ミニチュアピンシャーにはハイテンションな子が多い
ハイテンションになると、手がつけられなくなるような、ミニチュアピンシャーは意外と多いです。元気なことはいいことですが、飼い主さんでも手がつけられなくなるのは困りものですよね。そうは言っても、ミニチュアピンシャーの長所は、表裏一体のこのハイテンションであるのも事実です。
だからといって、飼い主さんが笑って許していると、だんだんと噛みぐせや要求吠え等の、問題行動にエスカレートしていくなんてこともあるので、注意が必要です。
さらに興奮している愛犬に、飼い主さん自身が大声で「だめ!ぜったい!」などと言ってしまいがち。
このようなワンちゃんの行動を止めようとする行為が、じつは応援されていると勘違いするワンちゃんが少なくないのも事実です。
そして、さらに問題行動がエスカレーションしていく・・・という悪循環に陥りがちです。
悪循環を断ち切るためにはコントロールが大切
そんな悪循環を断ち切るには、愛犬のテンションの「オン」と「オフ」をコントロールできるようになることが大切です。興奮しやすいワンちゃんは、徹底的に飽きるまで遊ぶことはせずに、テンションがマックスになる前に止めるのが重要です。これができれば飼い主さんの考え方次第で、愛犬のハイテンションをポジティブに捉えることもできるでしょう。
理想はこのように、ミニチュアピンシャーの個性を失わせずに、ハイテンションさえもコントロールして、クールダウンできるようになれるといいですね。それを成し遂げるには、ワンちゃんへの正しい対応が大切なのはもちろん、それとともに飼い主の根気も必要です。
あなたも愛犬のテンションスイッチをみつけて、上手にコントロールできるようにチャレンジしましょう。
散歩する前の愛犬のハイテンションは気をつけよう
ミニチュアピンシャーに最も多い事故は、実際のところ自宅の玄関を勢いよく飛び出して、事故にあってしまうような場合です。散歩に行けると喜んで、勢いよく玄関を飛び出して、自動車と接触事故を起こしてしまうことも少なくありません。
こうならないように、自宅の玄関先には犬専用ガードなどを立てておくことも有効です。そして、玄関から外に出るときには愛犬を落ち着かせて、「おすわり」でまたせて、ワンちゃんよりも飼い主さんがお外に出るように、習慣付けしておくといいでしょう。
犬同士の会話のカーミングシグナルを活用しよう
飼い主さんが、ワンちゃん同士の会話でもあるカーミングシグナルを実行して、愛犬を落ち着かせるやり方です。もしも、なかなか愛犬の興奮が収まらないようでしたら、周りの人たちにも協力をしてみることをおすすめします。
- 愛犬に背中を向ける
- 愛犬から顔を背ける
- 愛犬にゆっくりと近づくように動く
愛犬の興奮とこころをホールドスチールで鎮めよう
愛犬が暴れるときは、ワンちゃんの身体を後ろからしっかりと抱え込んで、急に暴れても決して離さないように確実にホールドします。成犬になってからいきなり実行しようとすると、拒絶する犬もいるので、小さい頃から習慣化しているのが理想です。
言うまでもありませんが、成犬になってから、自宅で少しずつでもトレーニングを実行すればできますので、是が非でも挑戦してみてください。愛犬の身体をしっかりとホールドして、離さないようにするのがポイントです。ワンちゃんとのスキンシップを、常日頃大切にしていれば難しいことではありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
愛犬を落ち着かせたいときは、飼い主さんが高い声を出さない、余計に動きすぎないことも大事です。飼い主さんが動きすぎれば、ワンちゃんの興奮を刺激してしまいます。とりあえず、飼い主さん自身がクールダウンして落ち着くことも必要かもしれません。