ヤギミルクの特徴は?
ヤギミルクとは
1度でもヤギミルクを使用したことがある方はご存じだと思いますが、ヤギミルクは本当に甘くて美味しそうな香りがします。
実際に販売されている商品でも、高品質なものは人間とワンちゃんが一緒に使用することができるように作られています。
特徴としてはビタミンやミネラルなどが豊富に含まれており、消化の味方になる酵素も摂取することができ、脂肪球が小さいため、消化吸収が非常に高いです。
成分がとても母乳に近いことと、牛乳と違い下痢を起こす原因になる乳糖も量や大きさが少なく小さいため、牛乳で下痢を起こしてしまうワンちゃんでも、ヤギミルクだと大丈夫な可能性が高いです。アレルギーも起こしにくく、栄養満点なヤギミルクは嬉しいことだらけです。
ヤギミルクの栄養素
タウリン
ヤギミルクのタウリンは、牛乳の20倍含まれていると言われており、非常に豊富ですね。タウリンとはアミノ酸の一種で、犬は体内で合成できます。
ヤギミルクに豊富に含まれるタウリンは、滋養供給や疲労回復に効果的で、肝機能を高めたり高血圧の予防になったりします。犬の体のほとんどの臓器や器官に必要なアミノ酸です。また心臓のサポートをする働きもあります。
タンパク質
犬はもちろん、人間も生きていくために欠かせないのがタンパク質。犬の被毛、皮膚、爪、血液、臓器など体のほとんど全てが、タンパク質から作られています。ヤギミルクに含まれるタンパク質の中には体内合成することができない、必須アミノ酸も含まれており、強い体作りや免疫力アップに役立ちます。
ビタミン
ヤギミルクには、ビタミン類も非常に豊富に含まれています。
- ビタミンA、E、K
- ビタミンB1、B2、B6
- ナイアシン
- パテント酸
特にビタミンB2とパテント酸がとても豊富です。ビタミンB2は他の栄養素と結びつくことで効果が高まり、犬の様々な細胞が新しく生まれ変わるときに活躍するので、犬の成長に大切な栄養素となります。特に皮膚や被毛、爪の健康を守ってくれます。 ビタミンB2は成長期に重要な栄養素になりますので、ヤギミルクを子犬に与えるのも良いでしょう。
パントテン酸はとても多くの食品に含まれるビタミンのため、日常的にドッグフードを食べている犬でも、不足することはほとんどありません。パントテン酸は皮膚の健康を保つ働きや善玉コレステロールを増やす効果が期待できます。極度の乾燥肌や皮膚が弱いワンちゃんであれば、回復が期待できるかもしれません。
カルシウム
犬は人間よりも何倍もカルシウムを必要とする生き物であることはご存じでしたか?
その分、人間よりもカルシウムが不足しやすくなるのも現実です。カルシウムが不足してしまうと、骨や筋肉の健康を害するだけでなく、低カルシウム血症と言う症状が起こってしまうことがあります。呼吸の乱れや食欲不振、嘔吐などでカルシウムが不足することによって、骨以外にも悪い影響が出る場合があります。
ヤギミルクにはカルシウムも豊富に含まれていますので、体力の面で心配な子犬や老犬にも与えたいですね。
効果的な使い方
ヤギミルクは、普通の牛乳のように液体で販売されている商品もありますが、多くは粉末タイプで販売されています。
水分と栄養補給に
何かしらの病気、又は高齢で食欲がないときや、暑い夏に水を飲んでくれないときの水分補給や栄養補給に効果的です。ヤギミルクは嗜好性が高く、とても栄養が豊富なので、元気がないときの栄養補給にはピッタリです。水やほんのり温めた水に溶いて与えましょう。
なかなか食べないフードにトッピング
上記にも書きましたが、ヤギミルクはとても嗜好性が高いです。濃厚な甘い香りは、ほとんどのワンちゃんが大好きだと思います。飽きてしまって、なかなか食べてくれないフードや、フードの切替え時にふりかけのように与えてあげると違和感なく食べてくれるでしょう。もちろん、手作りご飯にヤギミルクの栄養素をプラスするためのトッピングもお勧めです。
手作りオヤツに
ワンちゃんの誕生日やクリスマス、またふだんでも愛犬に手作りオヤツを作られる方もいらっしゃいますよね。アレルギーの心配が低いヤギミルクで、手作りオヤツを作るのもお勧めです。ヤギミルクと寒天を合わせて冷蔵庫で固めるだけという、簡単な作り方もあります。ちょっぴりフルーツなどをトッピングしてあげると、立派なケーキのようになりますよ。
まとめ
我が家では、オランダ産のオーガニックヤギミルクを与えています。ペット用でなければ、家族みんなでヤギミルクを楽しむことができますね。
愛犬のフードにふりかけて使うのがメインですが、愛犬も大好きなようで少し苦手だったカリカリフードも、ペロリと食べるようになってくれました。