犬の『伸縮リード』の意外なリスクとTPO

犬の『伸縮リード』の意外なリスクとTPO

伸び縮みするリードは犬が動ける範囲が広くなり便利ですが、使い方次第では意外な危険もあります。伸縮リードのリスクや使い方の注意点をご紹介します。

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便利に見える伸縮リードにもリスクがあります

ピンクの伸縮リード

プラスチックの持ち手の中に収納されたコードが、犬が引っ張れば伸び、手元のボタンを押せば再び収納されて短くなる伸縮リードを利用されている方も多いかと思います。けれど、この伸縮リードの使い方が間違っていたり相応しくない場面で使用していると、思いがけず大きな事故につながることがあります。

どんなリスクがあるのか、正しく使うにはどうすれば良いのか、など気を付けるべきポイントをご紹介します。

伸縮リードにはこんな危険の可能性が

腕に包帯を巻く看護師、患者

伸縮リードがもたらす危険は、人と犬のそれぞれに起こる可能性があります。伸縮リードには手元でコードのロックや巻き取りができるボタンがついていますが、ロックボタンは常に絶対確実というわけではありません。製品の問題だけでなく、人間がパニックになってうまく操作できないこともあり得ます。

指や手の怪我、やけど

散歩中に犬が引っ張って前進して行くと伸縮リードは伸びてコードが長く出ている状態になります。細くて長いコードは絡まりやすく、もしも誤って指に巻きついたまま引っ張られると、血液の循環が滞ってしまったり、皮膚が切れてしまうこともあります。最悪の場合、コードが指を切断してしまった例もあるそうです。

また犬が何か気になるものを見つけて急に走り出したり、反対に犬が走り出すのを防ぐためにとっさにコードを短くした時に、コードに指や手足が触れていると摩擦熱でやけどを負ってしまう事故は珍しくありません。

犬が事故に遭うリスク

短いものでも3m、長いものでは8mの長さになる伸縮リードが伸びた状態で歩いている時に、すれ違った犬に吠えたり吠えられたりした場合、すぐに犬を引き寄せることはとても困難です。また犬が自転車やバイクに飛びつこうとした場合、普通のリードなら引き止められるところが伸縮リードではそのまま前進して轢かれてしまうこともあります。

気になるものを見つけて走り出し、車に轢かれてしまうという可能性もあります。伸縮リードの手元のロックボタンは常に確実なわけではありません。特に散歩中、ウンチの処理をしている時などは、リードへの意識が弱くなりがちなのでリスクが高くなります。

脱走のリスク

伸縮リードのプラスチックの持ち手は常に手で握っていなくはならないので意外と疲れます。もしも誤って持ち手を落としてしまうと、コンクリートの道路などでは大きな音がするため、犬が驚いて駆け出してしまうおそれがあります。その時、プラスチックの持ち手はガタガタ音を立てながら犬の後ろを追いかけて行くことになるので、犬はさらにパニックになり全速力で走ってしまいます。

このような状態では人間の足で追いつくのは不可能で迷子になったり事故に遭ってしまうリスクが高くなります。

リードのTPOを知ろう

ベルト式リードでジョギングする人と犬

犬のリードには色々なタイプがありますが、それぞれにTPOがあります。伸縮リードは普通の道を歩く普段のお散歩に使うものではありません。

伸縮リードを使うための正しい場所は、見晴らしが良く開放的な広々とした芝生の広場のようなところです。そういう広々した場所を犬が普通のリードよりも自由に歩き回れるツールとして、同じく広い場所で呼び戻しの訓練のツールとして使うには便利な道具です。

また伸縮リードを付けて犬を運動させる時には、カラーではなくハーネスにリードを付けるようにしましょう。犬が走っている時にコードが完全に伸び切った瞬間、カラーでは首に大きな衝撃を受けることになり危険です。普段の散歩には昔ながらのリードが一番です。ナイロン製または革製の平らなタイプはロープやチェーンよりも扱いやすく初心者にも最適です。

犬と一緒にジョギングしたり、散歩しながらトレーニングをして頻繁にトリーツをあげたりする場合には上の写真のようなベルト式リードが便利です。両手が自由になるのでトリーツを取り出す易く、走る時にも安全です。

広く見晴らしの良い場所で使うには、伸縮リードの他にロングリードという選択肢もあります。最初に挙げた摩擦熱によるやけどのリスクは低くなりますが、長いリードの扱いは慣れないうちは難しい場合もあります。伸縮リード同様に、普段のお散歩には使えないので、広い場所でのみ付け替えて使います。

まとめ

赤い伸縮リードと白い子犬

伸縮リードのリスクと、正しく使う注意点についてご紹介しました。便利な道具も使い方を誤れば、愛犬も自分も危険にさらしてしまうおそれがあります。TPOに合わせたリードをうまく使い分けて、散歩やトレーニングを安全に楽しみましょう。

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