老犬の健康診断の重要性!腫瘍(がん)について

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老犬の健康診断の重要性!腫瘍(がん)について

実際に私が経験した腫瘍患者のお話をさせていただき、その対策の重要性をお伝えいたします。

ヨークシャーテリア

年をとったワンちゃんがかかる病気の一つに「腫瘍(がん)」があります。

がんは悪性の場合、寿命に影響しますので、非常にやっかいな病気なのですが、実はがんにかかった初期には、ほとんど症状が表れず、知らず知らずのうちに進行していきます。

そして症状が表れた頃にはもはや手遅れ、、、そんなケースも多々あります。

私がこれまで経験した、がんにまつわるエピソードをご紹介させていただき、がんの恐ろしさをお伝えし、さらにそのリスクをなるべく下げるための対策についてご紹介させていただきます。

ヨーキーのミヤちゃん

ヨーキー

ミヤちゃんは元気な9歳の女の子のヨーキー(ヨークシャーテリア)です。

当時はトリミングのためサロンへお預けしていました。

お預かりのときもいつもと変わらず元気だったため、飼い主様はなんの心配もなく預けたそうです。

しかしお預かりしてから1時間ほど経つと、なんだかミヤちゃんの様子がおかしく、さっきまで元気だったミヤちゃんが、ぐったりと急に動かなくなってしまいました。

明らかな異常を感じたトリマーさんが私の病院へ連絡をし、そのまま病院へ移動し診察させていただきました。

するとお腹の中で出血が起こっていたのです。

そのためお腹への多量出血のため貧血症状を起こし、ミヤちゃんは動けなくなってしまったのです。

そしてとにかく出血を止めないと危ない状況ですから、緊急手術を行ったのですが、その出血の原因は、脾臓の腫瘍が破れ、そこから出血したためでした。

実はミヤちゃん、毎年健康診断で、血液検査は受けていましたが、その他の検査は受けていませんでした。

そのため脾臓の腫瘍に気付かず、そのままどんどん大きくなり、破裂してしまったのです。

ミヤちゃんは緊急手術で一命を取り留めたのですが、残念ながらその脾臓の腫瘍は悪性だったため、その後1ヶ月後に転移が見つかり、現在は抗がん剤療法を行いながらがんばっています。

このミヤちゃんのケース、やはり脾臓の腫瘍はしばらくは何の臨床症状もなく、本人はぴんぴんしていましたが、突然腫瘍が破れ、大量にお腹の中へ出血したため、あやうく命を落とすところだったのです。

これはミヤちゃんが特殊なケースなのではなく、ほとんどの腫瘍は、末期になるまで症状を表しません。

ですので、日常生活の中ではほとんど気付かないのです。

健康診断

検査

とはいえ、やっぱりがんは恐ろしいので、なんとかしたいですよね。

そこで役立つのが定期的な健康診断です。

健康診断では血液検査だけでなく、最低でもレントゲン検査(胸部も腹部も)、超音波検査、尿検査、糞便検査も一緒に実施してあげてください。

多くは症状を表す前に腫瘍を発見し、よりベターな治療を立てることができます。

上記ミヤちゃんの場合であれば、サロンさんでぐったりする前までにお腹の超音波検査を実施していれば早期発見できたかもしれません。

お腹に出血がばらまかれる前により安全に摘出できたかもしれません。

がんの治療の第一歩は「早期発見」です。

ちょっとした自覚症状では、ほとんどの場合飼い主様もその症状に気付くことはありません。

そのため、少しでもワンちゃんが長生きするように、最低でも年に2回の健康診断は実施して上げてくださいね。

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  • 女性 シュナ

    愛犬の健康診断、やっておいたほうがいい、やらなければ、、とわかっていてもついつい後回しになってしまう飼い主さんもいると思います。といいつつ、私もそんな中の1人で、春の注射やワクチンの時期に合わせて病院でみてもらっているような状態です。今のわんこはまだ大きな病気はしたことはありませんが、以前飼っていたラブラドールは老犬のときに精巣の癌にかかりました。記事にありますように、発見は早期ではなく処置の洗濯は手術かそのまま命の終わりを見守るかの2つに1つでした。高齢犬でしたが、その他の体調はすこぶるよく、手術にも耐えれるだろうとのことで私達家族は手術にかけました。結果は成功、16歳まで長生きしてくれました。うちはいい結果が出て幸せでしたが、もちろん反対のケースもあると思います。すべてを理解した上で、飼い主様には愛犬の健康管理や通院をしてもらえると嬉しいです。
  • 40代 女性 momo

    健康診断に限らず、何か普段と違う様子が会った際に診てもらうというのは、非常に重要な事だと思います。犬種にもよるかもしれませんが、癌などが発見されるケースは非常に多く、我が家の愛犬も13歳でリンパ腫と診断されました。それまで、毎年定期的に健康診断をしていて異常はなかったのですが、13歳の夏ごろから脱毛が目立ち始めて、徐々に足の内側が発赤したり顔の鼻横が腫れてきたので動物病院で組織検査をしていただきました。そして検査の結果《皮膚型リンパ腫》であると判明しました。早期発見とまではいかなかったかもしれませんが、そこで治療を始めたおかげで、今現在なんとか8ヶ月が過ぎようとしています。無治療だと1~2か月の余命という病であることを考えると、思い切ってあの時に麻酔をして組織検査をして良かったと思います。少しでも気になる事があったら、「これぐらいで行くのはどうかな」などと躊躇せずにとりあえず相談されることをお勧めしたいです。愛犬を守れるのは飼い主だということを忘れずに日々触れ合ってほしいと思います。
  • 40代 女性 あお

    以前飼っていた一代目わんこは、ある日突然けいれん発作を起こしそれからわずか3日後に亡くなりました
    すぐに病院に連れて行きあらゆる処置を施していただき、その時は一命は取り留めたのですが、その時獣医師に言われたのが脳腫瘍という言葉でした、その病院にはMRIはなく他の病院を紹介され、少し体力が戻ったらMRIに行ってみようかと考えていた矢先にあっという間に旅立って行ってしまいました。
    それまで目立っておかしな様子もなく少し後ろ足がおぼつか無くなったかな?年のせいかな?そんな感覚しかありませんでした、もっと早くに気が付いて適切な検査を受け治療してたらと当時はとても後悔しました
    わんこのガン、腫瘍はとても見つけるのが困難で見つけにくいと亡くなった時先生に言われました
    定期的な検診はやはりとても大切だと亡くなった子が教えてくれているように思い、二代目わんこには半年に一回の検診を受けさせています。
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