犬にトマトって与えてもいいの?
犬は肉が好きなイメージが強いかもしれませんが、意外と野菜が好きな子も多いようですね。
でもだからと言って、
「とても美味しそうに食べるから」「野菜は体にいいって決まっている」と、そんな考えで与えても、本当にいいのでしょうか?
今回の記事のテーマであるトマトですが、実はトマトには微量ですが、アルカロイドという中毒性のある物質が含まれています。
特に葉や茎、へたなどに多く含まれ、青い未完熟なトマトの身には多く含まれています。
ただアルカロイドは、トマトだけではなく他の野菜にも含まれているので、余程大量に摂取しなければ犬の健康には影響するということにはならないようです。現にトマトが含まれている犬用のフードも存在するくらいです。
アルカロイドに気をつければ、トマトには犬の健康に良い成分も含まれているので、適量だったらむしろ良い効果をもたらしてくれる可能性もあるようです。
トマトを与える事のメリットとデメリット
トマトを与える時に気を付けたいこと
先ほど説明したように、トマトの芽や葉、茎やヘタなどをあげるのはやめておきましょう。 また、未完熟の青いトマトでは無く、出来るだけ完熟したトマトを与えるようにしましょう。
トマトに含まれるアルカロイドでの中毒というのは、とても大量に食べた場合にしか起こることは無いので、日常的な範囲であげる場合には問題がないようです。 トマトジュースに関しても同様に与えても大丈夫です。ただし食塩が入っている物は絶対に避けてください。
現実的にはそんなに大量のトマトを与える事は無いと思うので、あまりそこは神経質にならなくてもいいのではないかと思います。
しかし、小型犬など特別身体の小さい犬は許容量もそれだけ少ないので、一応注意し、様子を見ながら与えてあげてくださいね。
また、稀にトマトアレルギーを起こす子もいるようなので、初めて与える場合などには少量を試してみて、アレルギー反応が出ないかは慎重にチェックしておきたいですね。
トマトや野菜って犬にとってどうなの?
最近では、愛犬にごはんを作って与えている飼い主さんも多いのではないかと思いますが、必要な栄養素やバランスを考えるのも結構難しいですよね。
トマトに限らず、そもそも犬にとって野菜は必要なのでしょうか?
犬は猫などの肉食動物と違い、雑食性の動物です。実際に、猫には野菜をあげても知らんぷりされる事が多いですが、犬は喜んで食べる子が多いようです。
ですので犬用のフードには、お肉だけでなく穀類や野菜などを入れることで、ビタミンやミネラルや食物繊維などをバランス良く摂取できるようにしてあります。
昔、犬が野生として暮らしていたころ、草食動物を食べていた時にも胃の中の消化されきっていない野菜も栄養源として食べていたそうです。
ただ、犬の身体は繊維質の消化にはあまり適した身体ではないため、あまり消化せずに出てくることもありますが、それにより便通を良くしてくれたりする効果もあるので気にしなくても良いようです。
もちろん、お腹を下すほどの大量の野菜は犬にとっては良くないですが、適量なら犬の健康のためにもいいので、ぜひごはんに野菜を取り入れていきたいですね。
もし、未消化の野菜が出てきたりして気になる場合には、小さくしたり煮たりするなど、消化しやすいような状態に工夫してみてくださいね。
トマトの健康効果
野菜には犬の健康にとって、良い作用をしてくれるものがあります。
トマトには、リコピンという抗酸化作用を持つ成分が含まれています。このリコピンは人間にも良いのですが、犬にとっても活性酸素を減らしてくれる効果が期待できます。
同時にトマトに含まれる、カロチン・ビタミンC・ビタミンEとの相乗効果で抗癌作用も期待出来ます。
適度なトマトや野菜の摂取はむしろ、生活習慣病やがんなどの病気を防いでくれる効果も期待できるかもしれません。
トマトに含まれるリコピンは、加熱をすると体内への吸収や蓄積が良くなることが最近分かってきたそうです。
トマトをあげる時には、完熟のトマトを加熱してあげると、免疫力アップや老化防止に役立つかもしれません。
まとめ
このように犬にトマトを与える際には、茎やヘタ、未完熟の青いトマトなどは避け、完熟したトマトを少量与えるようにしましょう。
犬には毎日ドッグフードを与えている人も多いと思いますが、やはり時々は野菜の酵素やビタミン、ミネラルなどを与えるのも犬の健康にとっては良いようです。
病院で処方される、獣医師と栄養士が開発した野菜のサプリメントもあるくらいです。
最近では適切な飼育方法や医療の充実などにより、犬も長生きする子達が増えてきました。
生きている間は健康で楽しく暮らしてもらいたいと、飼い主としては思いますよね。
生活習慣病やがんなどにかかってしまう犬も多いので、抗酸化作用のあるトマトを少量ずつ与えてみるのは病気予防には良い効果がある可能性があります。
ただ、人間と違い犬の身体には悪影響となる成分を持つ野菜も少なからずありますので、野菜をあげることのデメリットとメリットはしっかり把握し、判断しましょう。
犬は自分で食べるものを決める事が出来ませんから、飼い主が与えるものをきちんと管理することが犬の健康にも直結するという事は忘れたくありませんね。
犬の身体にとって良いものは積極的に与えて健康を維持し、長く一緒に生活出来るのが理想ではないでしょうか。
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犬が食べてはいけないもの一覧
ユーザーのコメント
20代 男性 めだか
与え過ぎれば下痢になる可能性もあるため、しませんが、栄養価も高いので、今後も定期的にあげたいと思っています。
30代 女性 TIKI
記事を読んで、トマトのリコピンが犬のガン予防になると知り、身体に良いものをあげていて良かったと思いました。
30代 女性 もこじ
今回この記事を読んで思ったことは、愛犬が喜んで食べてくれて健康にも良いとなればあげない理由がないと思いました。量やあげちゃいけない部分に気をつけながら、新しいトマトメニューを考えてみようと思います!
