犬の歯石を自宅で取る!簡単に除去する方法から予防対策まで

犬の歯石を自宅で取る!簡単に除去する方法から予防対策まで

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犬の歯石取りが上手くできずに苦労している飼い主さんは多いのではないでしょうか。歯石は口臭や歯周病だけでなく、他の病気の原因になることもあります。今回は犬の歯石取りの方法や適切な頻度、自宅で歯石取りを行う時のコツやおすすめの犬用デンタルグッズを紹介します。

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犬の歯石取りをすることは長生きの秘訣

歯ブラシをくわえた犬

犬の健康な体を保つためには、日頃から口内環境を清潔にしておくことが必要です。そのためには、定期的に歯石取りを行わなければいけません。

歯石をそのままにしておくと、犬の口の中の細菌が繁殖して歯周病を引き起こす原因となり、歯周病以外にも、歯石によって炎症を起こした歯茎から体内に細菌が侵入して、さまざまな病気を引き起こす場合もあります。歯石取りを行うことは、病気の予防や犬の寿命を伸ばすことに繋がるでしょう。

犬の歯石取りをする適切な頻度

犬の牙アップ

犬の歯石取りは、毎日の歯磨きを行う時に歯石がついていないかチェックをし、付着していたら取るようにしましょう。犬の歯についた歯垢に唾液に含まれるミネラル成分が沈着すると、約48時間で歯石になると言われています。

犬の歯石について~正しい予防法と対策~

歯石がついてまま放置してしまうと、更に上から歯石がついて硬くなるため家庭で取ることが難しくなります。家庭での歯石取りは溜まらないうちに行うことが大切です。

犬の歯石を除去する方法

歯石除去を受ける犬

道具を用意する

歯石取りの道具で一番使用されているのがスケーラーです。金属で作られた器具で、鍬や鎌のような形をした先端部分で、犬の歯についた歯石を削り取ります。

歯石が硬くなってしまい取るのが難しそうな場合は、ペンチや鉗子も合わせて準備しておきましょう。歯石を挟んでそぎ落とすため、犬の口の中を傷つけることなく歯石を取ることができます。

犬の口元を保持して歯石を取る

犬の頭を動かないように固定して口元を保持します。しっかりと固定した状態で、犬の口の端に親指を、上唇と歯茎の間に人差し指を入れて犬の歯茎をむき出しにしてください。

もう一方の手でスケーラーを持ち、歯石を削り落とします。歯の間やくぼみなどのスケーラーが当てにくい場所は、先端の尖ったところで削り取りましょう。歯茎を傷つけないようにするために、歯の先端に向かってスケーラーを動かしてください。

歯石が取りにくい場合は、ペンチや鉗子を歯石に当てて歯の表面をスライドさせると取りやすくなります。歯石取りを行った後は歯茎に負担がかかっているため、歯茎を中心にマッサージをすると良いでしょう。

歯石取りに慣れている場合は1人でも行えますが、最初は犬が暴れる可能性もあるので家族などに協力してもらって複数人で行うことをおすすめします。

歯石取りに関する注意点

細かい部分に歯石が残っていたり歯の表面を傷つけたりすると、歯周病や歯の痛みの原因になる可能性があります。歯周ポケットの奥深くに入り込んだ歯石は、家庭で取り除くことは難しいようです。

歯石取りには絶妙な加減と技術が必要になるので、あまりにも歯石がひどい場合や犬が動いて上手くできないときは専門家に依頼することをおすすめします。

犬の歯石取りをするコツ

布を被ったパグ

歯磨きをできるようにしておく

犬の歯石取りをスムーズに行うためには、歯磨きをできるようにしておきましょう。口元を触られることに慣れていない犬にいきなり歯石取りを行うことはできません。

最初は口の外側や口の周りをマッサージすることから始めて、上手にできたらよく褒めましょう。犬に口元を触られても大丈夫という安心感を持ってもらうことが大切です。

口元に触られることに慣れてきたら歯磨きを始めましょう。歯磨きシートやガーゼ、歯ブラシなどさまざまな歯磨きグッズがあるので使いやすいものを選んでください。

最初は1本から始めて、上手にできたら褒めることを繰り返しながら徐々に奥歯まで進めていきます。一気に磨こうとせずに、1回の時間を短くして長い期間をかけながらできるようにしていきましょう。

