ミニチュアダックスはヘルニアに注意!
あなたの愛犬は大丈夫ですか?
今日本で飼育されているミニチュアダックスフントの4頭に1頭がヘルニアになることが判明しています。
ミニチュアダックスフントは手足が短い為、その分、腰に負担が集中しやすいとされています。
また3歳ごろから、腰への負担がだんだんと重くなっていき、肥満のダックスフントになるとさらにヘルニアになってしまう確率が高くなってしまいます。
ヘルニアの症状はレベル1~5までに段階分けされており、レベル1程度でしたら、内科治療だけで完治が可能なのですが、レベルがあがっていくごとに治療が厳しくなっていくため、飼い主さんの早期発見が完治する鍵となります。
また、ヘルニアは再発の可能性も他の病気と比べて非常に高く、内科治療だけを行った同種犬の30~40パーセントが再発しているという結果がでています。
もし、ヘルニアになり、内科治療だけでは治らないレベルまで達してしまったら、手術・入院費用・コルセット等で20~35万円ほどかかります。
そして、もし車いすを購入せざるをえなくなった場合は、プラスアルファで10万円ほど費用がかかります。
それでは、日頃からヘルニアを予防するにはどうすればよいのでしょうか?
飼い主ができるヘルニアの予防・改善法
お金の問題だけではなく、可愛い愛犬の健康のためにヘルニアを出来るだけ予防してあげたいですよね?
ここで、飼い主さんができるヘルニアの予防・改善法をご紹介していこうと思います。
栄養管理をしっかり!
一番に気を付けたいのが愛犬の肥満です。おやつを与えすぎたり、偏った栄養分のドックフードを与えたりしてはいけません。
少し肥満かな?と思ったら専門の医師に相談し、早めにドッグフードを切り替えたり、対策をとることをおすすめします。
適度な運動を心がける!
肥満をドックフードだけで、防げない場合は適度な運動です。激しすぎる運動は逆にミニチュアダックスフントの腰の負担にもなりかねませんので、やめてください。
また、出来るだけ散歩は1日2回に分けるようにし、足場の悪いところは避けて散歩をしてあげてください。
芝生のような足元がクッションになっているような地面が一番理想的です。
首輪をハーネスへ変更!
首輪を引っ張ると、踏ん張るため腰に負担がかかりやすいです。
腰をフォローしてくれるようなハーネスを使用すると、大分腰への負担を抑えることが可能です。
そして、散歩中は無理に引っ張らないようにしてあげてください。
出来るだけ、愛犬の腰に負担をかけないよう、努めてあげることが大事です。
ジャンプ禁止!
高低差のある場所をジャンプさせたり、ボール・フリスビーで遊ぶのはあまりオススメできません。
ミニチュアダックスフントにとっては、負担がきつすぎるからです。
出来るだけ平坦な地面の散歩コースを選び、ジャンプや立ち上がる行為などをしないように見守っていてあげてください。
フローリングをやめる!
やめるといってもフローリングをとってしまうことはできないですよね。ですので、愛犬が歩くところだけやわらかいマットを敷いてあげてください。
できれば、足がすべらないようなものがいいと思いますので、赤ちゃん用のブロックマットがオススメです。
これは好きなところに好きなだけ組み合わせが可能ですし、愛犬の爪がひっかかるようになっていますので、滑り止めになります。
サプリメントを使用する!
今、ミニチュアダックスフント用のサプリメントがたくさん販売されていますよね。
特にオススメなのが”カルシウム”が適正量入っていて、コンドロイチン・グルコサミンが しっかり入っていること!それにつきます。
ヘルニアはどうしても骨や関節、それを取り巻く筋肉を丈夫にする必要がありますので、骨格系の補強をうたっているような商品を選ぶといいと思います。
専門の医師に相談する!
やはり、一番いいのは専門医に相談をすることです。
いつも通っている動物病院でももちろんいいのですが、やはりヘルニアを専門的に扱っているところでは知識に差が出ます。
そのため、たくさんの医師の意見を聞くためにも、人間にもあるセカンドオピニオンがとても大事だと思います。
一度、あなたの町のヘルニアを専門的に扱っている動物病院をインターネットで検索してみてはいかがでしょうか?
少しでもヘルニアの症状がでている場合には、早めに受診することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
4頭に1頭ときいて、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
足が短くて胴が長い特徴がかわいいミニチュアダックスフントですが、その外見が原因で犬の中でも一番ヘルニアに掛かりやすいとされています。
あなたの愛犬は大丈夫ですか?
腰をかばうような動きを見せたり、散歩を嫌がり出したらヘルニアのサインかもしれません!
少しでもヘルニアに近い症状があった場合は無理をさせず、すぐ受診をしてあげることをおすすめします。
犬はお話が出来ない動物です。飼い主さんの迅速な対応が愛犬を守ることになります。
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