ミニチュアダックスのブリーダーについて知っておきたいこと

ミニチュアダックスのブリーダーについて知っておきたいこと

ミニチュアダックスを飼うにあたって、ブリーダーから直接購入するという方法も検討してみましょう。ペットショップとブリーダーの違いや、良いブリーダーの見分け方なども知っておくことが大切です。

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ミニチュアダックスを迎える前に知っておきたいブリーダーとペットショップの違い

ミニチュアダックスB&T

日本人の多くは、「犬はペットショップで購入するもの」という概念を持っていますし、それはある意味でもはや常識化してもいます。 しかし、日本のようにペットショップで犬が陳列されているような状況は、欧米から見たらとても珍しい光景なのです。
というより、欧米の人から見たら日本のペットショップのような"陳列して販売する方法"に嫌悪感を抱く人も少なくありません。 動物愛護に関して厳しい法規制が整備されている欧米では、日本のように犬を陳列して販売するようなことはまずありません。 犬の購入希望者はブリーダーから直接購入するというのが基本となっています。

犬が大きなストレスを抱える

仔犬は母犬や兄弟たちと過ごすことで社会性を養っていきます。 一般的に仔犬は生後3週~13週の期間の間にその犬の性格を作り上げていきます。少なくともこの期間は母犬や兄弟たちと過ごさせなければいけません。 この期間を無視して生後たった1カ月程度で販売しているペットショップも少なくありません。
そうした犬はしつけがしにくいなど問題を抱えてしまったりするのです。 しっかりと社会性が養われていないので、散歩中に出会った他の犬を噛んでしまうなどの行動に出てしまうこともあります。 また、狭い陳列ケースの中で過ごさなければならない上に、常に人目に晒されているので強いストレスを抱えながら過ごさなければなりません。

病気になりやすい

ペットショップの多くが、犬を競り市から仕入れています。 免疫力の弱い仔犬が、たくさんの仔犬たちと接することになるので感染症に感染してしまうことも少なくありません。 流通過程に問題があるため、動物愛護の観点から見たら大きなデメリットとなっているのです。

ブリーダーからの直販なら中間業者を通さずに済む

ペットショップの場合、ブリーダーからペットショップへ届く前に中間業者を通します。 問屋であったりブローカーであったり、オークションなどを通してペットショップで販売されます。 仔犬はまだワクチンすら接種していませんし、免疫力も低い状態ですから、そんな状態で一度に多くの仔犬たちと接することに危険が伴います。
その中に一頭でも感染症にかかっている仔犬がいればたちまち感染してしまいます。 人間の場合もそうですが、感染症には潜伏期間というものがあります。 ペットショップでは元気にしているように見えても、飼い主さんの手元に渡ってから発症することもあるのです。
一方のブリーダー直販の場合、中間業者を通すことがないのでブリーダーから直接飼い主さんへと引き渡されます。 また、性格が形成される期間まで兄弟たちと過ごしているので、ある程度の社会性も養われていますし、管理も行き届いているので感染症リスクもグンと低くなるのです。 ミニチュアダックスなどの人気犬種であれば特にこうしたことが顕著なのです。

正しいミニチュアダックスのブリーダーを選ぶコツ

2ミニチュアダックス

ブリーダーとはいっても、中には悪質なブリーダーもいることは事実です。< 儲けだけを考えて劣悪な環境下で犬を飼育しているブリーダーも決して少なくありません。 せっかく犬を購入するなら心身ともに健康的な犬を迎えたいですよね? そんな方のために正しいブリーダー選びの判断基準をお教えします。

  • 間に中間業者を通すことなく直接飼い主に引き渡されるか
  • 仔犬が社会性を養う期間についてしっかり認識しているか
  • ワクチンの接種時期についてしっかりとしたアドバイスをしてくれるか
  • 飼育環境は劣悪ではないか

特に、犬舎の見学すらさせてくれないブリーダーさんはあまり信用できません。 なぜなら、「犬舎を見学されたくない」かもしれないからです。 つまりは、劣悪な環境で飼育している可能性が高いわけです。 中には、実際は犬を繁殖していないのにブリーダーだと偽る「偽ブリーダー」も存在します。 偽物であれば犬舎すら無いわけですから、見学どころの話ではありません。 「犬舎の見学をさせていただけますか?」と聞いてみて、YESの返事をもらえるブリーダーさんであればある程度信用性が高いです。

また、現在では、改正動物愛護管理法により生後49日未満の仔犬は引き渡してはいけないことになっています。これは動物愛護管理法にもしっかりと定められています。この期間は仔犬が社会性を養う上でもっとも大切な期間。この期間を過ぎていないのに引き渡そうとするようなブリーダーであれば信用性が低い証拠です。生後どのくらいで引き渡してくれるか質問してみて、曖昧な返事しかしない、もしくは生後49日未満で譲ろうとするようであればそのブリーダーからの購入はやめた方がいいでしょう。生後55日~60日という期間の仔犬を譲ってくれるようであればかなり犬のことを考えてくれているブリーダーです。(一部修正)

それに加えて、ワクチンの証明書を付けてくれないブリーダーにも要注意です。 「接種した」と偽っていたりすることもあります。 接種も快く引き受けてくれて、証明書も付けてくれるブリーダーであれば信用に値します。

その他、仔犬の母犬を見せてくれない、しつけについてのアドバイスをしてくれない、動物取扱い業者登録証が掲示されていない――といったブリーダーは信用性が疑われますから、購入は避けるようにしましょう。

ミニチュアダックスのブリーダーおすすめリスト

日本全国に、ミニチュアダックスのブリーダーは非常に数多くあり、実際にどこから購入したらいいのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。 そんな方のために私のおすすめブリーダーをいくつかご紹介しておきます。

