犬の「目」に起こるトラブル3つ

【獣医師監修】犬の「目」に起こるトラブル3つ

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愛犬の目に違和感が…。それは、犬種特有の病気?それとも、加齢によるもの?少しでも不安を和らげるために、まずは犬の目のトラブルについて理解を深めませんか?そこで今回は、犬の目に起こるトラブルをご紹介します。愛犬の異変にいち早く気付き、適切に対処しましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の「目」に起こるトラブル

目薬をさされている犬

犬の目の異変は比較的気付きやすいものですが、犬種によっては毛で隠れて発見が遅れる場合もあるかもしれません。
飼い主さんによる早期発見が、治療の幅を広げる手助けになるので、毎日しっかり愛犬の目の状態を確認しましょう。

今回ご紹介するのは、犬の目に起こるいくつかのトラブルについてです。
その都度、適切に対処できるように理解を深めましょう。

1.目ヤニが出る

黒い犬の目アップ

目をくしゅくしゅこする犬の仕草は愛らしいものですが、目ヤニが出ている場合は注意が必要です。もしかしたら、その目ヤニが目のトラブルの前兆かもしれません。

目ヤニが出ているときは、まず色を確認してください。
もし目ヤニが半透明もしくは茶色っぽいのなら、ホコリなどが原因で炎症を起こしていると考えられます。この場合は、とりあえず家で様子を見て、気になるなら病院へ連れて行きましょう。

直ちに治療すべきなのは、目ヤニの色が黄色いときです。
目ヤニの黄色は、膿かもしれないので、放置しているとさらにひどくなってしまう可能性があります。

2.目が白くなる

白内障の犬

犬の目が白濁して見えるときに疑うべき病気は、「白内障」です。
シニア世代の犬の瞳の奥が真っ白に見える場合は、老年性白内障を引き起こしていると考えられます。
犬も人間と同様、老化によって白内障を引き起こします。
白内障とは、ピントを合わせる水晶体が白く変性してしまって、光を通さなくなってしまう病気です。
症状の進行は点眼薬によって多少遅らせることもできるようですが、老化現象ということもあり、大きな期待はできないということです。

近年では技術が進み、人間の手術と同様に、人工レンズに替える手術も可能にはなってきているようです。
しかし、体力が弱っているシニア犬が手術に耐えられるのかという問題もあり、施術すべきかどうかは、獣医師でも意見が分かれるところです。
一般的には、犬は人間ほど視力に頼って生活しているわけではないため、内科治療にとどめる場合が多いようです。

もしも老化によるトラブルではなく、子犬の目が白く見える場合は、「先天性白内障」や「若年性白内障」が考えられます。これらは遺伝の可能性が高いといわれています。

3.目が充血する

充血した犬の目アップ

犬の目が充血し、まばたきの回数が増えたり、涙の量が多くなったりしている場合は、「結膜炎」が疑われます。
結膜炎の主な原因として考えられるのは、目に異物が入ったり、ウイルスや細菌に感染したりすることです。

結膜炎の場合は、点眼薬での治療に加え、目の周辺をほう酸水などで洗浄することで対処します。犬が目をこすってしまう場合は、症状が落ち着くまでエリザベスカラーをつけることになります。

結膜炎の原因のひとつとして、伸びた被毛が目に入って、炎症を引き起こしていることも考えられます。そうならないためにも、目の周辺はこまめにトリミングしてきれいにしておきましょう。

まとめ

笑顔でこちらを見つめる子犬

犬の目に起こるトラブルをご紹介しました。
犬は、人間ほど視力に頼って生活しているわけではありません。
しかし、それでも視力が衰えたら、生活が不便になることは間違いありません。
犬の明るい世界を守るには、飼い主さんの早期発見と早期治療がカギになります。

私たち人間であれば、目ヤニや目の充血が気になったときは、すぐに目薬をさすことができます。けれども、犬の場合はそうはいきません。
愛犬の目ヤニや目の充血を軽く考えず、気になる場合は、直ちに動物病院で診察を受けることをおすすめします。

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