鎖につながれ、ネグレクト…。保護された犬たちは初めて自由を知った

鎖につながれ、ネグレクト…。保護された犬たちは初めて自由を知った

地面に横にしたドラム缶を「犬小屋」とし、鎖につなぎっ放しの2匹の犬を保護。長年この状態にいた1匹は、環境の変化を恐れて、保護に抵抗します。ネグレクトが常態化していたことを示す証拠も見られました。

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幹に食い込む鎖、犬の禁忌「たまねぎ」

発見・救出

ギリシャ・クレタ島の保護団体 Takis Shelter は、ネグレクト被害の犬の救助に向かう途中で、さらに2匹のネグレクトが疑われる犬を発見。後日、保護するために戻ってきました。

高齢の白っぽい犬は、ドラム缶の奥に隠れて出てきません。鎖を引っ張って引きずり出しました。

左目の周囲に皮膚病が広がっています。吸血性のダニもついているようです。

応急処置で、目を覆っていた黒いかさぶたを取り除きました。

犬の口をこじ開けて、手持ちの薬をのみ込ませます。とても慣れた手つきで手際がいいですね。犬を思っての、多少強引な手法でした。

口を開けたついでに歯茎の色をチェックしていますが、真っ白で明らかに貧血状態です。

一方、犬同士がお互いに触れあうことができない距離に、もう1匹つながれていました。

この子はまだ若く、元気です。後足で立ち上がって、保護団体を歓迎しています。

保護

首に深く食い込んだ首輪を外し、犬を連れ出します。

犬をつないでいた鎖は、オリーブの木の表面にのみ込まれつつあり、鎖が長年この状態であったことが見て取れました。

犬に食べ物は与えられていましたが、ドッグフードに混ざって人間の食事の残飯が与えられ、その中に玉ねぎが含まれていました。ネギ類が犬にとって禁忌であることは、よく知られています。

ケアと新生活

保護を嫌がっていた犬「ミトス」は、皮膚リーシュマニア症と診断され、治療がほどこされました。

他の保護犬、保護猫たちも暮らす環境に数日で慣れ、徐々に家の中の探検を始めます。気力が回復してくると、番犬を自認して、外犬に威勢よく吠えたりもし始めました。ミトスは8歳と推定されました。

人に甘える快楽も覚えたよう。「ヘソ天」で、ボランティアのひざの上を満喫しています。

一方の「アレクサンドラ」は3歳程度と推定され、人懐こさが変わらずに全開です。

その後

2匹は、Takis Shelterの施設で里親さんを待ちつつ暮らします。

常時鎖につながれた生活しか知らなかったミトスも、社交的なアレクサンドラも、自由に人や他の犬(猫)仲間と交流できる今の環境を、心から喜んでいる様子が伝わります。その生活ぶりを動画でご覧ください。

動画を見ることは保護支援にもつながります!

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter

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