングしてもOK!

肉のゆで汁を与える

ササミなどをゆでた汁はワンちゃんは喜んで飲んでくれるものです。火傷しないようによく冷ましてから与えてください。

まとめ

犬の食器

飲水量が減ることは脱水症状を起こすだけでなく、尿が濃縮され濃度が上がるため尿結晶などの病気を引き起こす原因にもなります。

ドライフードを食べている犬はウェットフードを食べている犬よりも多くの飲水量を必要としますが、全体的な水分量や尿量はウェットフードを食べている犬のほうが多くなります。

食事においての工夫はもちろんのこと水飲み場を数ヶ所にわけて置いてみたり、好みの容器や水を見つけてあげることで水分摂取量の増加を促すことが大切です。

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