犬が悲しい表情をする時の心理とは？
どことなく伏し目がちだったり、伏せた状態でそっぽを向きながらため息をついていたり、はたまた口を半開きにした状態で唖然とした表情をしていたり…。飼い主から見て悲しいと感じる表情は様々ですが、このような表情にはどのような心理が隠されているのでしょうか。
1.「構って欲しい」
大好きな飼い主さんが側にいるのに、なかなか構ってもらえないという時、愛犬がジッと飼い主さんの方を見つめながら少し悲しそうな表情をする事があります。
しつけの仕方や性格によってもアプローチ方法がありますが、何度か前足でチョンチョンと飼い主をつつき、「構って欲しい」とアピールした後、構ってもらえなかったため、遠くから悲しそうな表情でこちらを見ているということもあります。
しかし、飼い主さんとの上下関係が強く築かれている場合には、「構って欲しいけれど邪魔しちゃいけない」という思いから、アプローチをせずに遠くから悲しそうな表情で見ていることもあります。
2.何か悪い事をしてしまった
どことなく目尻が下がり気味で、その目線に飼い主さんが気付き愛犬の方を見ると、どこか悲しそうな表情でふいっと視線を逸らしてしまう、ということはありませんか？
このような場合、悲しいという心理ではなく、何か悪い事をしてしまったという罪悪感や後ろめたさからこのような表情・態度をとっている可能性が非常に高いです。
飼い主さんが気づいていないうちに何かをイタズラしてしまったり、あるいはいつもはできているのに失敗してしまった（トイレなど）など、「悪い事をしてしまった」という意識が働くことをしでかしている恐れがありますよ。
3.「もしかして怒ってる？」
特に何も心当たりがないのに、遠くの方から悲しそうな表情でこちらをジッと見つめてきているということはありませんか？しばらく見つめ合ったと思ったら、スッと視線を逸らしてしまったり、上目遣いになってしまったり…。
これは飼い主の行動や態度から、愛犬が「飼い主さんが不機嫌だ」「もしかしたら何か怒っているのかも」と勘違いしている可能性があります。
もちろん勘違いではなく、飼い主さんが本当に機嫌が悪い可能性もありますが、愛犬が原因で怒っているのでない場合は、しっかり「怒ってないよ～」とあなたに対して不機嫌なわけではないということを理解させてあげましょう。
4.何か不安を感じている
どこか悲しそうな表情をしながら近付いてくる場合、あるいはぴったりと横から離れないという場合には、何かしら不安を抱えている可能性があります。
例えば、外で工事の音がするため少し恐怖を感じていたり、何か体に違和感を感じており不安を募らせているなどの可能性が考えられるでしょう。
まずはその場の環境に愛犬が不安に思うような原因があるかどうかを確認しましょう。もしもまったく心当たりが見つからないのであれば、気分が悪い、お腹が痛いなどの体調不良を訴えているのかもしれません。
5.期待していたとおりの展開ではなかった
愛犬にとって期待していたとおりの展開ではなかった場合、がっかりしたという意味で悲しい表情になってしまっていることがあります。これは人間でも同じようなことがあるので、気持ちがわかりますよね！
例えば、飼い主さんが外出の準備をしているから「散歩かも？」と期待したら、少し買い物に行くだけで散歩ではなかったというような状況です。楽しみにしていた分、ガッカリしてしまっているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の悲しい表情には、悲しいという感情以外にも「不安」や「罪悪感」「がっかり」といった多くの心理が含まれています。その場の状況やその他の仕草などから愛犬の心理を読み解きましょう。
