犬の意識がなくなる原因と適切な対処法

【獣医師監修】犬の意識がなくなる原因と適切な対処法

お気に入りに追加

犬も人間と同じように様々な症状を発症することがありますが、その中には意識を失うという症状を発症する子もいます。なぜ犬の意識がなくなってしまうのか、その原因と起こった際の適切な対処法をご紹介していきます。

3420view

SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の意識が無くなる原因

ラグマットの上で眠る犬

もしも愛犬の意識が突然なくなってしまったら、と考えると非常に怖いですよね。初めてのことに動揺してしまう飼い主さんも多いでしょう。まずはなぜ犬の意識が無くなるのか、その主な原因を見ていきましょう。

てんかん

突然愛犬の意識が無くなってしまうという状態が起きた際、まず考えられる病気に「てんかん」が挙げられます。人間も発症する病気ですが、これは犬にも起こり得ます。大まかに言うと、てんかんは脳の神経細胞に関係した病気ということです。

てんかんの症状として、意識が無くなる、痙攣する、失禁するといった状態が主な症状としてあげられます。中には意識を失い、泡を吹く子もいます。基本的には数十秒~2分ほどで症状が治まることがほとんどです。

多くのてんかんは体を硬直させる、がたがた震える、失禁するなど軽度な症状が見られますが、稀に痙攣が何度も連続して起こったり、痙攣が止まらないなど重症化した症状を起こす犬もおり、早急に対処しなければ障害が残ってしまったり、中には死に至ることもあります。軽度の症状が起こった時点で獣医さんに診てもらうようにしましょう。

過度な興奮から失神

愛犬と遊ぶ際、愛犬が非常に喜んでいる、楽しそうにしていると感じると飼い主としては嬉しく感じる人もいるでしょう。そのほとんどが問題ないのですが、中にはその興奮が過度な状態に達してしまうことにより、失神=意識が無くなってしまうことがあります。

興奮状態が過度なレベルまで上がってしまう状況に、運動中や遊んでいる最中の興奮が挙げられます。しかし、この場合は重度な失神状態に陥らないことがほとんどです。

多くの場合がふらふらとした目まいの状態に陥ったり、不自然に横になり休むといった状態になります。しかしこの症状でも危険が潜んでいる可能性があるため、一度病院で相談しておきましょう。

心臓に関わる病気の可能性

また心臓に関わる病気が関係している可能性があります。主な心臓病に拡張型心筋症という病気が挙げられます。これは心筋部分が正常に動かなくなってしまう病気を指しており、この初期症状に失神(意識が無くなる)症状が現れます。

そのまま放置してしまうと呼吸困難などの重症に陥ってしまう可能性もあり、最悪の場合、突然死が起こり得ることもあります。

犬の意識が無くなった場合の適切な対処法

獣医さんに頭を撫でられる犬

ここまで犬の意識が無くなる原因について、病気や原因を挙げながらご紹介して参りました。もしも犬の意識が無くなってしまった場合、早急に病院へ連れて行く必要がありますが、それまでの間、どのような対処法をとる必要があるのでしょうか。

まずは病院へ電話

電話を掛ける

まず最初に行いたい行動として、動物病院に電話をしましょう。まず、かかりつけの動物病院に連絡をし症状の説明をして指示を仰ぎましょう。

電話をする前に訪れ、治療が困難な場合には転院になる可能性がありますが、万が一の場合に対応できるように準備しておきましょう。

また、夜間の場合はかかりつけの動物病院が開いていないことが多いです。その場合には、夜間救急動物病院に電話をしましょう。普段から最も近い夜間に開いている動物病院を調べておくと良いでしょう。

体に水を軽く掛けるなどして体温維持

水を手で受ける

痙攣をおこしながら意識が無くなった状態が長く続いてしまうと、犬の体温が上昇してしまうことがあります。もしも体を触った時に少しでも熱いと感じた場合には、水で湿らせたタオルなどをお腹部分など体にかけることで体温上昇を抑えることができます。

水をかける場所は、上記で示したようにお腹や脇の下、足の間などに優しくかけてあげてください。顔にかかってしまうと誤って飲み込んでしまい窒息に繋がる恐れもあるため、顔に近い部分はかからないよう注意しましょう。

また、この対処法はあくまでも体温上昇を防ぐ目的です。意識が無くなるという症状を戻す方法ではありませんので、早急に病院へ連れて行きましょう。

まとめ

タッチする犬と飼い主

このように犬の意識が無くなった場合、病気が関係していることが多く、病気が原因でない興奮状態であっても体の機能が弱まっていることが考えられます。早急に病院へ連れて行き、検査や診察をしてもらいましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事をシェアする
LINExわんちゃんホンポ(友達に追加する)
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。