保護犬との生活を始める時の心得6つ

保護犬との生活を始める時の心得6つ

保護犬の多くは過去に辛い思い出を持っています。保護犬を家族に迎える事はとても大変ですが、それ以上に沢山の幸せを与えてくれます。今回は保護犬を迎える際の心得を6つご紹介します。

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保護犬を迎える大変さ

柵から外を見ている犬

新しく犬を家族に迎えようと思って保護犬の里親になると決めるのはとても良い事だと思います。私の愛犬も7年程前は保護犬でした。保護犬一匹一匹皆違う経験をしてきて、様々な心の傷をもっていますので、ペットショップで犬を迎えた場合よりも、世話がとても大変だという事を初めに理解しておきましょう。

酷い過去を経験してきた犬は常に怯えたり、なにかがきっかけで急に周りが見えなくなって、ビクビク怯えながら狭くて暗い場所へと必死に逃げようとする事もあります。病弱すぎて捨てられた後に保護された犬や、噛み癖が酷くて見捨てられた犬など様々な犬がいます。

私の愛犬は家族として迎えてから、7年経った今でも急に怯えてハァハァ息遣いが荒くなったりしています。そのくらい保護犬の心の傷は深く、癒してあげるのには時間がかかるという事を前もって知っておいてください。

保護犬と生活をする時の心得6つ

楽しそうに走る犬

1.保護犬の過去を出来るだけ詳しく知っておく

保護犬を迎える前に出来るだけ、保護犬の過去を教えてもらったりして知っておきましょう。前もってどういった辛い過去があるのか、なぜ保護犬になったのかを知っておくことで家に迎えた時に対処しやすくなります。
また、保護主に保護している間の犬の過ごし方やしぐさなども詳しく教えてもらったり、アドバイスがあれば聞いておくとずいぶんと役に立ちますよ。

2.少しずつ信頼関係を築いていく

保護犬を迎えるうえで大切なのはゆっくりと信頼関係を築いていく事です。ただでさえ不安な犬が急に新しい環境で知らない人達と一緒に生活をする事になるのです。犬の立場になって考えると不安でいっぱいになる事と思います。

初めはあまり接しすぎない様にして、落ち着いてくるのを待ってあげましょう。急いで仲良くなろうと思って無理に近づきすぎると犬は警戒心を持ったり、自分を守ろうとして噛みつく場合もあります。
落ち着いて飼い主の事が気になると犬から近づいてきますので、その時は優しく接してあげると良いと思いますよ。

3.1人で安心して居られる場所を用意しておく

保護犬が家に来る前に、専用の居場所を作っておいてあげましょう。ケージを用意して、少し布などを被せるだけで充分です。
スペースに余裕があれば別の場所にドーム型のベッドや、ベッドマットなどを置いてあげるのもおススメです。
初めて訪れた家なのにすでに自分の居場所を用意してくれている。と思わせる事が出来れば、とても不安が和らぐと思いませんか?ですので、初めから居場所を用意して「ここがあなたの家だよ」と知らせてあげましょう。

また、どうしても辛い過去を思い出してしまう時があると思います。人間も一人になって落ち着きたい。と思う時がありますよね?犬もそういう時がありますので、落ち着ける場所を用意するという意味でも居場所を作ってあげましょう。

4.臆病な犬が多いので叩いたり怒らないように接する

保護犬の中には叩かれたり、ずっと怒鳴られたりしていた経験があって臆病になっている犬も多くいます。顔の前に手を差し伸べただけで、怯えながら目をつぶり頭を下げて痛みに耐えようとしている犬は、今まで叩かれてきた経験をもっている可能性が高いです。

とても怯えやすくなってしまっているので、叩いたり怒鳴ったりしないのはもちろんの事、日頃の振る舞い方一つ一つに気を付けてあげましょう。

5.躾は褒めながら教える

叱る時に叩いたり大声を出す人がいますが、保護犬の場合は特にそういった躾の方法はやめた方が良いです。パニックになってしまったり信頼関係が崩れたりします。褒めながら教える方法で躾をする様にしてあげてください。

6.病弱な犬は毎日の健康に気を付ける

以前少し衰弱していた保護犬を引き取ることになった事があるのですが、迎える日が決まった次の日に保護犬が亡くなってしまったという経験があります。体調が落ち着いていても次の日にいきなり悪化してしまう事がありますので、病弱な保護犬の里親になる場合は毎日の体調管理をしっかり出来る事が条件となります。

まとめ

おもちゃで遊ぶ犬

保護犬を家族に迎えるという事はとても大変な事です。しかし、少しずつ心を開いてくれる度に感動したり、とても嬉しくなり迎えてあげて良かった!と思えます。お互いにかけがえのない家族だと思える様になれる事を願っています。

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