40代 女性 ななお
トマトの皮を剥いてざく切りにし、ササミやタラ、キャベツの芯や白菜などと一緒に器に入れ、レンジでチンして、食材から出たスープごとフードにかけます。ご飯を加えて雑炊のようにするときもあります。
アレルギーの心配もあるので、あまり連続して与えないように注意はしています。
40代 女性 匿名
50代以上 女性 pink
食欲不振時の栄養補給と水分補給になります。
30代 女性 匿名
ウチのワンコは超早食いするので、ミディトマトはもちろん、りんごやイチゴ、茹でかぼちゃ、茹でブロッコリーなども一口大に切って凍らせて、おやつにしています。
両手で挟んで器用に前歯を押し当てながらガリガリ削って食べています(笑)
フルーツトマトはすごい喜んでガリガリしていますね(笑)
女性 ルナのママ
タネとヘタを取って小さく角切りにして、フードにトッピングしたり、そのままご褒美であげます。
トマトをあげると、『まぁ、なんて美味しい』と言ってるように目を輝かせて私を見上げます。
ほんとに喜びます(*^^*)
40代 女性 chumi
水分補給に水の中に潰したトマトを入れてあげると喜んで飲んでくれます。
40代 女性 匿名
トマトは汁も飛んだりこぼれたりするので、
私はプチトマトを持つと我が子はワクワクついてきてオスワリするので、私の口で咀嚼して水分の赤い果汁を手のひらに戻して、それを美味しそうに舐めています。
50代以上 男性 kintarou
40代 女性 匿名
あげ始めは、気を付けた方が良いと思いますよー。
40代 女性 匿名
女性 匿名
40代 女性 グーグルぽち
わたしの愛犬もトマトが大好きで、生で食べています。
またにんじん、キャベツ、パプリカなどの他の野菜も大好きです。肉より好きなのではないかと思うときがあるのですが、やはり肉をあげると更に食欲旺盛になりますので、肉食ですね..
トマトは94%が水分があって水分摂取にもなるので、あまり水を飲まない子によいと思います。また食物繊維量が少なくトマト100g中に1.0g程度しか含まれていないため、食物繊維でお腹の調子が悪くなるということがないそうです。
わたしの愛犬はお腹が弱い方で、食物繊維の多い野菜で便が緩くなったりしますが、その心配がないのは有難いことです。
しかし関節痛やリウマチを患っている犬はトマトは控えたほうがいいとも言われてます。
はっきりと証明されてはいないものの、グリコアルカロイドが関節の修復を阻害する可能性があるのではないかということです。証拠がないにしても考えられているのは事実ですので、トマトなどのナス系の植物を与えるのは避けたほうがいいのかもしれませんね。
体に良いものは量に気を付けながら、たまにはご褒美として手作りフードのトッピングなどで、メニューに取り入れてあげるといいですね。
50代以上 女性 なおなお
2.3日は冷蔵庫で持ちます。
後はカリカリと一緒に混ぜ混ぜしてあげてますが毎回大喜びですよ´ ³`°) ♬︎*.:*
40代 女性 匿名
40代 女性 SUSU
生のまま細かくみじん切りにすることでフレッシュな食材からのみ得られる酵素を摂取することが出来ますが、消化機能が弱っている場合には加熱した方がよいと言われています。我が家の愛犬は生のトマトがあまり好きではないようで、余程、甘くて美味しいトマトが手に入らない限り好んで食べようとはしません。そのため、我が家ではトマトを加熱して与えるようにしています。加熱する際はトマトの真ん中のドロッとした部分が落ちてしまいがちですが、この部分が最も栄養価が高いと言われています。出来るだけこの部分も拾って食べさせてあげるといいかなと思います。
我が家では時間のある日の夕飯は手作りご飯を与えるようにしていますが、余裕がない日にはドライフードに少し足したトッピングご飯にすることもあります。
溶き卵とトマトをオリーブオイルで炒めて少しだけ水を入れてスープ煮にしたものを一肌に冷ましてから、フードの上にトッピングします。
生のトマトが好きなワンコであれば生のままでも構いません。焼いた卵の香りはとても食欲をそそるようで、あっという間に完食しています(笑)
なお、トッピングの場合、量が難しいという意見もよく耳にするのですが、基本的にフードの量は通常の70%程度が目安と言われています。
我が家ではよく記事の写真のようなプチトマトを購入することが多いのですが、たまにとても酸味が強くて食べにくいものもあります。そんなときは、半分に切ったものを食品乾燥機や天日干しで乾燥させて、ドライトマトを作るようにしています。お日様を浴びることによって甘味が増します。ワンコにはそのまま、飼い主さんは少し塩を付けても美味しいです。とてもヘルシーなオヤツの出来上がりです。
女性 ぷく