犬のペースで行う

歯石取りを嫌がる場合は、道具を見せることから始めるなど犬のペースで少しずつ進めていくことが大切です。犬は初めてのことや物に警戒心を持つ傾向があるため、無理矢理行うと怪我をする可能性があります。犬のペースに合わせ慣らしていくことで、スムーズに歯石取りをやらせてくれるようになります。

歯石除去スプレーを使用する

硬くなった犬の歯石は、歯石除去剤を使うと取りやすくなります。歯石が少しずつ柔らかくなっていくためすぐに取り除くことはできませんが、毎日スプレーを行うことで効果が期待できます。家庭での歯石取りが難しそうな場合は、一度試してみても良いかもしれません。

犬の歯石取りにおすすめのデンタルグッズ【予防・おやつ】

デンタルガムをかむ犬

ピック&ピック犬用スケーラー

マインドアップ 犬口ケアピック&ピック
1,150円(税込)

商品情報
使い分けが出来る2種類のピッグ

軽くこするだけで歯に付着した汚れや歯石を取り除くことができるスケーラーです。先端の平らな部分で歯の表面の歯石を、角の尖った部分で歯の隙間や裏側など細かい部分の歯石取りができます。1本で2パターンの使い方ができ便利です。

犬用歯石取りペンチ

愛犬用歯石取りペンチ
9,720円(税込)

商品情報
挟むだけで歯石を落とせます。

麻酔をかけずに歯石取りを行うトリミングサロン「帝塚山ハウンドカム」が開発した歯石取りペンチです。歯石取りが初めての方でも力の調節がしやすいようにバネがついています。ステンレス製で耐久性に優れているため、硬い歯石をはさんでも刃が欠ける心配もありません。

プチリュバン ロック付き鉗子

ペットのクリーニング用カンシ
円(税込)

商品情報
ステンレス製

歯石取りだけではなく、耳毛の処理や耳垢の掃除にも使用することができる犬のケア用鉗子です。先端部分は溝があるギザギザ構造になっており、犬の歯石がそぎ落としやすくなっています。ロック機能がついているので、使用しない時は安全に片づけておくことができます。

リデンタジェル歯石ケア

リデンタ 歯石ケア ジェル
4,680円(税込)

商品情報
サーモン味

犬の口内環境を良好に保つ効果がある歯石ケア用のジェルです。犬の歯や歯茎、口の周りに塗るだけで歯石を柔らかくする効果があり、歯石取りがしやすくなります。

集中的にケアをしたい場合は朝と夕方の1日2回、それほど気にならない場合は1~3日に1回の使用がよいでしょう。柔らかくなった歯垢や歯石は、歯ブラシやガーゼで拭き取ることができます。

ペットキッス (PETKISS) 食後の歯みがきガム

ペットキッス 食後の歯みがきガム
415円(税込)

商品情報
噛むことで歯垢除去

おやつ代わりに美味しく食べながら歯垢を落とす犬用歯磨きガムです。弾力性のある繊維を集めた細かいブラシ状になっているため、噛むことで歯の汚れを落とすことができます。

犬の歯の表面を汚れにくくする新成分のポリリジンが配合されており、歯垢がつきにくく歯石取りの頻度を減らす効果が期待できます。

犬の歯石取りを病院で行う料金

犬の口元を見る医師

病院で犬の歯石取りを全身麻酔をして行う場合は、約2万円から4万円くらいが相場と言われています。診察や血液検査、麻酔、レントゲン、歯石取りの処置代などが料金に含まれています。

