調査結果
- 1. 総合傷病ランキング(犬猫別、年齢不問)では、「皮膚病」「下痢」が犬猫ともに上位3位以内にランクイン。
- 2. 手術ランキング(犬猫総合)は、「腫瘍」が1位にランクイン。
- 3. 年齢別総合傷病ランキングは、0歳の場合、犬猫ともに「下痢」が1位。7歳以上の場合は、犬猫ともに「腫瘍」が2位。
1. 総合傷病ランキング(犬猫別、年齢不問)では、「皮膚病」「下痢」が犬・猫ともに上位3位以内にランクイン
犬・猫ともに「皮膚炎」「下痢」が上位3位以内で共通しています(それぞれ犬1位・猫3位、犬3位・猫1位)。一方で犬・猫の違いとしては、犬の場合、特に子犬に多い骨折や膝蓋骨脱臼がランクイン(それぞれ7位、10位)しているのに対して、猫の場合は、膀胱炎や腎不全等泌尿器系の疾患がランクイン(それぞれ2位、4位)しました。
また、ともに5位にランクインしている「異物誤飲」は手術を伴う場合もあり、数十万円となるケースもあります。ただし、こちらの傷病は予防することも可能です。犬・猫の届くところには危険なものを置かない、キッチン前に柵を設けて食べてはいけないものから遠ざける、安全なおもちゃで噛みたい欲求を満たしてあげるなどで対策できるので、是非、ご活用ください。
2. 手術ランキング(犬猫総合)は、「腫瘍」が1位にランクイン。
手術を伴った傷病に限って集計をしたところ、「腫瘍」が1位となりました。2位には年齢問わず犬・猫によく見られる「歯周病」が、3位には食欲旺盛な子に特に注意が必要な「異物誤飲」が続きました。なお、2位の「歯周病」や4位の「膝蓋骨脱臼」はペット保険会社によっては補償対象外の場合もあるため、注意が必要です。
また、8位の「椎間板ヘルニア」は胴が長いミニチュア・ダックスフンドやコーギー等の犬種がなりやすいため、犬種によって罹患率が変わってきます。
3. 年齢別総合傷病ランキングは、0歳の場合、犬・猫ともに「下痢」が1位。7歳以上の場合は、犬・猫ともに「腫瘍」が2位。
子犬・子猫(0歳)ともに「下痢」が1位となりました。また、7歳以上の場合は、「腫瘍」が犬・猫ともに2位となり、人間と同様、がんのリスクが高まることが分かりました。一方、種別ごとでは、ワンちゃんの場合、子犬(0歳)に特徴的な傷病は「骨折」であるのに対して、高齢犬(7歳以上)は「歯周病」や「僧帽弁閉鎖不全症」(心臓に関する傷病)が見られました。逆にネコちゃんの場合、子猫(0歳)に特徴的な傷病は「結膜炎」「外耳炎」「猫カゼ」であるのに対して、成猫(1歳~6歳)は「尿石症」、高齢猫(7歳以上)は「腎不全」や「腫瘍」、「糖尿病」が見られました。
今回の調査では種別・年齢等によってかかりやすい傷病が異なることが、判明しました。
傷病によっては、定期的な健康診断等によって早期発見に繋がる場合があります。日頃の健康管理はもちろんのこと、フード等にも気を配り、ペットとの生活を楽しめると良いですね。
アイペットのペット保険の見積もり・資料請求・申込は、こちらから↓