犬をキッチンに絶対入れてはいけない『4つの理由』

犬をキッチンに絶対入れてはいけない『4つの理由』

愛犬に部屋の中を自由に行き来させているというご家庭は意外と多いです。しかし、キッチンには絶対に入れてはいけません。今回は、犬をキッチンに絶対入れてはいけない理由をご紹介します。キッチンにも入れているという飼い主さんは要注意ですよ!

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬に家全体を自由に行き来させるのは推奨されていない

テーブルの横に座る犬

今回は、犬をキッチンに入れてはいけないという前提の元、その理由をご紹介していきます。その前に、皆さんは愛犬に家全体を自由に行き来できるようにさせていますか。

犬に家の中を制限せず、自由に行き来させることは、基本的に推奨されていません。なぜならば、犬が自由に行き来できる距離が増えれば増えるほど、犬自身が「守らなければ」と警戒するエリアが増えるからです。

そのため、休みたい時でも気を抜けず、精神的なストレスを溜めてしまう要因となります。

自由に行き来をさせたいのであれば、サークルなどでスペースを設け、「ここからこっちは自由に遊んでいいよ」というように、愛犬の専用スペースを作ってあげると良いでしょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

愛犬に自由を与えることがいいと感じる方は、スペースを制限することに抵抗を感じてしまうかもしれません。

しかし愛犬を危険な目に合わせてまで自由を与えても良いのでしょうか?我々愛犬家は愛犬を守る責任があるかと思います。一度記事をご覧になってから判断されても遅くはないかと思います。

犬をキッチンに絶対入れてはいけない理由

食べ物を覗き見る犬

では、早速本題です。犬をキッチンには絶対に入れてはいけないと言われていますが、なぜ犬をキッチンに入れてはいけないのでしょうか。ここではその理由を3つご紹介します。

キッチンツールで怪我をしてしまう

キッチンには、料理をするために使う調理器具が多くあります。これらは、犬が触ってしまうと怪我をする恐れがあり、非常に危険です。

特に、包丁やピーラーといった、食材を切るために使われる道具には要注意です。犬はそれらの道具を「危ない物」として認識していないため、見つけた場合、刃先を噛んだり、触ったりしてしまう可能性が非常に高いです。

きちんと仕舞っていても、犬の中には賢く体格の良い犬も多いため、飼い主の想像以上に驚く行動を見せることがあります。

拾い食いをして中毒症状を引き起こす

舌を出す犬

キッチンと言えば、料理をする場所です。そのため、床には食材の切れ端などが落ちてしまうこともしばしばありますよね。

人間は気付きにくい小さな食材であっても、犬は嗅覚が優れているため、匂いを頼りに探し出してしまいます。もしもその食材が、犬にとって有毒な物である場合、中毒症状を引き起こす危険性があります。

一度、「ここで美味しい物が食べられる」と学習してしまうと、何度もキッチンに来ては拾い食いをするようになってしまいます。そのため、基本的に犬をキッチンに入れてはいけません。

監修ドッグトレーナーによる補足

近年は小型犬の需要が高まり飼育頭数も非常に多くなっていますね。小型犬は体重が非常に軽いです。ですので体重に比べて食べ物の影響を強く受けやすいと言えます。

例えば小型犬ですとニンニクのひとかけらでも口にしてしまうと命の危機に瀕する恐れがあるんですね。口に入れてしまうと取り出すことが困難ですのでぜひともお気を付けください。

戸棚や引き出しをあけて物色

引き出しの中を物色する犬

先ほど少し触れましたが、犬の中には戸棚や引き出しを開けてしまう犬がいます。特に大型犬は、高い場所にある戸棚であっても、簡単に開けてしまう恐れがあるため、要注意です。

引き出しや戸棚を開けることで、さまざまな物が出てきます。調味料やお菓子、キッチンツール…犬が興味を惹く物ばかりです。そのため、飼い主が知らないところで物色し、キッチンが荒らされていた…なんてこともあります。

また、食材やキッチンツールを舐めたり、かじったりしてしまうと、危険な上、衛生的にも良くありません。

監修ドッグトレーナーによる補足

キッチンに潜む犬の意外な好物はご存知ですか?それは「油」です。油は栄養素としては必要な成分です。しかし取り過ぎが体に悪いことは想像に難くないですね。

キッチンの戸棚に油を保存していたら要注意です。犬は油を単体でもよく飲んでしまう可能性はあります。取り過ぎれば嘔吐や下痢などの症状がでますので、すぐに獣医さんへに診察してもらうことをおすすめします。

火事を引き起こす危険性

キッチンにはコンロがありますよね。ガス火のコンロや、最近ではIH式のコンロのご家庭も多いです。しかし、日を取り扱う場所は、犬と非常に相性が悪いです。

近年、飼い主が家を空けている間に、火災が発生してしまうケースが増えてきています。その原因は、犬や猫などのペットであることも多いです。

例えば、冬場であれば、電気ヒーターを点けっぱなしで外出し、その電気ヒーターをペットが倒してしまうことで火災が発生するケースは多いです。また、キッチンのガスコンロに偶然火を点けてしまい、火災に繋がることもあります。

キッチンの入り口には柵を設けるなど工夫して

犬とキッチン

犬をキッチンに絶対入れてはいけない理由は、愛犬の命や健康を守るためです。そのため、キッチンには近付けないよう、飼い主側が工夫する必要があります。

一般的な方法として、キッチンの前や入り口部分に柵やサークルなどを置き、犬が勝手に入ってこられないようにするという方法があります。

一人暮らしの1Rタイプの部屋の場合、ダイニングとキッチンが繋がっていることが多いです。この場合は、普段から「ここは近寄っちゃダメなんだよ」としつけをしておくことや、「ここから先はキッチン」というように、やはり囲いなどでNGゾーンを明確にする必要があります。

監修ドッグトレーナーによる補足

キッチンとの境界線は物理的に区切るほうがよいでしょう。というのは犬は様々な手段を使いこなしてキッチンへと侵入を試みるからです。

コッソリ入ってきたり、人の見ていない時に侵入したり、可愛い様子を見せながらお許しを勝ち取る。飼い主側がこれらを完璧に防ぐには困難が予想されます。

囲いやサークルを用いると犬の方にも諦めの気持ちが生じやすいですし、飼い主さんは料理に集中できるというお互いのメリットを共有できますね。

まとめ

りんごをのぞき込む犬

いかがでしたでしょうか。犬を安易にキッチンへ入れてしまうと、思わず大惨事を引き起こしてしまう恐れがあります。キッチンには、犬にとって危険な物がたくさんあるため、犬をキッチンに入れないよう、あらゆる工夫を施しましょう。

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