犬の歯石除去にかかる料金について

ただし、料金は病院によって差があるだけではなく、犬の大きさや麻酔の分量、かかる時間などによっても異なるため一概には言えません。

最近、飼い主さんの要望により無麻酔で歯石取りを行うことも増えているようです。無麻酔の場合の料金は1万円以内が相場と言われています。

無麻酔で行う歯石取りは麻酔による事故が起こる心配がありません。しかし、細かい部分の歯石取りが難しく、犬が痛みを感じて暴れてしまい怪我をすることも考えられます。また、1回で取りきることができず数回の処置が必要なこともあります。

どちらの方法で犬の歯石取りをするかは、犬の性格や年齢などを考慮して動物病院などに相談した上で決めましょう。

犬の歯石をそのままにするとどうなる?

舌を出す犬

歯周病になる

犬の歯石取りを行わず放置しておくと歯周病になる可能性があります。

歯垢や歯石が歯についた状態にしておくと歯周病となり、犬の口から生臭いにおいがするようになり、徐々に歯の付け根が赤く腫れて炎症を起こし始めます。炎症が進行すると歯茎が溶け始め、本来歯茎に覆われているはずの歯の根元が露出して最終的には歯が抜けてしまうこともあるようです。

さらに歯周病菌が増殖すると、歯の根元の奥で膿や血が溜まることもあります。状態が進行すると、歯の根本だけではなく、目や顎の下まで腫れが広がったり顎の骨が溶け出したりすることもあります。

病気の原因になる

歯石取りを怠って歯茎が炎症を起こすと、傷ついた歯茎から細菌が体内に侵入しやすくなります。口の中の毛細血管から心臓や肝臓、腎臓などにまで細菌が広がると、心臓疾患や脳梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎などを引き起こすこともあるようです。

命に関わる病気もあるので、犬の歯茎が炎症を起こして腫れている場合は、早めに動物病院で診察してもらいましょう。

犬の歯石の予防対策  

犬の歯磨き

歯磨きをしっかりする

歯石を予防するためには歯磨きをすることが何よりも大切です。歯垢は柔らかいので、歯磨きで簡単に除去することができます。歯垢の段階でしっかりと汚れを落とせば、歯石を予防することができるでしょう。

歯磨きををすることで歯と歯茎の間に酸素を送り込み、歯周病菌が繁殖しにくい口内環境を作ることができます。歯ブラシをどうしても嫌がる場合は、歯磨きシートやガーゼを併用しましょう。歯石取りは犬にとっても飼い主さんにとっても負担がかかります。お互いの負担を減らすためにも、毎日の歯磨きを欠かさないようにしましょう。

硬い物を与える

犬にドライタイプのドッグフードを与えることで、歯垢がつきにくくなり歯石の予防に繋がると言われています。ドライタイプは水分量が少なく硬いため、犬の噛む回数が増え唾液が多く分泌されることで、歯の汚れを一緒に落とすことができます。

一方、ウェットタイプは水分量が多く、とろみをつけるために増粘安定剤などが使用されていることもあるため、歯に汚れが付着しやすくなります。

ドライフードの他に、歯磨き用のガムなど硬いものを犬に与えることで、同様に歯石を予防する効果が期待できるので、歯磨きや歯石取りと併せて取り入れると良いでしょう。

まとめ

犬の口元アップ

犬の歯石取りは家庭でも行うことができますが、力加減が難しく、じっとしていることができない犬であれば怪我をする危険があります。その場合は、無理矢理行うことは避け動物病院などの専門家に任せた方が安心です。

全身麻酔が気になる飼い主さんもいるかもしれませんが、今は無麻酔で歯石取りを行うことも増えてきました。どちらにもメリットデメリットがあるので、状況に応じて飼い主さんが判断してください。

歯石取りを行い口内環境を清潔に保つことは犬の長生きの秘訣でもあります。毎日の歯磨きを欠かさず行い、歯石を予防して犬の健康を守りましょう。

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