犬にハーブは大丈夫?愛犬と一緒に楽しめるハーブは?

【獣医師監修】犬にハーブは大丈夫?愛犬と一緒に楽しめるハーブは?

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料理の香り付けや、アクセントに使用されるハーブは薬効のある植物のことで健康の回復、体調を整えると言われており、人用もハーブティーや精油を使ったアロマテラピーが人気です。全てのハーブが犬に使える訳ではありませんが、使用できるハーブも多く愛犬と一緒に楽しむことが出来ます。愛犬にハーブを与える際は専門知識が必要になり、何でも与えられる物ではないですが、今回は比較的安心して与えられる物などをご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

ハーブとは

草に顔を寄せる犬

自然界のお薬

犬や人間の心と体に、風味や香りなどで癒しを与え、なおかつ薬のような効果がある植物がハーブです。

実はハーブの効果に先に気づいたのは、人間ではなく動物だと言われています。怪我を負った動物が特定の草を食べていたり、特定の植物の下で休息し、傷を癒す姿を見て人間は薬草としてのハーブを学びました。

上手に使用できると、愛犬の免疫力や自然治癒力を高め、健康維持に繋がります。

ハーブは自然界のお薬のようなもので、犬は野生時代に本能的に体が弱っているとき、必要なハーブを選んで食べていました。

また、毒となるハーブも本能的に避けて食べないようにしていたのですが、現在ペットとして飼われている犬に、この野生的な本能が残っているかは難しいところです。

毒となるハーブもありますし、道端に生えている草などは、化学物質の危険もあるので食べさせないように気をつけましょう。

ハーブのメリットとデメリット

葉っぱの匂いを嗅ぐ犬

副作用がないのが魅力

上記にも書いたように、ハーブは自然界のお薬なようなものです。病院で処方されるお薬と違う点は素材が天然のものか、合成のものかになります。

合成のお薬のような即効性はないものの、続けることで副作用なく優しく効果が出てきます。ただ、非常に種類、効果共に豊富で、愛犬の体調に合わせたハーブを選ぶのは専門家でなければ難しいと言われています。

健康に良いと言われる種類のハーブも人間と、体の仕組みが違う犬の体にとっては毒になってしまう植物もあるのです。

愛犬の体に良いなら、試してみたい気持ちにもなると思いますが、安易に手をだすと逆に体調不良になってしまうのがハーブの難しいところでもあります。

犬に与えられるハーブ

タンポポの中を走る犬

ネトル

薬効→抗ヒスタミン作用 収れん作用 血液浄化

ネトルはビタミンやミネラルが非常に豊富なハーブで、開花前の葉の部分を使用します。「植物の血液」と呼ばれ、浄血や造血など血液に関することに効果的。

血液中の毒を排出する働きがあるので、アレルギーやリウマチなどの体質改善に効果が期待できます。

バードック

薬効→肝臓と腎臓のケア 利尿作用 デトックス

バードックと言うと聞きなれないですが、ゴボウのことです。ゴボウの根っこがハーブになります。ゴボウなのでもちろん、食物繊維も豊富で腸内環境を整えてくれます。

体内の老廃物を排出させる働きがあり、さまざまな臓器を正常に働くように整えてくれます。肝臓のケアがしっかりとできるハーブなので、肝機能が低下している犬にも安心して使用することが出来る、優しいハーブです。
 

フラックス(フラックスシード)

薬効→栄養補給 抗酸化作用
 
オメガ3が豊富に含まれることで有名な亜麻仁油。フラックスは亜麻のことで、フラックスシードはその種子をハーブにしたものになります。オメガ3はもちろん、α‐リノレン酸も含まれ、脳や心臓、健康な皮膚や被毛に欠かせない栄養です。
 

ダンデライオン

薬効→利尿作用 肝機能を助ける 抗炎症作用

有名ですがダンデライオンは西洋タンポポですね。タンポポは実はヨーロッパでは日本で言うところの山菜のように扱われていて、サラダやスープとして食されています。葉には強い利尿作用があり、根には肝機能を助ける働きがあります。

犬に与えられないハーブ

草の入った紙袋の匂いを嗅ぐ犬

  • ジャスミン
  • マリーゴールド
  • ユーカリ
  • よもぎ

ジャスミンはハーブだと、よくお茶で飲まれています。ジャスミンティーは身近でノンカフェインのハーブティーですが、犬が飲むと中毒を起すと言われていますので、与えないようにしましょう。またマリーゴールドもジャスミンと同じく毒性があり中毒を起すと言われています。

さわやかな香りで人気のユーカリは筋肉疲労の緩和などに効果的ですが、防腐剤の原料として使用される植物です。人間は大丈夫ですが犬にとっては毒性が強すぎます。

お餅やお饅頭によく使用されるよもぎ。ハーブに詳しくない方でも馴染みのある植物ですね。よもぎに含まれるシネオールと言う成分が、犬のアレルギー性皮膚炎の原因になると言われています。間違っても食べさせないようにして下さい。

まとめ

頭をなでられる犬

ハーブは正しく使用することが出来れば、副作用がなく効果が出てくれるので使用してみたい方も多いのではないでしょうか。

ただハーブは本当に種類が多く、愛犬の体調や体質によっては、まったく合わないハーブがあるのも事実です。使用してみたいハーブの特性をしっかりと学んでから使用しましょう。

自身がない時は専門家に相談するか、ペット用の市販のハーブを使用してみるのも良いかもしれません。

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