ドッグフードに含まれるメチル水銀レベルの調査結果

ドッグフードに含まれるメチル水銀レベルの調査結果

アメリカの研究者が市販のドッグフード24種類に含まれるメチル水銀のレベルを調査した結果を発表しました。ひとまずは安心できる結果をご紹介します。

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ドッグフードに含まれるメチル水銀のレベル

フードボウルから溢れたドライフード

アメリカのカリフォルニア大学デイビス校獣医学教育病院の研究者らが、市販のドッグフード24種類を対象にフードに含まれるメチル水銀のレベルを調査しました。以前に行われた調査では、自然界にも存在する無機水銀とメチル水銀など、毒性の高い有機水銀を全て合わせた「総水銀」の量は測定されていましたが、メチル水銀だけを調査したのは今回が初めてとのことです。さて、どのような結果が出たのでしょうか。

ホッと一安心の結果と意外な結果

魚の頭を舐めるラブラドール

調査の結果は、ひとまずはホッと一安心できるものでした。検査された24種類のフードのうち、3種類のみが低濃度の総水銀を含んでいました。さらにそのうちの1種類のみが検出可能な量のメチル水銀を含んでいました。もちろん全く含まないに越したことはないのですが、今回検出された濃度では健康な成犬に危険を及ぼすことはまずないと研究者は述べています。

メチル水銀は水生生物の体内に存在することが知られているため、検査された24種類のフードには魚ベースのものと、魚ベースの成分を含まない対照サンプルの両方が比較のために含まれていました。魚ベースのフードのほとんどは養殖のサーモンが使用されています。調査前には水銀が検出されるとすれば、魚ベースのフードであろうと予想されていたのですが、低濃度の総水銀を含んでいた3種類のうちの2種類は、原材料に魚が使われていないものでした。

さらに3種類のうちで最も数値の低かったのは、魚(サーモン)を使ったフードでした。また3種類のフードのどれにも原材料にフィッシュオイル (魚油)は使われていませんでした。これは、ペットフードに含まれる水銀が魚などの水生生物由来ではないかもしれないことを示しています。

ドッグフードと水銀についての今後の課題

ドッグフードで書かれたクエスチョンマーク

研究者は今回の調査について、さらに詳しい研究を行うための出発点であるとしています。そのため、24種類という小さいサンプル数での調査でしたが、今後さらに多くのペットフードをカバーしていく予定だそうです。

今回ドッグフード中に検出された総水銀がどこから来ているのかは未知の状態です。魚由来ではないとすれば、その由来を確定するために多くのデータを集め、さらなる研究を進めていくとのことです。
そして現時点の研究では、消費者が魚ベースのドッグフードを避ける必要はないと考えると研究者は述べています。

まとめ

こちらを見上げるジャックラッセルとフード

カリフォルニア大学デイビス校が、市販のドッグフード24種類のメチル水銀の量を調査し、3種類が総水銀陽性、そのうちの一つからメチル水銀が検出されたという発表をしたことをご紹介しました。メチル水銀が検出されたフードに関しても、健康な成犬に危険を及ぼすことはまずないとのことです。

ペットフードの安全性は私たち消費者にとって大きな関心事でありながら、不安にならざるを得ないようなニュースも多く耳に入ってきます。大切な愛犬の健康を守るために、正しい情報を冷静に集めて判断していかなくてはと、強く思う次第です。

《参考》 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1938973618301995?via%3Dihub
https://www.sciencedaily.com/releases/2019/04/190418145232.htm

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