まずは大阪の「44リボルバー&マブ リボルバー」です。 こちらはJKCのチャンピオン犬やインターナショナルチャンピオンも輩出していることでも知られているブリーダーです。 我が家ではミニチュアダックスとカニンヘンダックス の2頭を飼育していますが、ミニチュアダックスの方はこちらの犬舎の血統です。 かなり質の高いブリーダーなので、ミニチュアダックス愛好家の間でも知名度が高いです。 個人的には一押しなので、ミニチュアダックスを飼いたいと考えるならまずはこちらをチェックしてみてください。

その他、宮城県の「シルトクレーテ」、埼玉県の「ヴァルハラ犬舎」、愛知県の「ART CRAFT」、福岡県の「K.FINECREST」、鹿児島県の「オリジアスカゴシマ」などといったブリーダーも血統にこだわった優良なミニチュアダックスのブリーダーです。

ミニチュアダックスのブリーダーに関するまとめ

ミニチュアダックス昼寝

私の経験上、有能なブリーダーさんほど頑固というか、少々職人気質な人が多いと感じます。 きっとこだわるところにしっかりとこだわっているからこそなのだと感じています。 優良なブリーダーは購入希望者がどのような人なのかをしっかりと見抜きます。 仔犬を託して一生を任せられるかどうか――それを判断しているのです。 購入希望者と話してみて「この人はダメだ」と思ったら絶対に譲ってくれないブリーダーもいます。 少なくとも私の知るブリーダーは大抵そうです。

中にはあからさまに不機嫌になるブリーダーもいます。 購入希望者としては、「なぜ?」と思うかもしれませんが、中途半端な気持ちで犬を飼おうとしているのであればそれは購入希望者の方に否があるのです。 「お金を出して買うんだから」という問題ではないのです。 「買う」のと「飼う」のはまったく別物です。

良い犬を「飼いたい」と思う人なら、気に入った犬であればいくらであろうと購入したがります。 しかし「買おう」と考えている人は「もう少し安くしてほしい」などという言葉が出ます。 「可愛いから飼いたい!でも高いから安くして!」――そんなお粗末な考えであっては本末転倒です。
そういう人の場合は、一生面倒を見るという覚悟が無いことの方が多いです。 犬を飼うことだけで満足してしまい、その先のことをまったく考えていない証拠です。 そうしたことが、飼育放棄といったことにも繋がっていくのです。

価値=責任の重さ

犬は「買う」ものではなく「飼う」もの。
お金を出すからこそ、そこに価値も生まれるのです。 犬を購入する際にお金をケチるような人は、いざ愛犬が病気になっても病院代を「もったいない」と感じてしまう恐れもあります。 そこに「価値」を見出すことができなければ、愛犬など大切にできるわけがないのです。 だからこそ、そういった恐れのある購入希望者に対して譲ることをためらうブリーダーもいるのです。

「価値=責任の重さ」なのです。

お金を持っているとか持っていないとかではなく、犬に対して価値を見出してくれるかどうかが重要なのです。

知り合いのブリーダーに聞いた話ですが、「同棲カップルなどには絶対売らない」ということを聞いたことがあります。 「もしその2人が分かれたら? 迷惑するのは犬でしょ? どっちが犬を引き取るかで揉めて、結局は飼育放棄に繋がることもあるから」と言っていました。 犬のことを第一に考えているブリーダーだからこその言葉です。

優良な飼い主とは

本当に心から犬を飼いたいと思う人なら「安くして!」と言う以前に、購入するための資金をどうやって用意するかをまず考えるはずです。 甘やかすためにお金をかけるのではなく、何が愛犬のためになるかを考えられる人、いざという時には愛犬のために行動力を惜しまない人。 それが優良な飼い主なのではないかと思います。

犬を飼うためには、それくらい強い覚悟を持って飼育することが大切ではないかと、そう思わずにはいられません。

▼ミニチュアダックスについて詳しく知りたい方はこちら
ミニチュアダックスの性格と特徴

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 ペンギン

    昔の話ですが、ダックスのとても有名な犬舎へインターンで行った友人が、3日で辞めて帰ってきました。とても有名でセレブ御用達みたいなところなのですが、してはいけないカラー同士の交配を平気で行い、生まれてきた奇形のワンコは処分ということを普通に行っていたそうです。犬愛が強い友人には耐えられる環境ではなかったようです。今は愛護法も厳しくなってきましたし、そういったことはだいぶなくなったと思いますが、商業主義に走り過ぎるとこういうことになるのでしょうね。
  • 投稿者

    20代 女性 てとめる

    ブリーダーさんを探すのって大変ですよね。やっと見つけたブリーダーさんと相性が合わなかったらまたイチから探しなおし…。でもそういう苦労があるから愛犬のこともずっと可愛がれるんじゃないかと思いますね。本当にお金儲けでやっているブリーダーさんはたくさんいます。そういうブリーダーさんは最初は犬のことが好きだったのかも知れないですが、きっともう犬のことは好きではなくなってしまっているんでしょうね。そういうブリーダーさんからもらってきた犬は愛情をもらってないので問題が起こることもあるようですね。そこで産まれた犬は本当にかわいそうです。犬もそろそろモノ扱いではなく、きちんと命あるものとして対等になればもう少し悪いブリーダーさんの意識も変わるんでしょうかね。ぜひブリーダーさんをこれから探す時はブリーダーさん自身が本当に良い人なのか見極めてほしいです。
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    平成28年9月1日からは自動的に出生後49日
    犬猫の親兄弟からの引き離しは49日経過後に変更されていますよ。
    文章お間違いの無いようにお願いいたします。
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