「要らないからあげるよ」 愛犬との出逢いと里親になって想うこと

「要らないからあげるよ」 愛犬との出逢いと里親になって想うこと

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現在、私が飼っているのは猫と犬ですがどちらも里親としての出会いでした。個人的に里親活動をしている私が見たもの、感じた事を今回は述べていきます。

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愛犬との出会い

見上げる犬

初めて愛犬と出会ったのは、お友達の家でした。人懐こくしっぽを振りながら誰にでも撫でて撫でてと来る大人しい子、というのが第一印象でした。しかし「可愛いね。人懐こくて大人しくてお利口ね」と言うと、

「うーん。そうかな、要らないから欲しいならあげるよ」

と、衝撃的な発言をしたのです。ビックリし過ぎて言葉を失いました。

「動物は好きじゃない、この子はしつこくて甘えん坊だからうざったい」

と言って笑っていたのが印象的でした。

決意

最初に気付いた事は、酷い匂いと毛が抜けてあちこちハゲている事でした。話を聞くと、病院は行ってない、ストレスか子供が嫌いだからでしょ、と言うのでこれはここで飼っていても幸せになれないと思い、引き取る事を決意しました。

私は主人と相談し広く大きい先住猫も居たので多頭飼育可能な所へ急いで引越しを決め、そしてその間も様子を見に行き徐々に準備を進め引越してすぐ引き取る事が出来ました。

新しい暮らし

黄昏ている犬

ご飯

驚く事に、前の家では置き餌で時間は決まっておらず、ほとんど散歩も行っていなかったそうです。ですので最初は環境を変えず慣れて貰い、徐々にご飯の時間を決め外に出るようにしていきました。

置き餌だったので、ご飯をバクバク食べる事やご飯に対しての執着心などは全く無く、最初はチョビチョビしか食べませんでした。ですので、「いつでも食べられるという習慣」を直すことに結構苦労しました。

散歩

引っ越し先は空気の綺麗な田舎で、閑静な住宅街にだったこともあり、近くには公園がたくさんありました。ですので、まずは近所の小さな公園から散歩をスタートにしました。

最初はしっぽを下げ怖がっていましたが、こちらも毎日コツコツ散歩に行き、今では大きな公園やドッグランにまで行けるようになりました。散歩が毎回楽しみなようです。

病気

最初に気付いた皮膚病は、やはり病気でした。ストレスももちろんあったとは思いますが、ハゲてしまうまで放置するのは悪質極まりないと思っています。現在も治療中で少し良くなっていますが、長い付き合いになるとの事です。

耳の中は全てかさぶたになり、素人の私では掃除出来ない程ひどい有様でしたので、病院での定期的な耳掃除を行っています。

不安

この子を見ていて気付く事が多々あります。私達の姿が見えなくなると探し回る仕草、そしてふと見せる不安げな表情…傷付いた心はまだ癒えていません。

可愛がられず。時には蹴られもし、そして大好きな散歩も連れて行ってもらえなかった。そんな環境から私の勝手な判断で可哀想だと決めつけ、連れてきてしまった。

もしかするとこの子はそう感じていなかったかもしれないと考えて迷いが生じる事もあります。ですが幸せにしたい、今より幸せにしてあげられると思ったあの時の感情を糧に今も戦っています。

今、出来る事

玄関に犬

伝える

生活や環境は慣れ、今はわんちゃんとして健康に生きていけるようサポート出来ていますが、心はまだ傷付いています。この子に私が出来る事は、「愛情」や「安心感」、そして「信頼」を伝えていくということです。目に見えないものをただひたすら伝えていく努力をしていかなければいけません。

この子は生きている

わんちゃんは物ではありません。要らない、可愛くないなど自分勝手な都合で手放してはいけません。感情があるこの子は現在、傷付いています。見ていて胸が苦しくなります。誰かが拾ってくれる誰かが可愛がってくれる、そんな人任せで無責任な考えは捨てて下さい。どうか”命”を軽く見ないで下さい。

終わりに

見つめる犬

今回まだ来て間もないこの子の話を書く事にとても悩みましたが、今現在のリアルな事を見て欲しく書かせてもらいました。里親は誰でもなれますが、簡単ではないという事が伝わり責任を持って里親に名乗り出てくれる方がもっとたくさん増えればと願っています。

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